Sonic Diary -Jazz-

Forward the way you believe

5/28 うつむきたくない、だから前だけを見ていたい

2010-05-28 23:58:44 | その他
えっと・・・何からきり出せばいいとかな。


日本にいた頃は・・・どちらかと言うとあまりいい思い出がありませんでした。
どんなものだったかはここでは割愛させて頂きますが、
大学には現地ウェールズを初め多くの国籍の人がいます。皆気さくでいい人ばかりで
恵まれていると思います。特に中国人の方が多く、中でもピアニストのTは
いつも僕の事を気にかけていて、周りにいる彼女の友人からは「ジャニーズの男みたいだ」
なんて言われて(^^;
フラットまでの雨天の帰り道は一つの傘で二人きりで歩いたりで。

ドラマの方には日本人の方がいて、その人はいつも明るくて、
時々部屋のドアの前で立ち話したりするんですけど、ある日携帯の番号の登録の話になって
その人が言うには日本に居た頃洗足の音大の人と知り合って番号教えたっきり
ぱったりと連絡が途絶えたのが不安で「Sさん私を助けて」って言われたんですよ。
僕は不器用なのであの時は半分困って照れるしかなくて、でも後で思い返してみたら
顔が笑ってなかったのでひょっとしたら半分本気だったのかもな・・・って思うと
ちょっと後ろめたい気持ちがしたりで。

既にニューヨークに帰ってしまいましたが、日本語で会話するそんな僕たちを見て
「もう、また日本語で話してる!」って嫉妬していたアメリカ人の女の子にも、
半分寝ていたところ後ろから抱かれました。目が覚めると確かにそんな感触が残っており、
枕もとには金色の長い毛髪もありました。その日の朝には彼女の姿はもうありませんでした。




・・・って言っても信じてもらえないだろうけど。


喋り過ぎると美談になるのでこの辺にしておきますが、そんな人たちと会話しながら歩いていると、
「この人はいつ、どんな事で違った表情を見せるのだろう」と思います。
「考えすぎ」と思われるかもしれませんが人生はドラマなので僕は真剣です。


皆さんはどんな時に涙するんでしょうか?



僕は・・・去年日本を離れる前日、夜中にちょっと涙が出てきたくらいですが
今年に入ってからはありません。





去年の末にロンドンで高校時代の同期と久々に会って、こんな僕にも
美味しいものを沢山ご馳走になり、楽しい時を過ごさせて頂いた上、「また誘うよ」と
言ってくれた時は本当に感激していました。にもかかわらず涙は出てきませんでした。

その節は大変お世話になりました。あげなつまらん物でしかお礼できなくてごめんね。
あ、あと慣れない携帯のボタン操作間違えて登録してた番号消してしもうた、どうしよう;



飽きというものは嫌なものですね。何をするにも「慣れ」てしまう。
僕は最近音楽と自転車以外、何をするにも飽きがきやすくなりました。
酷い時は食欲もわいてこなかったりで。
「S、最近痩せた?」って言われると苦笑いするもちょっと戸惑います。


塞がった窓一つ、狭く白い部屋に居ると次第に閉塞感がわいてきます。


自転車で外へ走り出し、自動車に追われながら宛てもなく何処かへ舵を取ります。


行きつく先は結局海の方で、芝生の上で空を仰いでも潮の香りのない海風が冷たい。


ひたすら音楽を学んで、たとえそれがどんなに小さくてもどんな形でもいいから
とにかくそれを人の役に立てたいと思いました。


人は何故こうも心が揺れては戸惑うのでしょうか。
僕はいつから弱いくせに強がってばかりいるようになったのでしょうか。


自分は人より劣っているから、その人に迷惑かけたくないから。
初めは謙虚だった気持ちが、あろうことか次第に嫌悪感になり、憎悪になっていくんです。


そんなわけで、人と付き合ったとしても最近はすぐに気持ちが冷めてしまいます。
愛想尽かされるのが当たり前なのですが、Tはそんな僕でもずっと笑顔で寄り添ってくれます。


それでも僕は壊れていて、冷たくして、それでも優しくされるのなら傷つけて。


初めからそんなシナリオになるくらいなら付き合いたくない。最低ですね。
そんな自分がただ虚しくて、生きているのが何度嫌になったでしょうか。










どうすれば信じられますか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。