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存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

羊文学 / ざわめき

2025-01-02 00:11:57 | album h

続けて羊文学を聴いています

2020年2月5日 発売 羊文学の4TH EP


1  人間だった

エレクトリック・ギター、ドラムス、ベース
ヴォーカル、スポークンワーズ

環境問題は日常に共存していて人間の奢りや無知や諦観が混ざっているようでもある
塩塚モエカは日常で不意に疑問に思ったことを曲にしただけ ということらしい。

きこえるかい 命の声が

街灯の街並み 燃える原子炉
どこにいてもつながれる心
東京の天気は晴れ、晴れ、雨
操作されている
デザインされた都市
デザインされる子供

ぼくたちはかつて人間だったのに
いつからか忘れてしまった

神さまじゃない

2  サイレン
エレクトリック・ギターの反響する深い音とベース

ウーフッフッフー

途中から高い声から低い声まで織り交ぜながら変化するヴォーカル

サイレンが鳴り始めて、鳴り終わるまでに 君から離れてさよなら しないといけない

3  夕凪
1分15秒ほどのイントロ

エレクトリック・ギター

ドラムス、ベース、コーラス

ファルセットも交えて

なんにもないような明日を待っているだけの
あなたがいるような今が幸せ


4  祈り
塩塚モエカはインタビューで
「辛いことがいろいろ重なって、朝まで一晩中、廊下で泣いていたことがあったんです。そのことを思い出しながら書いた曲です。その時、、善人でも悪人でもみんなに泣く権利はあるんだなって思ったんですよ。辛いと思った時に我慢して、それで壊れていっちゃう人もいるけど、みんな泣いて良いんだなって」
「バンド・サウンドの影響もあるんですけど、この曲を書いた時、〈音楽でやっていけるのかな?〉って悩んでいたんですよ。だから、歌詞の最後は〈夢を見ていた〉っていう過去形で終わっているんですけど、歌っているとその時の気持ちが甦ってくるんですよね」

エレクトリック・ギター
ドラムス、ベース

夜の中で君が~

高音で歌う始まりが心地よい

やはり演奏に耳がいくバンドの演奏

5  恋なんて
疾走感がある演奏とヴォーカル

一人称は僕

恋なんて下らないことで傷つくもんなんだ
と歌うメロディーライン

早口で歌うようなパート
ファルセットで歌う部分

コーラス

恋なんて
で突然終わる

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羊文学 / 若者たちへ

2024-12-30 09:44:51 | album h

 

続けて羊文学を聴いています。
このジャケットを発売当時見ていたんですけれど、当時は、あんまりピーンと来てなくて、GOTCHが紹介していたのは、いつだったのか忘れてしまったけれど・・・
「ざわめき」より前の作品ですね。
歌詞カードは冊子で読みやすいです。

2018,7,25発売 インディーズ時代のファースト・アルバム

1.    エンディング
第一人称は僕
君と終わりにしたい

シューゲイザーという感じかな
(90年代初頭に巻き起こったシューゲイザーとは、ジーザス・アンド・メリー・チェインを源流とするムーヴメントのこと
 〈Shoe=靴+Gazer=見る人〉をいう意味、下を向きながら轟音ギターを掻き鳴らすUKロックの一部分の総称。)


2.    天国
そっちはどう?
調子はどう?

