真実を求めて Go Go

今まで、宇宙についての話題を中心に展開してきましたが、今後は科学全般及び精神世界や歴史についても書き込んでいきます。

「我々の世界と同じ世界が鏡の中の世界として存在している」

2015年06月27日 | リザムの宇宙

 前回のブログ記事に以下の様なコメントをいただきました(文系の30歳代の方です)。

ニュートリノについての記述であり、しかも光速とも関係しているため、ここのブログではまだ説明していませんでしたので、この場をかりて、ニュートリノと時空構造について述べさせて戴きます

***
 はじめまして、突然失礼致します。いつも楽しく拝見しています。 

 貴殿のブログの内容を詳しく理解することが出来ませんが気になるサイトがありましたので連絡させていただきます。 
http://www.link-21.com/space/ 
(新宇宙概論:橋本さん) 

 ニュートリノが光速を越えるということが確かにそうだと思います。橋本さんのサイトでは、恐らくニュートリノを、"継ぎ手としての光子"素粒子としているように思うのですが、こちらも数学が私の理解力では理解できないので、もしよろしければこのサイトもお暇なときにお読みください。 

突然のことで大変失礼しました。私は橋本さんとは全く面識はありませんのでご了承下さい。これからも貴殿のブログの更新を楽しみにさせていただきます。
***


 ポポさん、「新宇宙概論のブログ」を紹介して戴き、有り難うございます。

 前回、ここで載せていました図「実軸空間(青側が正、赤側が負)」において、ニュートリノがこの図とどのように関係しているかについてお伝えします(下の図の上右側と同じ)。
 ニュートリノが、「リザムの宇宙」でどんな働きをしているのかといいますと、3次元の物質空間(図中の青球)といいますか、物質の質量を持った素粒子(陽子・中性子・電子)に対して回転を司っている存在がニュートリノの役目となっています。そして、その回転こそが4次元としての役割を担っています。しかし、現代物理学の時空概念では回転という操作には欠かすことの出来ない「時間」という概念を4次元に設定しています(ミンコフスキーの4次元時空)。
 このために「過去・未来」そして「今」が発生し、光円錐を考え出すことで「時間」という因果律を創ってしまいました。

 先ほどの図「実軸空間(青側が正、赤側が負)」では青球・赤球は同じ方向に回転しています。しかし、今度は「青側が正、赤側が負」の図を中心から折りたたんで青球と赤球を重ねることで解るのですが、この青球と赤球の回転はお互いに反対方向に回っています。
 この事から類推すると、青球側のニュートリノの速度が最新の観測機器での測定で光速以下でしか観測されないとすると、赤球側のニュートリノは光速よりも速いということになります。

 青球を中心とした空間(光速以下の世界)は下の図では、上部の図形「正の実空間(上)」として表され、上左図の青色領域の世界が凝縮した黒丸の空間となっています。一方、赤球を中心とした空間(光速以上の世界)は下部の図形「負の実空間(下)」として表されます。

 この図を見ていると、すでに気付かれているとは思いますが、我々の認識している空間が黄色の領域(②と③)での出来事なのか、青色の領域(ⅠとⅣ)での出来事なのかの区別が全く出来ないということなのです。
 同様に、「光速以下の世界」と「光速以上の世界」の判断すら出来ないのです。ただ言えることは、「我々の世界と同じ世界が鏡の中の世界として存在している」ということです。

正・負の実空間
図:「正の実空間(上)」と「負の実空間(下)」の双体性


 今回はニュートリノと時空の関係になってしまいましたが、私もこの事について解説することを忘れていましたので、「ポポさんのコメント」を読んで忘れ物を思い出すことが出来ました。
 ポポさん、本当に有り難うございます。

「回転(時空間)」から「振動(物質界)」へ

2015年06月16日 | リザムの宇宙

 現在、我々が4次元時空構造と思っている空間と時間の概念は、このカテゴリで長期間に亘って述べてきました。そして、「リザムの実宇宙図」が「複素空間の回転」によって創造されたことを語ってきました。


