けふは、再就職支援會社が主催する集合研修の初日。
10時に梅田にある、その會社の會議室に集合した。
テキストに沿つて、講義形式で行なはれた。
講師は10年前にとあるメーカーを57歳で早期退職された方。
4ヶ月ほど英氣を養ひ、その後、この會社に入社したとのこと。
辭めた直後は、1年はのんびりしたいと思つてゐたが、そのうちにまた働きたいと思ふやうになつたらしい。
私たちにも、のんびりしたいといふ氣持ちはわかるが、再就職する氣があるならブランクは出來るだけ少ないやうがいい、と語つた。
まあ、それはその通りだらうと思ふ。
けふの講義内容はおほむね以下のとおり。
1.再就職活動のこころ構へ
2.再就職活動の流れ
3.求人情報のつかみ方
4.應募書類について
5.履歴書作成のポイント
6.職務經歴書作成のポイント
7.自己PR文作成のポイント
24歳の若者から50代後半のベテランまで、全員で11人。
退職したが多いが、まだ在職中(今月末退職豫定)の人もゐた。
それぞれに、胸中は複雜な思ひがあるのだらうと思ふ。
ひる休みに喫煙スペースでタバコを吸つてゐたら、24歳の若者が話しかけてきた。
講師の方が、講義中に、
「仙丈さんは人事のベテランですから、これはわかりきつてゐると思ひますが、いかがでせう?」
などと、話を振つてきたので、私が人事畑の人間だと知つて話しかけてきたやうだ。
ひる休憩が終らうとしてゐたので、その場は中斷。
講義が終つてから、20分ほど殘つて話をした。
彼の話を聞いてみると、彼も「うつ」で休職し、そのまま退職に至つたらしい。
仕事は、コンピュータのメンテ關係で、クライアントのコンピュータが故障すると、電話で呼び出されて對處するため、生活が不規則だつたとか。
人事の目はら見て、メンタルによる退職はどう思はれますか?
といふのが彼の質問。
じつは、私は「ああ、やはり」と思つた。
見るからに眞面目で素直さうな青年なのだが、どこか纖細なものを感じたのだ。
まるで、私のやうに・・・(ここ、ツッコミ入れるところですよ)
で、私は自分も「うつ」で長いこと休んでゐたことを打ち明けたうへで、正直に答へた。
「私が人事部長なら、正直云つて、再發するリスクのある人は採用しないね」
その例として、次のことを話した。
これまでに應募書類に病歴を書いた4社は書類選考すら通らなかつたこと、
たまたま病歴を書かぬままネットに應募書類をアップしたらオファーが來て面接に呼ばれたこと、
面接の場に持參した書類にはきちんと病歴を書いたのだが、面接終り頃にそれに氣づいた擔當者の氣配が變つたこと。
へたな氣休めより、實際の状況を知つた上で、自ら立ち向かふはうがよいと思つた。
なんと云つても、まだ24歳。
これから先の人生、谷があれば山もある。
前途いまだに洋々たるものがある。
それに引き換へ私はといへば・・・
暗くなつてゐたら、若者曰く、
「でも、仙丈さんは人事なんだから、メンタルで休職したといふ經驗を活かして社員のメンタルヘルスケアに取り組む、とか云へるんぢやないですか?」
なるほど。
今度、メンタルの病歴について聞かれたら、使つてみようかな。
明日は、應募書類の作成、面接のポイント、摸擬面接とのこと。
ますます氣が重いが、これも自分のためだ。
なんとか乘り切らう。
10時に梅田にある、その會社の會議室に集合した。
テキストに沿つて、講義形式で行なはれた。
講師は10年前にとあるメーカーを57歳で早期退職された方。
4ヶ月ほど英氣を養ひ、その後、この會社に入社したとのこと。
辭めた直後は、1年はのんびりしたいと思つてゐたが、そのうちにまた働きたいと思ふやうになつたらしい。
私たちにも、のんびりしたいといふ氣持ちはわかるが、再就職する氣があるならブランクは出來るだけ少ないやうがいい、と語つた。
まあ、それはその通りだらうと思ふ。
けふの講義内容はおほむね以下のとおり。
1.再就職活動のこころ構へ
2.再就職活動の流れ
3.求人情報のつかみ方
4.應募書類について
5.履歴書作成のポイント
6.職務經歴書作成のポイント
7.自己PR文作成のポイント
24歳の若者から50代後半のベテランまで、全員で11人。
退職したが多いが、まだ在職中(今月末退職豫定)の人もゐた。
それぞれに、胸中は複雜な思ひがあるのだらうと思ふ。
ひる休みに喫煙スペースでタバコを吸つてゐたら、24歳の若者が話しかけてきた。
講師の方が、講義中に、
「仙丈さんは人事のベテランですから、これはわかりきつてゐると思ひますが、いかがでせう?」
などと、話を振つてきたので、私が人事畑の人間だと知つて話しかけてきたやうだ。
ひる休憩が終らうとしてゐたので、その場は中斷。
講義が終つてから、20分ほど殘つて話をした。
彼の話を聞いてみると、彼も「うつ」で休職し、そのまま退職に至つたらしい。
仕事は、コンピュータのメンテ關係で、クライアントのコンピュータが故障すると、電話で呼び出されて對處するため、生活が不規則だつたとか。
人事の目はら見て、メンタルによる退職はどう思はれますか?
といふのが彼の質問。
じつは、私は「ああ、やはり」と思つた。
見るからに眞面目で素直さうな青年なのだが、どこか纖細なものを感じたのだ。
まるで、私のやうに・・・(ここ、ツッコミ入れるところですよ)
で、私は自分も「うつ」で長いこと休んでゐたことを打ち明けたうへで、正直に答へた。
「私が人事部長なら、正直云つて、再發するリスクのある人は採用しないね」
その例として、次のことを話した。
これまでに應募書類に病歴を書いた4社は書類選考すら通らなかつたこと、
たまたま病歴を書かぬままネットに應募書類をアップしたらオファーが來て面接に呼ばれたこと、
面接の場に持參した書類にはきちんと病歴を書いたのだが、面接終り頃にそれに氣づいた擔當者の氣配が變つたこと。
へたな氣休めより、實際の状況を知つた上で、自ら立ち向かふはうがよいと思つた。
なんと云つても、まだ24歳。
これから先の人生、谷があれば山もある。
前途いまだに洋々たるものがある。
それに引き換へ私はといへば・・・
暗くなつてゐたら、若者曰く、
「でも、仙丈さんは人事なんだから、メンタルで休職したといふ經驗を活かして社員のメンタルヘルスケアに取り組む、とか云へるんぢやないですか?」
なるほど。
今度、メンタルの病歴について聞かれたら、使つてみようかな。
明日は、應募書類の作成、面接のポイント、摸擬面接とのこと。
ますます氣が重いが、これも自分のためだ。
なんとか乘り切らう。
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