ヴォーカルとともに始まる

電話の呼び鈴
四つ打ちのスティックの音に
ギターの演奏
声のサンプリング

3.    絵日記
ドラムス
ギターのフレーズにベース

ポップに
アイスクリーム溶ける

後半の歌い方の変貌にドキッとした
魅力的なバンドだ

4.    夏のよう
バラード
一人称は僕

同じ世界に住んでいるんだけど、羊文学が作る別の世界を見ている感じがする

口笛も入って

5.    ドラマ
青春時代が終われば 私たち生きている意味なんてないわ

アップテンポに演奏する中、淡々と歌う

トゥルルルー

6.    RED
エレクトリックギター、ドラムス、ベース
イントロの演奏だけで、このままインストで良いなと思う。

ヴォーカルが始まると、歌の世界
一人称は僕
愛について 向き合って息苦しくなっている歌

エレクトリック・ギターのドローンっぽい長めの音の演奏
ロングトーンのヴォーカル

滔々と歌う6:03くらいの長さ

7.    Step
イントロのエレクトリック・ギターのメロディーと音を思わずリピート

小刻みにテンポよくドラムスとベース
アンニュイな塩塚モエカのヴォーカルがポップで魅力的

わたしまだ 壊れたままでいたい

それでも
笑ってゆけるようになるだろう


8.    コーリング
エレクトリック・ギターのイントロ
ドラムスとベースが入って来て 46秒

ヴォーカル
一人称は僕

君のことはもう忘れるって決めた
行く
大人になっていく僕ら

9.    涙の行方
エレクトリック・ギターのカッティング

いつまで一人で生きて行けるか
出会いは別れの始まり

全ての事は私の歴史になっていく
私は私でもうすぐ誰かの歴史になっていく

それでもいつか あなたの笑顔になっていけ

その人しか救わないような風が吹いている感じがする

10.    若者たち
ドラムス、切り込んで来るエレクトリック・ギター
スクロールしながらベースとともに シンバルが鳴り続けている中
不意にギターの素朴な音になり
51秒のイントロ

一人称は僕
君がいれば全部諦める

痛みなど掻き消すくらいに
途方もない愛で
僕ら、夜を越えよう

あの人の語る 政治、思想、概念が曖昧でよくわからないまま
僕らは適当に相槌を打って忘れます

歌うくらいは余裕があったらなあ

ドローンっぽく鳴らすギターもあり
不安や期待や戸惑いの中でも
若者の青い感じを上手く表現している

11.    天気予報
エレクトリック・ギターのイントロ

ポップ

予報が外れることもある
憧れた未来予想がドキドキする未来を未来を運ぶか
いつか来る時代に憧れた彼らの火をワクワクするような未来で繋ぐかい?

12 

 

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羊文学 / きらめき

2024-12-28 09:27:52 | album h

続けて羊文学を聴いています

2019,7,3発売 羊文学EP 3RD


1  あたらしいわたし
エレクトリック・ギターの心地よい3連符の真ん中がないリズムでのカッティング
ドラムスとベースが入って

曖昧な朝が来て


化粧品CMのコンペに曲を出すために 女の子を肯定する内容の
「女の子っぽい曲」として一度ボツにした曲を作り直したとのこと。

あたらしいあなたになるとき
鏡越しの本当の自分を見る

2  ロマンス
ロックン・ロールのノリで心地よい演奏リズムを身体で取りたくなる

シューゲイザーの部分があったり

「女の子はいつだって無敵だよ」
塩塚モエカ自身が自分を励ましたいという心境がベースにあるらしい。

男でも女でも「この人いいな」と思うと、ネットとかですっごく調べちゃうんですよ。そこから主人公の女の子が、もともと好きだった人をネットストーキングして頭がおかしくなっていくという、本当はそういう曲なんですけど(笑)。それをいかにポップにやるかというところに、自分なりのおもしろさを感じています。 

というインタビューを読んで、さらっと聴いた時とは違う面白さを感じる

3  ソーダ水
ゆったりしたテンポで
ドラムス
エレクトリックギターのフレーズ
ベースが寄り添って

ストップモーション
と歌うところの一瞬のストップモーションになるのが良いインパクト

コーラスが炭酸の泡が浮いて行くように

悲しみが遠くから足音を立てず
やってくるなんて予想もしなかったよ

4  ミルク
ジャジャッ と鳴らすフレーズ
四つ打ちをミニマルに繰り返す中で
ヴォーカル

第一人称は僕
ミルクをこぼして 元通りにはならないけれど それでいい
意味のない毎日を積み重ねるだけで 悔しいけど幸せ
全部偽物だったということ だけど幸せだったということ