 今回からは、この時空間で創造された物質と生命が「振動」とどのように関係するかについて述べていく予定です。

 以前このブログで
ラムサ 「創造と進化」その1
の中で以下のような内容を書いています。

***
 はじめにまず、思考がそれ自体について思索し、広がっていったときにどうなったか。それは思考の本質のなかでも「光」と呼ばれるものになったのだ。「光」が最初に創造されたのは、思考が行なわれ広がっていくとき、その波動は必ずある周波数、「光を発する周波数」のレベルまで下げられるという理由からだ。つまり、思索され、拡張された思考が降りていく最初の形態が「光」なのである。あなたの血筋は、この「光の誕生」のときまでさかのぼる。なぜなら、最初に思索の対象となった想念から生まれた「光の分子」が、それぞれが「ひとりの人間」となり、「神」となり、「息子」となったからだ。こうして、創造の誕生のとき、すべては「光の存在」と呼ばれるものになったのだった。
***

 この文章を下の図を使って説明します(青い球体の側)。
実空間 三次元球
図:実軸空間(青側が正、赤側が負)

 上で紹介したラムサの「創造と進化」の項では、思考こそがすべて在るものの基盤であり、「創造主」であると述べており、「はじめ」は、すべては「思考の無限」であった。
 そして、この無限性を「父なる神」と呼ぶ。あなたが神と呼ぶものは、限界のないもっと広い考え方で言うと、思考のことである。それはすべての生命の起因、基盤となるものである。
 いま在るもの、これまで存在してきたもの、これから存在するもの、それらはすべて思考、つまり神の精神である知性から派生してきたものなのである。

 この様にラムサは断言しています。

 では、この「思考の無限」とは上の図のどこと関係しているのでしょうか。

 前回の記述で、A点を∞、O点を1/∞と書いていましたが、「思考の無限」とはこの図のA・Oの2点に相当するようです。しかも、この二つの点は「特異点」になっていますから、この場所が「創造主」の存在場所ともいえます。

 今度は、最初に*印で囲んだ箇所をもう一度眺めてください。

 はじめに、思考がそれ自体について思索し、広がっていったときにどうなったか。それは思考の本質のなかでも「光」と呼ばれるものになったのだ。

 このことを、図と比較すると、A点から出発した思考はP点(3次元時空間)に遭遇して実軸平面上にR点(ホログラム)として顕れてきます。そして、この思考の本質を我々は「光」として認識していることになります(O点からの出発も同様です)。
 この[光」を物質として捉えるために「波動」の調整が必要になってくるようです。このことは

 「光」が最初に創造されたのは、思考が行なわれ広がっていくとき、その波動は必ずある周波数、「光を発する周波数」のレベルまで下げられるという理由からだ。つまり、思索され、拡張された思考が降りていく最初の形態が「光」なのである。

 つまり、人類が物質として認識するためには、その波動は必ずある周波数「光を発する周波数」のレベルまで下げられる(物質)必要が生じてきます。その手段としての5感を備えた生命がこの惑星上(時空間)に誕生しなければならないのです。
 そして、その結果として人類が誕生したのかも知れません。それが、以下の記述です。

 あなたの血筋は、この「光の誕生」のときまでさかのぼる。なぜなら、最初に思索の対象となった想念から生まれた「光の分子」が、それぞれが「ひとりの人間」となり、「神」となり、「息子」となったからだ。こうして、創造の誕生のとき、すべては「光の存在」と呼ばれるものになったのだった。


 今回から、やっと「物質」あるいは「生命」について語れるようになってきました。このラムサの記事を書いたのが去年の8月ですから、あれから10ヶ月程が過ぎてしまいました。しかし、ここまで来るにはどうしても「時間・空間」という概念を「無く」してはたどり着けないと思い、その思考から生まれ出てきたものが「リザムの等式」であり、また時空間の概念図が「リザムの実空間」でもありました。
 また、この実空間と双対の時空間の関係が必然的に生まれてきました。それが「リザムの虚空間」になっています。

