仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『古代神道と天皇家の謎』 関 裕二

2009-05-01 22:50:35 | 讀書録(歴史)
『古代神道と天皇家の謎』 関 裕二

お薦め度 : ☆☆☆+α
2009年4月18日讀了


天照大御神は本來、太陽神である男神であつた。
その男神を祭る巫女こそ、「おほひるめのむち」ことアマテラスだつた。
では當初の男神は誰か。
それこそ、物部の祖「照國照彦天火明櫛玉饒速日尊」すなはち「ニギハヤヒ」である。

このことについては、私もありさうな話だと思ふ。

ただし、卑彌呼を神宮皇后に重ねる試みには同意できない。
卑彌呼と神宮皇后では時代が違ふ。
自説に都合の良いやうに時間軸をずらすのはいかがなものか。

「トヨ」の正體についても同樣。
「トヨ」が卑彌呼を殺したといふ説についても理解出來なかつた。

物部氏と天皇家の關係について、もう少し詳しく書いて欲しかつた。


古代神道と天皇家の謎 (関裕二古代史の謎コレクション2)
関 裕二
ポプラ社

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