Sonic Diary -Jazz-

Forward the way you believe

6/17 Landskabet i Danmark ~君の故郷~

2011-06-17 23:50:36 | 演奏・自転車&鉄道(走行&輪行)
僕のバイオリンはコペンハーゲンのとある職人の手で1947年に作られました。↑




訪ねるなら今しかないわけです。思い立ったので
楽器の故郷を訪ねてデンマーク・コペンハーゲンに飛びました。




比 翼 の 羽 根 / e u f o n i u s


遠 ざ か る 雲 の 合 間
降 り 注 ぐ 輝 き は 誰 を 照 ら す ?

夏 の 日 の 影 を 連 れ て 飛 び 立 つ
想 い は ま だ こ こ に

残 っ た 痛 み は い つ か 消 え て ゆ く か ら
も う 何 も 迷 わ な い

青 空 を 超 え て 昨 日 よ り も 近 付 け た ら
少 し で い い の 微 笑 ん で
風 に の っ て こ の 心 が ず っ と 自 由 な ま ま
同 じ 空 の 下 触 れ 合 え る の な ら

ど こ ま で も 真 っ 直 ぐ な 気 持 ち で
い つ ま で も 続 い て く 光 で
全 て を 包 み た い か ら



バイオリンのケースは引き続き背負って、コペンハーゲン空港から
展開したミューにride on.


見 上 げ て る 雲 の 白 に
透 明 な 輝 き は 何 を 映 す ?
懐 か し い 夢 を 連 れ て 羽 ば た く
憧 れ を 手 に し て

過 ご し た 季 節 は い つ も 傍 に あ る か ら
も う 涙 は 要 ら な い



正確には「2輪車道」で、スクーターも走っている場合もあるので少々注意が必要です。


青 空 に 溶 け て 優 し い ま ま そ の 名 前 呼 べ た ら
少 し で い い の 振 り 向 い て
風 の 中 で こ の 心 が 望 ん で い る 場 所 を
広 い 空 の 下 見 つ け ら れ た な ら

誰 よ り も 新 し い 気 持 ち で
何 よ り も 柔 ら か い 光 で
全 て を 届 け た い か ら



夕立が多かったです。雨宿りしながらスローペースで市内中心部まで来ました。
到着するとともに雲の合間から太陽が。なんて美しい空模様なんだ。



滴 の よ う に 心 を 揺 ら す
微 か な 思 い 出 そ れ だ け 持 っ て
止 ま ら ず に 向 か う よ


こ の ま ま


青 空 を 超 え て 昨 日 よ り も 近 付 け た ら
少 し で い い の 微 笑 ん で
風 に の っ て こ の 心 が ず っ と 自 由 な ま ま
同 じ 空 の 下 触 れ 合 え る の な ら

ど こ ま で も 真 っ 直 ぐ な 気 持 ち で
い つ ま で も 続 い て く 光 で
全 て を 包 み た い か ら




「通りに5軒もあってホントに儲かってるのか?」
と思いたくなるくらいとにかく自転車のショップが多いコペンハーゲン。
自動式空気ポンプは無料貸し出しで誰でも簡単に空気を充てんさせる事ができます。
ロード用の高空気圧タイヤにも楽々足せるのが嬉しい。


                                   インター8
ちなみに売れ筋はローラーブレーキ+シマノ・アルフィーネ内装8速で組まれた
クロスバイクだそうです。長距離にも向いてそう。

5/2 組曲「惑星」

2010-05-02 23:27:11 | 演奏・自転車&鉄道(走行&輪行)
アリヴァ・ウェールズ社所属のクラス143近郊型気動車で一路、グロースターへ。↑
レールバス風の1両単位の小さな気動車ですが車内には十分な数のクロスシートが並んでいます。
【143601 by ARRIVA Cardiff Central】



乗り換えなしで行けるのがうれしい。気動車の軽快なエンジン音に酔いしれて1時間、
終点・グロースターに無事到着しました。現地の天候は曇り時々晴れ。
かろうじて雨天は免れました。




まずはグロースター大聖堂です。パイプオルガンの響きが外からでもよく聴こえます。



絶えず教会音楽が弾き続けられていました。素晴らしい響きで目が潤んできた。
これはもう寄付せな天罰が下る。



そして旅行者が皆必ず驚くのがこちら


イングランド本土の聖堂限定の床にお墓。よ~く見てみると
名前が刻まれているので必ずはっ!!;;として誰もが飛び退くでしょう。
教会内では場所的に厳しくなった事から、床も含めて墓所を設ける事は
1936年に法律で禁止されるまで広く行われてきました。
彫られているお名前は上流階級の人や公爵だったりするのでますます
神の鉄槌が下りそうな気がしてならないのですが、キリストの教えでは踏んで行っても
決して非道とはされず、故人を冒涜することにはならないのだそうです。加えてそこには
「咎める位なら最初からここに墓を作らない」という極めて英国的な考えがあったりします(