「リザムの実宇宙図」から「特異点の向こう側」を観る

2015年06月13日 | リザムの宇宙

 前回の図1で、反転した青球は「リザムの実宇宙図」の青領域の「Ⅰ」と黄領域の「③」が対応しています。そして、反転した赤球は青領域の「Ⅳ」と黄領域の「②」に対応していることがわかります。

 このことをもう一度整理し直してみます。すると、前回の図1とは少し違った状況になっていることに気付きます。

 下の図は、前回の図2と図3を「リザムの実宇宙図」に対応させてみました。

正・負の実空間
図:「正の実空間(上)」と「負の実空間(下)」の双体性

 前回は青球と赤球の上下を反転させたのですが、回転を含めた全てが逆転していましたが、0点の在る実軸平面や「+∞・-∞」の在る実軸平面はそのままの状態でした。
 ところが、上の図を眺めてみると「リザムの実宇宙図」のⅠ領域のA点は③領域のA点へと0点に対称な位置へと移動しています。同様にⅣ領域のB点は②領域のB点に移動しています。
 ただし、この図ではA点とB点を直接繋いでいますが、「リザムの実宇宙図」のA・B点の位置の奥には虚軸が伸びています(隠されています)。

 今回の図で解ったことは、0点を「1/∞」とすることで、

  0点の実軸平面と「+∞・-∞」の実軸平面が入れ替わる(反転)

 すなはち「∞と1/∞」の実軸平面も反転することが見えてきました。
 
 現代の物理学では、プランク定数より小さな空間領域やブラックホールの内部領域といった「特異点の向こう側」についての研究は今でもほんの少ししか理解出来ていません。しかし、「リザムの実宇宙図」から得られる情報では、「特異点の向こう側(隠された宇宙)」の世界が見えてくる可能性があります。

 今回、上の図中で、青球・赤球が双対になった図は、中心の±1/∞実軸及び上下の±∞実軸に写されたホログラムを顕す図です。しかし、この二つの反転した図は「リザムの実宇宙図」においては、実軸上の+1/2と-1/2座標上で直交した虚軸が関係していることがわかります。
 3次元的なZ軸方向の0点や±∞点という特異点の向こう側には「リザムの実宇宙図」の虚軸が隠されていることにも気付かされます。

 この「隠された宇宙」とは、我々の世界ではどのように解釈すると良いのでしょうか?


 今回で、「リザムの実宇宙図」から派生した「時空構造」に関する記述は終了することになりますが、「リザムの虚宇宙図」との関連性がまだハッキリとは掴めていません。
この「時空構造」を追求するために最初に気付いたことが「回転」であったのです。しかし、この回転が「時間」というものを生み出していることが判明しました。

 次回からは、「回転」とは異なる「振動」について書き進んでいくことにします。

「正の実空間」と「負の実空間」そして11次元空間

2015年06月12日 | リザムの宇宙

 前回の図(今回:図3)--「リザムの実宇宙図」から実空間へ--で説明をするのを忘れていました。図中のA,O,Bの直線上に「+iと-iの虚軸が新しく誕生します」と説明していましたが、この図は実空間になっているために宇宙全体では虚軸になっているはずの軸に実空間的には三次元としてのZ軸(上下空間)が創造された様になっています。

 つまり、虚軸が実軸平面上と、「+・-」∞平面上に隠された状態になっています。云い方を替えると、赤球・青球の「+側・-側」実軸空間の繋ぎ目である実軸平面内に虚軸が圧縮された状態とも言えます。同様に、「+・-」∞実軸平面内にも圧縮されています。
 ここで、我々の宇宙を青球側(+)の実軸空間としてしか認識していないと仮定すると、空間は実軸の+側としてしか認識できませんから、物理的には+x・+y・+zの三次元となります(数学的には1/2の位置を0点として左側を-、右側を+にしています)。すると虚軸は+i・+j・+k,-i・-j・-kのようにプラスとマイナスが実軸平面上に余剰次元として隠されていることになります。

