song1234です. こんにちは、お元気ですか?

日記です。Since 2007年11月~、神奈川県湘南在住、ハワイアン、ウクレレ、スチールギター演奏が趣味。

バッキー白片とアロハハワイアンズ(7)

2007年12月18日 22時39分47秒 | ハワイアン
バッキー白片シリーズもいよいよ今回でひとまず完了ということで、今日は1970年位から今日に至るまでの

バッキー白片とアロハハワイアンズの私の感想を書きます. 

この時代は、既にハワイアンブームは完全に去り、トップレベルだったアロハハワイアンズにしても、厳しい時期だったと思います.

現地のハワイでは、スチールギター離れが進み、ハワイコールズもとうとうスポンサーなしによりなくなってしまいました. 

ポス宮崎さん、山口銀次さん、大塚達夫さん、現地では、プアアルメイダさんの他界と時代は大きく変化してしまいました.


でもバッキー白片とアロハハワイアンズはフアンにとって永久に不滅でした.

毎年レコード、カセットテープそしてCDで演歌、ジャズ、クラシックに至るまでバッキー調で楽しませてくれました.

下のレコードは、1970年のものです. 新鮮なバッキー調が奏でられていてすばらしい作品です.


      (テイチクレコードSL-8のジャケットから一部引用させて頂きました)


続いて、下のカセットテープもアロハハワイアンズの代表的な作品の集大成です. エセル中田さんも数多く歌っています. 

しかも多重録音でない演奏もあり、まさに歴史を感じさせる一品です.


         (テイチク株式会社T4A-56ジャケットから一部引用させて頂きました)


そして誠に残念ではありますが、スチールギターの巨匠は、1994年7月13日心不全のため亡くなりました. 享年82歳・・・

人にはどうしても避けることのできない寿命ですが、とても悲しいニュースでした.

             ・・・・・・・・・・・・時は過ぎ・・・・・・・・・・・・
      

2000年6月に、バッキー白片とアロハハワイアンズの復刻版がTEICHIKU ENTERTAINMENT,INC.より発売されました.
まさにバッキースタイルの総集編です.


        (TEIUCHIKU ENTERTAINMENT, INC. TFC1291-1296のジャケットから一部引用させて頂きました)


更に、2006年5月に新・バッキー白片とアロハハワイアンズ全集108曲(下の写真)が同じく、

TEICHIKU ENTERTAINMENT,INC.より発売されました.

バッキーさんが亡くなられてから13回忌になっても、また新たにCD発売されるというのはいかに人気があり

偉大なプレイヤーだったか、という裏付けでしょう.


     (TEIUCHIKU ENTERTAINMENT, INC. TFC1771-1776のジャケットから一部引用させて頂きました)


終りにあたり、バッキーさんが亡くなる1年前の、1993年テレビ放映されたビデオからの写真を載せて

このシリーズを終わりたいと思います.

バッキー白片さん、アロハハワイアンズのみなさん! あこがれと感動、ありがとうございました.




          (1993年NHK/BSにて放映されたものから一部引用させて頂きました)
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バッキー白片とアロハハワイアンズ(6)

2007年12月17日 22時37分31秒 | ハワイアン
このシリーズも6回になります.

昭和40年以降のバッキーさんを振り返ってみましょう.




このレコードは、1969年(昭和45年)のものです. 前回記したようにスチールの演奏は全て多重録音です.

曲の内容は昔と大きくは変わりません. 中には、全く同じというものもあります.

残念ながらこのあたりからのレコード、テープ、CD等メデイアは変わっても演奏内容は変わりなく

ある程度バッキーさんの演奏Styleは完成されており、あとはいろんなメデイアの変化(レコード→カセットテープ→CD)に

同じ演奏が出品されているといった感じです. 国内のハワイアンブームが去った結果でしょうか? 誠に寂しい限りです.

ですから、いろいろなメデイアの作品を買ってきても昔のレコードをCD化したもの等の場合が多くちょっと残念です.

とはいえ、バッキーさんのジヤンルは大変広く多数の名曲を残してくれました.

次回はこのシリーズ最後として1970年から現在までの私個人としての感想を書きたいと思います.



        (写真は、テイチクレコードのST-108/109のジャケットから一部引用させて頂きました)
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バッキー白片とアロハハワイアンズ(5)

2007年12月16日 22時35分44秒 | ハワイアン
バッキーさんのレコードの紹介が続きます.

今日は昭和40年頃、つまりご長男の白片与さんがバンドメンバーに入った頃の作品です. 

きれいな緑色のジャケットはまさにハワイアンのトップを自負するかのような印象を与えています.




     (写真は、テイチクレコードST-54/55ジヤケットから一部を引用させて頂きました)


イヤー、皆さんお若いですね. メンバーも大きく変わり、バッキーさん以外では、

ベースの石巻さん(すばらしい作詞家でもあります)は、ずっと頑張っています. 

