エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

千代の富士(九重親方)

2020-06-11 08:26:15 | 旅行・地域
4年前(2016年)の7月31日「千代の富士」(九重親方)が亡くなったと聞いた時、一瞬 交通事故を連想しました。 ガンで死んだと知り、またまた驚きました。 前年の7月「還暦土俵入り」で 若々しい肉体を披露しながら、その時点で膵臓ガンの手術をしていたとは 寝耳に水でした。 北の湖(享年62歳)に続き、北海道のヒーローいや日本のヒーローが、また一人ガンで逝ってしまいました。 それも 61歳の死ですから、訃報に触れた我々は強い衝撃を受けました!
 
◎「還暦土俵入り」太刀持ち「白鵬」露払い「日馬富士」


 「千代の富士」は 強かった! 北海道の松前郡福島町で 漁師の子として生まれた「秋元 貢」は、子供の頃からスポーツ万能だったと聞いています。 同郷の元横綱「千代の山」の目に留まり、中学生の時 相撲部屋に誘ったそうです。 本人は、相撲に関心がなかったが「飛行機で東京観光に連れて行ってやる」と言われ「成り行きで角界に入った」と回想しています。 勿論 本心は、相撲で出世したいと“闘志”に燃えていた筈です。 十両時代から頭角を現し、有望な道産子力士として期待されていました。 しかし 体格に恵まれず、“怪力”ゆえのケガ(脱臼)で 休場が目立って多かった。 そんな時、福島町に里帰りした「千代の富士」を、ローカルテレビで観かけた事があります。 古びた浴衣・すり減った下駄で、インタビューを受けていました。 力士として、余りにも“みすぼらしい”姿でした。 しかし、受け答えする彼のは不思議と輝いていました。 テレビを観ながら、「“千代の富士”は何れビックになる」と感じたのは、私だけではなかったと思います。 その後の活躍は、あれこれ説明する必要などありません。 昭和最後のヒーローでした!


 
鋼の様な肉体が、初期ガンで逝った」、こんな理不尽はありません! 寿命と言うのでしょうか? 運命と言うのでしょうか? 果たして、千代の富士(九重親方)の死亡診断書は、「初期ガンによる突然死」と書かれていたのでしょうか? 鉄人が、まるで別人の様に! そんな馬鹿な !

千代の富士(九重親方)は、定期健康診断で初期の膵臓ガンが見つかったのです。 「初期ガンですので、手術で患部を切除すると健康を取り戻せます」と、担当医から言われたと思います。 医者を信じ、手術に同意した筈です。 そして、1年後に亡くなった! たった1年で 早期ガンが、末期ガンに悪化する道理はありません!

  

相撲界のスーパースターと言えば、実力と人気を備えた大横綱です。 テレビ初期に活躍した横綱「大鵬」が、第一人者だと思います。 「大鵬」以上に輝くのが、横綱「千代の富士」だと確信しています。 勿論 現役の横綱「白鵬」は、数々の記録を塗り替えた実力者なのは、間違いありません。 もしも三者が、全盛期に対戦したとすれば、何方が一番強いのか? 相撲ファンとして、想像が湧きます!  

2年前 “桜見物”で松前町を訪れた際、福島町“相撲記念館”で 郷土の英雄「千代の富士」の華々しい勇姿を再確認し、心から冥福をお祈りいたしました。 横綱「大鵬」から始まった“相撲王国・北海道”は「北の湖」&「千代の富士」の死で終焉したのか? 寂しい気持ちで、会館を後にしました!      

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