仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

練習しとけよ、高砂さん

2009-01-30 14:50:52 | 日々雜感
朝青龍の師匠で何かと風當たりの強い高砂親方。
土俵上でガッツポーズした朝青龍のことで叱られた、その2時間後に、今度は「KY活動」。
「KY」とは、「危險豫知」が變じて「空氣讀めない」となり、さらに變じて「漢字讀めない」となつたらしいが、高砂親方、理事長の名前が讀めなかつた。

それも讀めなかつた状況が状況。
相撲教習所の卒業式で、卒業證書を理事長の代はりに讀んだといふ場面。
當の理事長本人を始め、相撲界のお歴々が出席してゐる場で、「日本相撲協会理事長、武蔵川…」と名前を讀めずに詰つてしまつた。
困つた高砂さん、隣に立つてゐた二子山親方に、「なんて讀むんだ?」。
すると、列席してゐた理事長が「あきひで、だ」!と教へてあげたさうな。

デイリースポーツ に掲載されてゐる寫眞を見ると、武藏川理事長は俯いて笑ひを堪へてゐるし、その隣に坐つてゐる人はいまにも吹出しさうな顏をしてゐる。
さらにその後ろでは堪へきれずに笑つてゐる人も。
嚴肅であるべき卒業式も高砂の大ちやんにかかつては、喜劇のひとこまになつてしまつた。

高砂親方(元大關・朝潮)は近畿大學出身のれつきとした學士さま。
それが漢字も讀めないのか、といふなかれ。
だつて、ふつうはこんな漢字は讀めないし。
「晃偉(あきひで)」。

ただ、卒業式で自分が卒業證書を讀上げることは、あらかじめ分つてゐた筈。
であれば、先に目を通しておくといふのが、社會人なら當然のことだらう。
そんなあたりまえのことをしておかないから、恥をかくことになる。
もつとも、高砂さんは恥をかいたといふ意識すらないのかもしれないが・・・

もしかしたら、かういふノーテンキな人物に「育てられた」朝青龍こそ被害者なのかもしれないな。



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