真実を求めて Go Go

今まで、宇宙についての話題を中心に展開してきましたが、今後は科学全般及び精神世界や歴史についても書き込んでいきます。

双対実空間とは?

2015年05月03日 | リザムの宇宙

 前回のブログ更新から間が開いてしまいました。4月から5月にかけては気温が急に上昇しましたので、農作業が中心となってしまい、ブログの更新も思うように進んでいません。しかも間隔が広くなると思考の回路が途切れがちになってしまいます。

 
 さて、前回は、実軸上に写されたホログラムによって、我々人類は地平面や空間(極小領域を含む)を光として捉えることで真実の時空間を認識しようとしているということを伝えて来ました。しかし、ホログラムとして描き出された世界は「見る」ということで3次元的に思考で処理しているために「光速」の概念からは脱出する事は不可能な状態に陥っています。

 今回は、もう一度「上・下の実軸平面」と「中央の実軸平面」の2種類の実軸に焦点を当ててみましょう。

 下の図を見てください。左図の上下の十字型をしている実軸平面は、右図の+側平面と-側平面になります。そして、左図の正方形の中心部平面が右図の実軸平面です。

マカバと相対実空間
図:マカバと双対実空間

 今まで我々人類は、上の図で示されている「青色球体」あるいは、マカバ(左図)中心にある正八面体上部のピラミッド型部分に視点を置いていました。そのため、下部の領域には考察が行き届いていません。
 以前、ここのブログで「八つに分断された複素球体とは?(2015/02/19)」で紹介しました「次元の動画」を引用することで、人類がこの世界の現象をホログラムとしてどのように捉えているかを示していました。もう一度この動画をじっくり眺めてみてください。

 現在の我々がホログラムに対して認識している過程が確認できたものとして、上の右図に戻ります。我々の3次元空間を「次元の動画」にあるような空間として見る場合には、青色球体の下側(±実軸平面)と上側の実軸平面(+・-∞平面)の二つの実軸に囲まれた空間を中心として考えていきます。

 右図の上下の球体(赤色・青色)から「次元の動画」に登場する空間に移行するには、どのような操作をすると良いのでしょうか。それには、右図の実軸平面を中心にして、赤色球を青色球の領域に重ね合わせることです。すると、「次元の動画」に出てくる3次元球体が出来上がることになります(この動画には上側の平面は存在しません)。

 さて、ここまでの操作で解ったことは、右図の青色側の領域と赤色側の領域が鏡のようになっていて、二つに分かれているはずなのに一つの現象としてしか認識出来ないということです。
 しかも。今度は、二つの実軸平面の「+側平面・-側平面」・「+∞側平面・-∞側平面」がそれぞれ単一の平面になってしまいます。それに加えて、球面上の点(P・Q、S・T)や平面上の点(C・D、+R・-R)も同一の位置に置き換わってきます。そして、特異点である+∞(A)と-∞(B)やゼロポイント(±O)さえも解らなくなってきます(視点を上と下のどちらの特異点からみるのか?)。

 今回は「青色の領域と赤色の領域の双対的な関係」として考えてきました。そかも、我々はこのような鏡像関係に在ることには気付かずに、単一な3次元空間としてのホログラムとして捉えています。
 そして、上下の実軸平面に光速として写された平面(ブレーン)を現実の現象として同等なものとして観察しようとしています。そのため、物質としての運動エネルギー(E=1/2 mv^2)と光速としてのエネルギー式(E=mc^2)に係数が1/2と1の違いが生じています。
 この違いとは、今回の記事での中心的な話題となっている「青色の領域と赤色の領域の双対的な関係」が関与しているのかもしれません。

 今回は、ここまでとします。


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