 次元としては実軸三次元と六次元の余剰次元(虚軸)となり、合わせて九次元になります。そして、このブログでは回転を時間に替わる次元として定義していますから、「時計回りの回転」と「反時計回りの回転」の二次元が追加されることになります。すると、トータルで11次元になります(超ひも理論から発展したM理論では11次元です)。

 今まで、ここのブログでは物理関連や宇宙関連のカテゴリの記事を多く載せていますが、最近では「リザムの宇宙」に関するカテゴリの内容が中心になっています。
 この「リザムの宇宙」を理解して戴くために、過去に物理や宇宙に関する話題を中心に掲載してきましたので、もう一度ここの過去のブログを読んでください。余剰次元や超ひも理論、そしてホログラフィー理論・ブラックホール・ビッグバン理論などいろいろな情報を書き込んでいます。

 前回の「重力とは何か?」という疑問に対する回答も隠されているはずです。


 さて、今回は先ほど書きました回転について観察してみましょう。

 下の図1を見てください。この左側の図は前回に載せた図形に回転の方向(反時計回り)を描きこんでいます。この左図を上下反転させたものが右側の図になっています。

空間反転図
図1:空間の反転図

 この図をよく見比べてみてください。空間を反転したのですからアルファベットの記号や色、そして+・-の反転は当然といえば当然の結果です。
 では、回転はどうなっているのでしょうか。左図は反時計回りですから青球・赤球は共に反時計回りに回っています(リザムの実宇宙図より)。
 今度は上下反転した右図を見てみましょう。この図には、すでに時計回りの回転が示されていますが、確認のため2個の球を反時計回りに回転させながら、上下を反転させてみてください。すると、右図のように時計回りになっていることが確認できます。

 先ほども書いていますように、回転を時間に替わる次元として定義していますから、右図と左図では、上下を反転することで「時計回りの回転」と「反時計回りの回転」という二つの異なった空間が出現しています。

 次に下の図2を見てください。この図は前回に載せた図(図3)が青球中心(上)で、しかも実宇宙図の青色領域側の空間でなっていました。しかし、この図では前回とは反対に赤球を中心とした実空間の図になっていて、しかも左図から解りますように黄色領域側と関係しているようです。
 前回の青球中心の実空間は「正の実空間」とし、赤球中心の実空間は「負の実空間」とします。

領域拡大図2
図2:「リザムの実宇宙図」から「負の実空間」へ

 複雑になってきましたので前回の図を図3としてもう一度載せておきます。
実軸領域拡大図
図3:「リザムの実宇宙図」から「正の実空間」へ

 図3の青球中心の「正の実空間」を基準とすると、図2の赤球中心の「負の実空間」は実軸平面とは+と-が反転した宇宙として認識出来るはずです。
 今までの、物理的な空間概念には「負」の空間は存在していません。しかも時間はプラス方向にしか進まないことになっています。しかし、図2・3の右図を比較すると鏡を挟んで正と負の宇宙が上下に存在しているように見えます。
 そして今度は図2・3の左図に注目すると「リザムの実宇宙図」では、中心軸の左右の領域とも双対的な関係になっていることに気付きます。

 そうすると、先ほども書きましたが、「正の実空間」では、反時計回りですから、9+1=10次元、反対に「負の実空間」は時計回りですから、こちらも9+1=10次元になります。しかし回転が2種類である(鏡の世界)ことを考慮すると。どちらの世界も10+1=11次元にすることで、お互いが陰陽二つの世界と接していることに気付くはずです。


 今回は、ここまでとします。