Sonic Diary -Jazz-

Forward the way you believe

3/18 感情表現か思いやりか

2011-03-18 00:01:11 | 演奏
初めに、日本時間3月11日午後2時46分頃に発生した
東北地方太平洋沖地震におきまして被災された方々へ
謹んでお見舞い申し上げると共に、引き続き
行方不明者の方々の御存命を心より願っております。
また、亡くなられた方々へ謹んで哀悼の意を表します。

なお、極めて危険な状況の下、懸命に救助活動と
災害対応策に関する任務を遂行し続けて下さっている
自衛隊を初め世界各国の救助隊並びに軍隊の方々へ
心よりお礼申し上げます。













私達はmixiを通じてある被災者の方からのメッセージをいただきました。



「私達は他人の幸せや喜びをねたむほど落ちぶれてはいない。
皆さんどうぞ我慢せず楽しい時は笑い嬉しい時は喜んでください。
私達も一日も早く皆さんに追いつきます」




また、本田宗一郎さんも仰っています。


悲しみも、喜びも、感動も、落胆も、

常に素直に味わうことが大事だ






人は笑い、泣き、憤り、悲しむ事が出来ます。
単体では感情こそないものの、例えどんなに価値が高くとも低くとも
弦楽器は生きています。木は生きています。響こそが何よりの確証です。
壺や皿と違って骨董でなければ権力の象徴でもありません。
少しでも感情を豊かに表現できるように、
それを伝えられるように努力していますが
現実はそう甘くない、といったところでしょうか。
本来演奏を聴いて頂いた上で理解してもらえる事が何よりの幸せですが
そこは命あっての物種、犠牲者の数はさらに増えるとも報じられており
不安を隠せません。

日本にいた頃、「音楽など社会に何の役にも立たない」と罵られていた頃に比べれば
ずっと幸せですが、今ではそれが却って後ろめたくもあります。
遠く離れた無力な僕はただ響かせる事しかできず、
どうしても時折「あの頃」を思い出しては立ち止まってしまっています。
メッセージは非常にありがたい事ですが、
今の僕にはひたすら芸術に打ち込む事しか出来る事がなく、
当面の間は素直になれなさそうです。。。

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1 コメント

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音楽 (バル)
2011-03-18 13:39:34
岩手県釜石市唐丹小白浜の三浦さん御一家が避難所で無事だった事がTwitterの情報がもとで判りました。
「音楽など社会に何の役にも立たない」なんて事は絶対にありません。
被災で家族や家を失って悲しみに打ちひしがれ希望を失っている人達にとって、美しい音楽・音色はどんなにか人々に生きる勇気を与えてくれるでしょう。
人それぞれやれる事が違います。自分が得意とするところを精一杯やる、それが社会に貢献する事に繋がります。イギリスの地でさらに腕を磨いてくれる事を願っています。
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