そわかんぼちゃん日記

佛の子・そわかんぼの成長記録と佛道修行にいそしむ父(慈龍)・悪妻道邁進中の母(麦の花)の日々の覚え書きです。

久志へ

2006年07月01日 | おでかけ・おまいり
あきこさんのお誘いで、坊津町久志に出来たばかりの素敵なペンションまでドライブしてきた。
天気予報では雨だったけれど、あきこさんも私と同じく晴れ女らしい。大イベント?にはお日様を呼ぶのだ(笑)
さて、坊津までは我が家から車で30分ちょっと。
九十九折りの山道を抜け、坂を下ると、目の前にはリアス式海岸に囲まれた紺碧の海が広がる!
海岸沿いの道を走っていくと、左手の岬の手前あたりに、あきこさんが赤い屋根を発見した。
そこまで見えているのに道を間違え、迷いながらもなんとか到着。
小さな船着き場と浜を見下ろす小高い丘に建てられた、アメリカ映画に出てきそうな白壁のお家。そこが「salt&pepper」さん。
車を降りると、ご主人たちが娘のように可愛がっておられるというジンジャーちゃんが出迎えてくれて、そわかんぼは「わんわん、わんわん」と、大喜び。
ここは幹線道路に出るまでしばらくかかるロケーションなので、ロンを連れてくれば思い切り遊べたかも・・・、とちょっとロンにすまなく思う。
ご主人と奥様に誘われ、室内にお邪魔すると、外観以上に素敵に設えられたお部屋が!ご主人が造られるという木工品や額装(大草原の小さな家ファンのオットは、インガルス一家の額に感激!)、色とりどりの貝殻、きっとこだわってセレクトされたに違いない家具たちが、「私たち、もう百年以上ここにいるんですのよ」と言わんばかりの静かな落ち着きをたたえている。落ち着いているけれど、明るい。
裏の畑もご夫婦が竹林だったのを開墾されたということだけれど、とても草ぼうぼうだったとは想像できないくらい、美しい段々畑になっている。お洒落な畑、というものを雑誌やテレビ以外見たのは初めてだ(^^;)
南薩にもこんな素敵なところがあるなんて、と感激しながらミント水をいただき、二階のお部屋とキッチンを拝見させていただいてから、前の浜へ。
あきこさん、ジンジャーちゃん、オット、そわかんぼは私より一足早く波と戯れてはしゃいでいる。そわかんぼは何度もしりもちを付いて、もう潮まみれくんになっていたので、水道をお借りしてお着替えした。
ふと、浜のほうに視線をやると、不思議な形の雲・・・ラピュタに出てくるようなが動いている。4人でしばし、雄大な景色に見入る。吹いてくる風も、海で冷やされた足裏をほどよく暖めてくれるコンクリートの熱も気持ちよい。
お泊まりをする訳じゃないのに、リゾート地に旅行に来たかのようなワクワク・溌剌した気分。
お昼をいただき、そわかんぼと二階で遊んだり、バルコニーでお歌を歌ったりしながら(あきこさんとオットは、階下でご主人たちと話に花を咲かせていた)、あっという間に帰りの時間。
こちらのペンションは、もともとお店として開業したわけではなく、ご夫婦が終の棲家として建てられたところ、遊びに来たお友達が宿として開業することを求められて今に至るという素晴らしい経緯がある。
実はご主人は足を怪我されていたのだけれど、それにもかかわらず私たちを手厚くおもてなし下さり、ご主人がそんな状態であれば、奥様も畑仕事やらなにやらでお忙しいはずなのに、嫌な顔ひとつせず、温かく迎え入れて下さった。
田舎暮らしは楽しい、田舎暮らしは面倒。
それらの両面を引き受けて田舎暮らしを満喫されておられるお二人の在り方。
私も、いずれはうちの寺を佐藤初女さんの「森のイスキア」のように、癒しの場所に出来れば・・・と思っているけれど、今はまだ自分たちのことやお寺の事業でいっぱいいっぱい。お二人のような余裕がなければ、人をくつろがせる“場”にはならないよなあ~、と改めて感じた次第であった。

あきこさんのお誘いのお陰で、久しぶりに我が家もリフレッシュできた一日でした。
あきこさん、ソルトアンドペッパーのご主人と奥様、楽しい時間をありがとうございました。
今度は絶対、ロンロンも連れてこなくちゃ♪あと、水着もね


海辺のペンション「ソルトアンドペッパー」は、鹿児島県南さつま市坊津町久志にあります。営業日が決まっていますので、詳しくは0993-68-0188にお電話されて下さい。