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存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonder / OUT THERE

2025-04-04 20:33:08 | 上原ひろみ

Hiromi’s Sonicwonder名義の2作目
2025,4,4発売

ルー・ビーチによる描き下ろしイラストレーションのジャケット
アマゾンではオレンジの方の上原ひろみさんのメガジャケが付属。

上原ひろみ:piano & keyboards
アドリアン・フェロー:bass
ジーン・コイ:drums
アダム・オファリル:trumpet, w/pedals
ミシェル・ウィリス:vocals on 3
★2024年8月13日~17日、ニューヨーク、パワー・ステーション・アット・バークリーNYCにて録音

前作の「Sonicwonderland」は上原ひろみが求めるバンドを作っていくために集まってできた作品だった。
最初に脚本があって役者を探したのが前作だとすると、役者のために脚本を書いたのが今作。

1 XYZ
「ライブの1曲目に演奏する」ということを考えて作った曲。
2003年のデビュー作『アナザー・マインド』の1曲目でもある「XYZ」のSonicwonderヴァージョン
ピアノの高速でノリノリの演奏のみならず、バンド演奏は
疾走感があるのと、何と言ってもアダムのトランペットが、このバンドで行くぞーって投げかけて来る

2 Yes! Ramen!!
上原さんのライヴでの記録を見ている人には、色んな場所でラーメンを食べている写真があがっているので違和感はないだろう。
矢野顕子とのコラボでも、アッコさんも「ラーメン食べたい」という歌があるように、二人の音楽にラーメンは違和感がない。
上原ひろみという人は、職人さんが作るものが好きなんだと思うとアッコさんが言ってたことがありました。
上原さんは「ラーメンは、私にとってインスピレーションを受け取ることができる食べもの」とも言っている。
バンドメンバーもラーメンが好きで、日本では毎日食べているらしい。

曲的にはコミカルな要素があって、アジアンテイストなニュアンスもある。
中国風味もちょっとあったり。
ノードが入ったり
坂本龍一の「天外魔境」っぽい要素があったり

バンド演奏は悦に入っていく
引き込まれる
ライヴで聴きたい!

3 ペンデュラム feat.ミシェル・ウィリス
1月24日より先行配信されたシンガー・ソングライターのミシェル・ウィリスをフィーチャーしたヴォーカル入りの曲
上原ひろみの作詞・作曲で、もともとはソロ・ピアノ曲だったけど、アッコさんとやる時に、歌詞を書いたから歌って欲しいと頼んで、
矢野顕子とのコラボ・アルバム『Step Into Paradise』で発表された。
今回は英語歌詞にリライト。自分で考えたイメージの英語の意訳をミシェルに送って、彼女に書いてもらったネイティヴなフレーズに。

途中からバンド演奏が重なって


OUT THERE 4曲の組曲
「一歩踏み出したら、何か見えてくるかもよ」というカジュアルな感じがする言葉。
生きているうえで大事にしている“Curious(好奇心)”を象徴している。
「何か面白そう」って興味や好奇心で動くってすごくいいな と思って入るとのこと。

長尺の曲で誰も時間の経つのも忘れて聴き入って欲しい。
アルバムで30分ほどあるので、実際のライヴでは倍近くになっちゃうかもしれないなと思った。

4 OUT THERE:テイキン・オフ
期待感が高まっていくピアノ
ベースにトランペットが絡んできてドラムス
海の上でゆったりと波に揺られているよう

抑えた音で演奏
自由自在な解放感がある
バンドの演奏がライヴに行ったことがある人なら目に浮かぶだろう。


5 OUT THERE:ストローリン
ファンキーでゆったりとしたグルーヴ
休符が効いている
アダムの魅力的なトランペットとピアノとの掛け合いはベースとドラムの暖かいパイに包まれている料理のようだ。

この組曲に流れるフレーズ
音的にもキュッとまとまっていて心地よい♪

6 OUT THERE:オリオン
鳥肌が立つ演奏
というのは
ゆったりとしたミディアム・テンポな演奏ながら、所々のフレーズが心を刺激する。
圧巻の演奏に集中して聴いている間に鳥肌が立った。

7 OUT THERE:ザ・クエスト
はやる気持ち
複雑なリズム
期待感が膨れ上がる

第1章、第2章、第3章、そして積みあがって来て第4章


8 ペンデュラム
3曲目のピアノ・ソロ


9 バルーン・ポップ
ポップでカラフルな曲
最初のフレーズが浮かんで
誰もが楽しく口ずさむフレーズに。

可愛らしく始まるシンセの
そのフレーズに
ピアノ、ベース、ドラムスが絡んで
トランペット

バンドが一つになって盛り上げる

ソロ、掛け合いの演奏、テーマとなる演奏、シンセちょこっと

病みつきになるフレーズだなぁ~


初回限定盤DVD

・ ソニックワンダーランド (2024 ブルーノート東京)

・ レミニセンス (2023 東京国際フォーラム ホールA)


日本盤CD購入者対象で、
アルバム発売記念イベント(5月に都内某所で開催予定)への招待や、
「上原ひろみ直筆サイン入りポスター」が当たる応募抽選キャンペーン


そして

改めてなんだけど

上原ひろみ
佐野元春
坂本龍一

知りたい、楽しみたい、挑戦したい
共通項のように感じる。
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