月に一回の七事式の稽古です。
「平花月」は基本ですので、当分の間毎回稽古します。
「貴人清次濃茶付花月」で全員が濃茶をいただきます。
先月初めて稽古した、「員茶」を役割を交代して行います。
茶花不足の中、秋らしい風情に入りました。
花 秋桜・桜蓼・矢筈薄
花入 末広籠
終わった後に、不如帰と紫式部を加えました。
名残の花の雰囲気です。
残った花は捨てずにトイレに。
稲穂に雀
黄瀬戸の吹き寄せ茶碗です。
平花月は、花が交代する度に茶碗を別のものに替えます。
貴人清次濃茶付花月の点前座ですが、柄杓と蓋置は五行棚の地板点前に引くのが正解です。
風炉が大きすぎたため、置き場所が無いと通常の中置のように水指の前に引いてしまいました。
お次の薄茶茶碗もその都度別の茶碗に替えます。
黄瀬戸の羊絵茶碗で、20年前に還暦の記念に求めた干支茶碗です。
拝見物が帰ると、主客総礼をして八畳にもどります。
濃茶と薄茶三服を堪能しました。
菓子は、「柳家の栗羊羹・落花生饅頭・コーヒー糖落花生」と千葉の銘菓を用意しました。
員茶には「ふのやき」です。
七事式の稽古では、歩き方や所作が常より早くなりがちです。
常の稽古通りに、落ち着いた動きを心がけましょう。