ハロー、まゆです。
本日は5月9日。
NPO日本呼吸器障害者情報センターが制定して、
五(こ)九(きゅう)で「こきゅう」の語呂合せから
「呼吸の日」だとか!
呼吸すること、それは生きること!...といっても過言ではありません。
深く呼吸をすることは身体にも心にも良いことです。
例えばため息。
「ため息をすると幸せが逃げちゃうわよ!」 とも言われますが、案外悪いことでもないんですよ。
緊張したり、思い詰めたりすると、ついつい呼吸が浅くなってしまいます。
脳にいく酸素が不足、集中力が低くなってかえってミスが増えてしまったり悪循環...。
ため息すると、たくさん息を吐いて自然と深く吸えるようになります。
不安なときやイライラしたときは、我慢せず「はあ...」と吐き出しちゃってもいいと思います。
この『呼吸』。表現をするときにも大切なものだったりします。
例えば、「ワッハッハ〜!」と笑うとき、「ぐぬぬぬ...」と怒ってるとき、
「シクシク」泣いてるとき、それぞれ呼吸の仕方が変わりませんか?
楽しくってお腹を抱えて笑ったとき、だんだん片腹痛くなったりしますが、
喉が痛くなることはあまり無いですよね。
これは、お腹の筋肉(腹筋群、横隔膜などのインナーマッスル)をたくさん使っているので
普段あまりトレーニングなどをしていない人は痛くなりやすいんです。
でも、この筋肉たちの支えによって声帯へ負担をかけずに
肺の深いところから自然な呼吸にのせて発声される
だから喉の痛みが少ないんです。これはいわゆる腹式呼吸です。
一方、グスグス泣いているとき。肩が上がって上下するような動きになりませんか?
息苦しいと思います。泣き腫らしたあと声が枯れたりしますよね。
これは先ほどのお腹の筋肉はあまり使わず、肺の浅い部分だけで吸う少ない吸気量に対して
泣いて吐き出している呼気量が多く、喉や呼吸器に負担がかかっているんです。
こちらは胸式呼吸と言われます。
このように、そのときの感情によって呼吸とは変わるものです。
パントマイムでも呼吸のコントロールについて、よく江ノ上先生がおっしゃいます。
演じるときに「今どんな感情か、ではその感情のときどんな呼吸になるか」
その感情の息づかいになれば、その感情にあった体つきになり、動きが生まれるのだと。
感情表現のためばかりではありません。呼吸は感情を落ちつかせる効果もあります。
気持ちが不安定な時は、呼吸も不安定になります。
そんなときにゆっくり心を調整するように呼吸をすると、ちょっと落ち着いたりします。
実は昨年、私自身がコロナ禍で不安になったり落ち込んだりしながらも、
どんどんやってくるやらなきゃいけないことや、それに負けてはいけないという、
焦りの気持ち、心配やプレッシャーから、呼吸がものすごく浅くなってしまいました。
頭では「頑張らなきゃ」と思っていても、心が落ち込んでネガティブになってしまったり、
とうとう身体がいうことを聞いてくれなくなってしまった時期がありました。
そのまま体調を崩してしまうことも度々...
そんなときに、部屋でいい香りのお香を焚いて深呼吸しながらゆったりストレッチをして過ごしました。
インターネットやSNS のネガティブな情報をできるだけ目に入れないようにして。
スマホやPCに向き合っている時間も呼吸が止まったり、浅くなりがちなんです。
おかげで少しづつ、身体も心も元気になっていきました。
世の中もコロナへの対策が整いつつあって、以前の状態に戻ったこともありますよね。
ずっと制限制限ばかりだった生活から、今度は少しづつ解除、解禁されていく。
もちろん喜ばしいことですが、急に忙しくなったりすると体調やメンタルを崩しやすくなります。
皆さまも、呼吸をコントロールしながら心穏やかに過ごしていきましょう。
まゆ