僕ですか?けど僕の場合はそんな風に言われるとますます端っこ歩きとなる^^;





ちょっと先を急いで、夕方にまたたずねてみる事に。


ひぐらしのなく頃に より「平原を行く」


隣接するグロースターシアの飛行場には退役した戦闘機が静態保存されていました。
どなたかこの戦闘機の詳細をご存知の方、いらっしゃいましたら教えて下さいm(_ _)m



・・・幼少の頃、父の車に乗って遠出する時はいつもオーディオからホルストの「惑星」が
流れていました。終楽章が長い長いディミニュエンドだったので気がつけば
車のエンジン音にかき消されていつの間にか終わっていたという(

そんな思い出を引っさげて到着。



組曲「惑星」より
「木星~快楽をもたらす者~」/Gustav Holst



隠れた名交響曲ですね。

グスターヴ・ホルストは1874年にここチェルトナムで生まれ、ロンドンの王立音楽院のもとで
音楽を学んだ作曲家。「惑星」は1914年から2年に渡って作られ、同時代のドビュッシーや
ラヴェルと言った印象派の音楽と比べると多少聴き劣りはするものの、当時の交響曲としては
その斬新なメロディで開拓した新鮮な世界観としてイギリスに強く根付きました。
小惑星のホルストってあるじゃないですか(知らん
あれも彼に因んで命名されたものです。「96年も前から天上を見上げて空の先、
遥か彼方の宇宙に音楽という形で手を伸ばしたってのか!?」

そう思いたくもなりますが、惑星の名前に続いて副題があるように
実際には惑星というよりは「運星」という意味合いが強い。
しかしながらその世界観たるや当時としては壮大なスケールとして受け入れられました。

クラレンスロードに彼の生家があるので訪ねてみましょう!



ここですね。グスターヴが7才になり、母が亡くなって引っ越すまで過ごしていた家




なのですが、、、





日曜休み∑がーん

やっぱり快晴だった前日の内に行っとけばよかったですね。。。
7月に音楽祭があるというのでまた来ようかな?



そしてまたクランクを漕ぎ続ける事1時間半。元来た道を戻り、
再び薄暗くなったグロースター大聖堂。例の魔法学校の庭園とやらは・・・

暗い廊下を抜けたところに、


ありました。



この天井の色合いが。ずっとパイプオルガンの音色を聴いていたいところでしたが
6時になって閉堂するのでやむなく退出。



するとミューの横に人慣れした黒ネコがいました。しかも胸元に白い毛が。
黒ネコと言っても必ず身体のどこかに白があって全身真っ黒は絶対に存在しないというのは
本当です。神様が白を残したとも伝えられています。ぬこかわいいよぬこ(




<自転車記録>
ロケーション:グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国
西イングランド グロースター チェルトナム


主経由地・道路:



平均時速:15.3km/h
最高時速:44.8km/h(Cheltenham Rd.・Gloucester)
今回走行時間:3時間15分31秒


前回積算走行距離:10423.20km
今回走行距離:50.00km
積算走行距離:10473.20km


非自走移動距離:
ナショナルレイル Cardiff Central~Gloucester間182km(往復)



総移動距離:30229.76km





おまけ。チェルトナムにサイクルショップがあったので尋ねてみました。
店員さんに撮影許可を得たのでほんの少しだけご紹介します。
1階には最新のロードがずらり勢ぞろい。


中でも惹かれるのがあらゆる部分で空気抵抗を極限まで減らすようにデザインされたこの
CUBE Aerium Pro。
空気を切り裂くようなエッジの効いたエンドチューブとフォーク、独特の形をした専用の
カーボンシートポストとシートチューブ、何処から見てもダークホースです。
雑誌でしか見る事の無かったこの皇帝車、まさかこんな場所で実物を拝める日が来るとは・・・!
お値段1500ポンド。日本で買おうとすると22万前後+相応の税金がかかるので
プライスもエンペラー級。




2階に上がるとブラックのカデンツァとオービットブルーのミューが肩を並べていました。



2008年モデルという事もあって100ポンド値下げの400。
泥除けとテールライト付きのリヤキャリア込でです。
ここで使うには確かに魅力的な値段ですが、日本よりも安く買えるからと言って折り畳んで
日本に持ち帰ろうとすると多分税関に呼び止められて、ステムの部分に貼られた英語表記を
指さされて課税されます。





このカテゴリーは初ではないでしょうか(