与さん(右から2番目)もギターを持って新人らしからぬ落ち着きが見られます.

右端のギター 原伊佐男さんは、バンド出演時、司会進行をやっていました.

プロのアナウンサーのようなすばらしい声としゃべり方で、これもバッキー白片とアロハハワイアンズの大きな魅力でもありました. 

このアルバムは、2枚構成で、南国の夜、カイマナヒラ、アロマ、ホノルルの月..等ですが、今までと違って、

スチールギターは多重録音しています. またエコーもかなり入っています. 私は正直あまり好きではありません. 

シンプルな生のスチールの音こそが自分の心に強く響いてくれるからです.

但し、この時期からバッキーさんのレコードはほとんど多重録音になってしまいました. 正直残念.
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バッキー白片とアロハハワイアンズ(4)

2007年12月13日 22時33分53秒 | ハワイアン
バッキーさんのレコードは大変多く、またハワイアンの全盛期(多分昭和25年~昭和40年位でしょう)はまさに

アロハハワイアンズの人気は大変だったようです.

今日はバッキーさんのまさに代表作とも言えるレコードを紹介します.




このレコードタイトルは「南国の夜」...いかにも日本的ハワイアンという感じですね.

このレコードは昭和38年頃テイチクから発売されました.

但し全く同じレコードジャケットで年代のもっと新しいものもあります.

25cm盤ですが、曲目は、ホノルルよ、こんにちは、をはじめ、ピリメオエ、キプカイ、コニアウイカワイ等

アロハハワイアンズならではの選曲だと思います.

写真から三島敏夫さんがギターで頑張ってますね. バッキーさんのご長男の与さんはまだいません.

ウクレレ/Volは、後のマヒナスターズの佐々木敢一さんです.


      (写真は、テイチクレコードNL-1113のレコードジャケットの一部を引用させて頂きました)
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バッキー白片とアロハハワイアンズ(3)

2007年12月12日 22時31分54秒 | ハワイアン
いよいよ佳境に入ります.

バッキー白片とアロハハワイアンズのレコード、テープ、CD等の作品は多々ありますが、

私の知っている限り全てテイチクからの発売となっています. デイエックミネさんのお力の結果と聞いております.

アロハハワイアンズ発足当時(戦前)の構成メンバーは、ウクレレ清水さん、ギター寺部(兄)さん、香田さん、

星野さん、鶴田さん、新納さん、泉さん、ベース藤原さん、小林さんということですが、

戦後は続々メンバーは入れ替わったようです. さて前置きが長くなりましたが、今日はバッキーさんの

レコードを一つご紹介しましょう. 
写真にありますように、未だ若かりし頃のお顔ですね. 頬のあたりがふっくらしています.

アルバムを開いてみると錚々たるメンバーです. 昭和30年前後のものと思われます. ベース石巻さん、

ウクレレ佐々木(敢一)さん、スチールバッキーさん、ギター三島(敏夫)さん、ギター多田さんです. 

ナレオハワイ、オールドプランテーション等ですが、キレのいい、素晴らしい音です. 今は、Effector等でかなり

「造られた音」が多い中、自分はこういうスチールの正直な音が好きです.

 
      (写真はテイチクレコードML-1067ジヤケットから引用させて頂きました) 
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バッキー白片とアロハハワイアンズ(2)

2007年12月11日 22時30分39秒 | ハワイアン
今日はバッキー白片さんの演奏スタイルについてお話したいと思います. とはいえ、

年代的に自分とは大きく離れているため70歳以上の方々のご忠告、ご意見など賜れれば幸いに存じます.

バッキースタイルは、何といってもスチールバーの垂直方向の演奏でしょう. バッキーさんの書かれている

スチールギター教則本「バッキー白片/スチールギターメソード」には非常に丁寧に説明されていますが、

よく分かりません. 例えば、コードCはC,E,A、つまりC,E,Gの代用コードということですか. じゃーコードFは、

F,A,Dということになります. 唯、私にとってどうしてもMajorのコードをMinorで代用は、

なかなかとっつきにくいですね. でもバッキー調の演奏はすばらしい! どうしてでしょうか.

少し強引ですが以下の結果ではないかと思います. 

ハワイアンは大変メロデイに忠実にコードがついていますが、少し不協和音にして崩したことが、

かっこいい!のではないかと. 確かにハワイアンでは、Dim、Augコードは多くありません.

まして、9th、11th、13thは更に少ない傾向にあります. 元々フラソングは非常に単純なメロデイの

繰り返し、難しいメロデイはむしろ、御法度なのかもしれませんから.