5  優しさについて
エリオット・スミスの「Waltz #2」にインスパイアされた曲

エレクトリックギターのフレーズ
ふわっとしたヴォーカル

おやすみ

 

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羊文学 / オレンジチョコレートハウスまでの道のり

2024-12-27 13:52:13 | album h

続けて羊文学を聴いています

2018,2,7発売 2ND EP

タイトルについてのインタビュー
に塩塚モエカ

これは、イメージの話なんですけど、ここじゃなくていいところに逃げ出したいとか、現実逃避したい感じの曲というか。ちょっと異国感がある曲が入ったなと思うんです。で、『オレンジチョコレートハウス』っていうのは、幻の場所で実在しないけど、すごくいい匂いとか甘い匂いとか、素敵な場所のイメージで、永遠にたどり着けないんだけど、そこまでの途中にいるっていうイメージですかね。

人生の喜怒哀楽に寄り添う音楽は誰かに寄り添うことがあると思う。

1  ハイウェイ
『東京オアシス』って映画の最初のシーンの印象がベースになっている。

ギター、ベース
ドラムス

声が若いヴォーカル

スピードのせいにしたり、現実から
逃げても結局は傷つくばかりで

2  ブレーメン
速いテンポで演奏
アウトロのギター 良い感じ♪

音楽をならして 一番高いところまで行こう
どうせいつになっても 自由なんかに なれやしない

3  涙の行方
ピチカートなギター

いつまで 一人で生きていけるか

ベースの音が立っている

4  マフラー
少しぼわっとしたヴォーカルの響き

ベースのリズムとともに広がる

ファルセット
地声の強さ

 

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羊文学 / トンネルを抜けたら

2024-12-27 09:48:53 | album h

途中で飽きてしまうかもしれませんが、羊文学を聴いていきたいと思います。

ファーストEP「トンネルを抜けたら」
2017,10,4発売

ジャケットは塩塚モエカ 本人で 出身校である 中高一貫の女子校 女子学院の制服(校章は消している)を着ている。
裏ジャケットには三人が引きの映像で映っている。
アートワークは高橋祐里奈

1  雨
ギター
ベース
ドラムス

フッフ

雨が降っている
君のことを あれこれ思う

あめ あめ~

2  春
ギターの弦の音色が一音一音響く

ベースとドラムスとギターで激しく
休符 ワルツ

バイバイ

大学生になる前の春に作った曲で、高校時代の友人がとても嫌いだったという内容。


3  うねり
演奏とともに歌

僕は余計なことで頭がぐるぐるしている

4  踊らない
歌詞を演奏に上手く載せて表現しているなと思う。
君の可愛さに惹かれつつ
君の存在を愛せない


僕が教えたステップで君は誰かと踊る
君は可愛い とても可愛い
僕ではとても愛せない


5  Blue.2
ギターの弦の音色が響く
歌詞が耳に入ってくる。本人のインタビュー記事を読むと

部活帰りの中学生が2人で線路に飛び降りたっていうニュースを見て、そのときの気持ちを想像したり、
自分が中学生だったときのことを考えながら書きました。とのこと。
ビョークの「Hyperballad」をイメージしてる音の響きもあるとのこと。


6  Step
エレクトリック・ギターの弦の音色
ドラムス、ベースでグルーヴに厚みが出て
インスト・バンドとしても良いかなって思って入る。

どこかほっておけない歌声
Yuckが好きな塩塚モエカのニュアンスが出ている演奏

諦めがネガティヴではなく、ポジティヴな解釈で前進していく
歌詞に沿ったコーラス

ゆりか が加入する前のベーシストが抜ける頃に書いた曲とのこと。
福田ひろ と ゆりか が加入して 塩塚モエカは大人になったと自覚し始めたらしい。

もやもやしていたものや、迷っている要素があったトンネル時代を抜けたアルバムでもあるんだろうな。

 

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