皆様、こんばんは~(^-^)/
今夜は、ディズニーにしては(!?)シビアな展開が
繰り広げられる、ファンタジー
『テラビシアにかける橋』をご紹介します。
私がこのDVDをレンタルしてきたのは・・・
『X-ファイル』のドゲットことロバ・パトが
出ているから♪
ロバ・パト(ロバート・パトリック)といえば~
『ターミネーター2』の液体金属T-1000が
出世作品ですが・・・・
今夜の作品では、とっても貧乏で
働きづめに働いて5人の子供を育てている父親役。
「ターミネーター2」の若くてピチピチ♪なT-1000や
デキル男「X-ファイル」のドゲットも良いけれど
渋くなって男くさい今夜のロバ・パトもGOOD!!でした。
2007年 アメリカ 本編95分
監督:ガボア・クスポ
脚本:ジェフ・ストックウェル、デヴィッド・パターソン
原作:キャサリン・パターソン(偕成社刊発刊)
音楽:アーロン・ジグマン
出演
ジェス・アーロンズ:ジョシュ・ハッチャーソン
(『ポーラ・エクスプレス』『ザスーラ』他)
レスリー・バーク:アンナソフィア・ロブ
(『チャーリーとチョコレート工場』
『ローレン』『ジャンパー』他)
ジャック・アーロンズ:ロバート・パトリック
(海外ドラマ『X-ファイル』シリーズ
『ターミネーター2』『素顔のままで』
『コップランド』『パラサイト』『D-TOX』
『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』
『父親たちの星条旗』 他)
-あらすじ-
国際アンデルセン賞を受賞したキャサリン・パターソンの
同名ベストセラー児童小説を映画化。
いじめられっ子の少年と風変わりな少女が空想の王国
テラビシアを作り上げ、友情を育んでいく姿を描く。
監督はアニメ界出身のガボア・クスポ。
田舎の町の貧しい家庭に育った小学5年生の少年ジェス。
学校ではいじめられ、女ばかりの家の中でも疎外感を抱き、
孤独な日々を過ごしていた。
そんなある日、彼は隣の家に引っ越してきたばかりの
風変わりな転校生の少女レスリーと出会う。
裕福な家庭の一人娘で自由奔放な彼女とジェシーは
何もかも対照的だったが、次第に仲良くなっていく。
やがてふたりは小川を越えた森の中に分け入り、
そこでふたりだけの空想上の王国“テラビシア”をつくり上げ、
王と王女として君臨して冒険に満ちた楽しい時を
過ごすようになるのだったが…。
(all cinema 解説より引用)
『テラビシアにかける橋』 公式サイト
『テラビシアにかける橋』 本国公式サイト
コレより先ネタバレありますので
スクロールにはお気をつけください。
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学校では同級生や上級生にイジメられ、自宅にいるときは
「家の仕事をしろ」と父親と母親、そして強い姉たちから
責められ、自分の殻に閉じこもり気味な小5のジェス。
ある日、彼のクラスにレスリーという少女が転校して来ました。
彼女は、ジェスのイラストの上手さに、そしてジェスは
男顔負けの速い足となんでもポジティブに物事を考える
レスリーに惹かれていきます。
レスリーはジェスのお隣に越してきたこともあり
2人は毎日、同じバスで帰宅していましたが
あるとき、ジェスがレスリーにつれられてやってきたのは
まだ彼が足を踏み入れたことが無い森。
彼らはそこで空想の世界を作り上げ
その森に広がる世界に“テラビシア王国”と名前を付けます。
空想の王国の世界で毎日過ごすジェフは、段々と
“勇気”と“ヤル気”を手に入れます。
ある朝、ジェフは以前からあこがれていた音楽の先生からの
誘いで、初めて美術館へ・・・。
ところが彼が自宅に戻ると信じられないニュースが待っていました。
レスリーが、事故死!
突然の死を受け入れられないジェフ。
彼を気遣う同級生や周囲の大人たち・・・彼らもまたレスリーの
死を悲しんでいましたが、ジェフはそんな彼らのなぐさめの
言葉に耳を貸そうとせず、以前よりもっと殻に閉じこもる
ようになってしまいます。
彼を悲しみの底から助け出してくれたのは、いつも
口うるさい父でした。
ジェフは、レスリーを忘れようとはせず、彼女の思い出を
大切にすることを誓い、立ち直ります。
ジェフ君の家は、超ー貧乏。
両親とも共働きですが、暮らしはなかなか楽にならず
子供達のおもちゃや、食べ物さえ切り詰めている毎日。
唯一の楽しみは書きためたイラストのみ。
レスリーは、両親が小説家という裕福な家庭の女の子。
ジェフや年長者さえ一目置く、前向きな性格と
ちょっぴり空想好きなギャップが魅力的。
ディズニーだし・・・ファンタジーなんだから
きっと、いつもの少年の成長物語?って思ってみてたんですが
それだけではありませんでした。
いじめる者といじめられる者との、子供同士のなかの関係や
大好きな人間の突然の死と、それをどう受け入れなければ
ならないのか?という、子供向きではないテーマが
盛り込まれていました。
レスリーが亡くなってから、ジェフはどんどん落ち込んで行きます。
(ちょっと、オカシクなってるんじゃ?と思う
発言もあったりして、かなり重苦しい場面。)
そんな彼に同情し声をかけてくる大人たち・・・
普通ならこの様な場面だと、力強いアドバイスとか
頭からジェフを甘えさせるような行動とか、
弱さを見せず、彼を立ち直らせようとしますが
この作品では少々違いました。
言葉では語らず、いつもの様にいじめられていたジェフに
助け舟をだす上級生。
いつも厳しく生徒たちを躾けていた先生は、自分の悲しい過去と
「ムリに強くならなくてもいい。
忘れられないならそれでいいのよ」と
悲しみを忘れることで埋めることはできないとアドバイス。
ディズニーらしくない・・・と感じたのは私だけでしょうか?
確かに、ディズニーお得意のファンタジーな映像も出て参ります。
空想の世界の住人たちと、世界は美しく描かれていました。
でも、ファンタジーに重点をおいているというより
もっと人間臭い部分にテーマをおいている・・・
そこがこの作品の良いところではなかろうか?と思えました。
お姫様がでる美しい王国の御伽話でも
主人公が冒険をして目的を達成する
(宝探しとか、大切なものの救出。)というのでも
無く、ネガティブなジェフとポジティブなレスリーとの
ギャップ(温度差ともいう)や
ジェフとレスリーの友情と彼らの周囲の人間の
“弱さ”等、リアルさが目立っていたように思います。
ちょっと味の違うファンタジー・・・微妙にオススメ♪です。
今夜は、ディズニーにしては人間臭さが上手く出ていた
「テラビシアにかける橋」をUPしました。
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