ですから、バッキーさんの演奏は現地の人々より日本人に受けたのかもしれませんね.
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バッキー白片とアロハハワイアンズ(1)

2007年12月10日 20時26分03秒 | ハワイアン
バッキー白片とアロハハワイアンズ...て聞くと御年配の方はよーくご存じ、若い方は、なんとなく聞いたことある...でしょうか?

バッキーさんについて、私の少ない知識を以下紹介します.

ハワイ大学医学部卒業、日本に初めてスチールギターを紹介したのは、灰田晴彦さんで、バッキーさんはその後となります.
でもアンプを使ったのはバッキーさんが最初ということになっていますね.

デイエックミネさんはバッキーさんのスチールを聞いて、あまりのうまさに「もう俺はスチール弾かない」と言ったとか、

その後太平洋戦争に突入し苦労する、デイエックミネさんに助けてもらう、スチールギターのチューニングはバッキーさん

独特のアーマイナー(Am)、アロハハワイアンズのメンバーには、和田弘(後のマヒナ)さん、山口銀次さんがいた、

今は亡き和田さんの話では、間違えると木刀で殴られたので辞めたと言っている等など...、

バッキーさんも既に亡くなっていますので偉大なアーテストの悪口は言いません.
 
ただ当時は練習といえども厳しかったんでしょうね. 今日はバッキーさんのご紹介を少ししてみました.

明日からは、いよいよ演奏スタイルの紹介をしたいと思います.
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レコード(4)

2007年12月06日 20時22分33秒 | ハワイアンレコ-ド

今日もハワイアンレコードの紹介をします.
但し、今日は新たに「Island Paradise]というCapitolレコードのものです.
但しこれも、Webley Edwards氏presentsのものです.1959年ですから
50年近く前のもので、曲目は大分変わっています.
1.Boat Day-Arrival...これはハワイへ来た観光客への歓迎の実況中継
の一番初めの曲で、Island Paradise、Song of the Islands、
Hawaii Ponoi(なんとハワイの旧国歌)から成り立っています.
いわゆる「プロローグ」相当ですね.そして、2.Lehuanani-これはワイキキに
近いカリアロードにある、ハワイアンヴィレッジホテルでの演奏です....
うーんいろいろありそうですがハワイアンの歴史を感じますね.
このレコードは日本では東京芝浦電気が取り扱っていて、解説者は今は亡き、
早津敏彦さんで、和訳解説が別紙で入っていました.このあたりが
いかにもレコードの良さでしょうか.

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レコード(3)

2007年12月05日 20時18分47秒 | ハワイアンレコ-ド




今日はご紹介中のレコードの1枚目レコードのside2の詳細を記載しますね.
曲目は、Lovely Hula Hands、Hawaiian War Chant、Kings Serenade、
Mama’s Muu-Muu、Sweet Leilani、Aloha Oe
いやー、こりやまた、ハワイアンの代表ナンバーですね. ママズムームーって
ブルームームーのことでしょうね.
お聞かせできないのが残念ですが、まさに古き良き時代、、、です.
写真に写ってる人はもうとっくにいなくなっているんでしょうね.
人間ははかないものです.でもこうして音楽は残っています.


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レコード紹介(2)

2007年12月04日 20時12分21秒 | ハワイアンレコ-ド

 

今日は、昨日紹介したハワイアンレコードの詳細をお知らせします.
HAWAII CALLSのアルバムはありそうでそんなにはないように思えます.このアルバムは3枚のレコードで構成されています.
一枚目のSIDE1は、Blue Hawaii、Hillawe、Hawaiian Wedding Song、Beyond the Reef、
The Hukilau Song、Song of the Islands
イヤーすごいですね.どれも全てあまりに有名、いまさら!って感じですが、このHawaii Callsがハワイアンの原点だと仮定すれば、
成程!と納得できるわけです.当時は新しい曲だったんでしょうね.
今更ながら、Webley Edwards氏の偉大さを感じます.当時のハワイアンは、残念ながらレベル的に低くなんとかしたい!
と彼は当時の最高レベルのアーテストをそのつど集めてHawaii Callsの演奏をやったのでしょう.
うーん、古き良きハワイって感じがしますねー.

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レコード紹介(1)

2007年12月03日 20時07分38秒 | ハワイアンレコ-ド

今日は古いレコードの一部を紹介します.
アルバム形式になっていて、写真は表紙です.
The Hawaii calls delux set という1950年~1960年代だと思いますが、
定かではありません.
ご存じ「WEBLEY EDWARDS」氏がとりまとめをし、数々の名曲をon airされていたころです.
capitolレコードで3枚組、CD、MD、MP3等デジタル中心の今ですが、アナログ代表のレコードは、大きな写真や細かい解説があり、なんとなく音もソフトでとても気に入っています.
明日はさらに内容をご紹介しましょう.

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