【1981年】(2囘生)
雨 停滯
Freud 「精神分析入門」
麻雀 Top
雨が降つたら、原付では大學に通ふのは困難だ。
と云つて、電車に乘つて、さらに20分もあるくのは億劫だ。
この頃、私は學部に上つたら國文か心理學か社會學を專攻しようと思つてゐた。
フロイト「精神分析入門」は、心理學を專攻する者にとつて必須であるばかりでなく、文學部學生としても避けて通れない教養だと思つてゐた。
お蔭で、夢を見るとセックスに關連附けてしまふクセがしばらく續いた。
【1982年】(3囘生)
「リヒテル: ベートーヴェンPfソナタNo.27/シューマン:交響的練習曲」
シューマンのピアノ曲といふと、「幻想曲」、「交響的練習曲」、「クライスレリアーナ」を思ひだす。
3大ナントカといふ云ひ方をすれば、シューマンの3大ピアノ曲?
他に「幻想小曲集」なども好きな曲。
私の大好きなリヒテルさんは、シューマンもよく彈いてゐる。
3大ピアノ曲の中では、「幻想曲」と「交響的練習曲」。
私の好みは「幻想曲」のはうだが、曲の好みを除いてリヒテルの演奏だけにフォーカスすると「交響的練習曲」もたいへん素晴らしい。
「交響的練習曲」といふのは、じつは變奏曲なのだが、リヒテルは變奏曲の演奏が素晴らしいのである。
ベートーヴェンを例にとれば「トルコ行進曲の主題による變奏曲」、長大な「ディアベリ變奏曲」、ピアノソナタ第30番作品109の第3樂章など。
纖細さと大膽さ、冥想と雄辯。
それぞれの變奏曲の個性の違ひを際立たせながらも、じつに自然。
智に棹さすのでもなければ、情に流されることもない。
ここでは、そんなリヒテルの變奏曲演奏の良さが味はへる。
ベートーヴェンのピアノソナタ第27番もいい。
26番「告別」と29番「ハンマークラヴィーア」に挾まれた27番と28番は比較的演奏される機會は少ないと思ふ。
28番のはうはホロヴィッツが來日公演で彈いたりしてゐたが、27番をコンサートで取り上げるピアニストは少ないだらう。
でも、さうは云つてもベートーヴェンが中期の作風から離れて後期の作風へと遷る過渡期の作品だけあつて、2樂章構成とはいへども充實してゐる。
第2樂章の旋律の美しさは特筆すべきものだ。
リヒテルの演奏は、第1樂章と第2樂章の對比が素晴らしく、短い曲であるにも關はらず、スケール豐かな世界が描きだされてゐる。
【1983年】(4囘生)
スト解除
MにTel
麻雀 (ハラダ、ヨコタ、キタガワ、ナカバヤシ) -27
5月20日に無期限ストに突入した 文學部だつたのだが、この日、早くもストは解除された。
「無期限」と云ひながら、これでは例年のストとほとんど變らない。
何を要求して何が實現されたのだらう。
ノンポリ學生だつた私にはさつぱりわからなかつた。
Mて、誰?
わざわざイニシャルで手帳に書いてゐるところを見ると、おそらく女性だと思ふのだが・・・
22日に奈良女との合コン で知合つたエダモトさんかなあ。
でも、私から電話をするとは思へないのだけど・・・
麻雀。
ハラダさんはアパートの1Fの住人で、同志社の4囘生か5囘生。
ヨコタは同じく1Fの住人で、産大の4囘生。
キタガワははつきりと覺えてゐないのだが、確か毎日新聞の配達をしてゐた産大生で、集金に來る度に麻雀をしてゐたやうな・・・
ナカバヤシ・・・誰だつたつけ?思ひだせない・・・
雨 停滯
Freud 「精神分析入門」
麻雀 Top
雨が降つたら、原付では大學に通ふのは困難だ。
と云つて、電車に乘つて、さらに20分もあるくのは億劫だ。
この頃、私は學部に上つたら國文か心理學か社會學を專攻しようと思つてゐた。
フロイト「精神分析入門」は、心理學を專攻する者にとつて必須であるばかりでなく、文學部學生としても避けて通れない教養だと思つてゐた。
お蔭で、夢を見るとセックスに關連附けてしまふクセがしばらく續いた。
![]() | 精神分析入門 (上巻) (新潮文庫) |
フロイト | |
新潮社 |
![]() | 精神分析入門 下 ( 新潮文庫 フ 7-4) |
フロイト | |
新潮社 |
【1982年】(3囘生)
「リヒテル: ベートーヴェンPfソナタNo.27/シューマン:交響的練習曲」
シューマンのピアノ曲といふと、「幻想曲」、「交響的練習曲」、「クライスレリアーナ」を思ひだす。
3大ナントカといふ云ひ方をすれば、シューマンの3大ピアノ曲?
他に「幻想小曲集」なども好きな曲。
私の大好きなリヒテルさんは、シューマンもよく彈いてゐる。
3大ピアノ曲の中では、「幻想曲」と「交響的練習曲」。
私の好みは「幻想曲」のはうだが、曲の好みを除いてリヒテルの演奏だけにフォーカスすると「交響的練習曲」もたいへん素晴らしい。
「交響的練習曲」といふのは、じつは變奏曲なのだが、リヒテルは變奏曲の演奏が素晴らしいのである。
ベートーヴェンを例にとれば「トルコ行進曲の主題による變奏曲」、長大な「ディアベリ變奏曲」、ピアノソナタ第30番作品109の第3樂章など。
纖細さと大膽さ、冥想と雄辯。
それぞれの變奏曲の個性の違ひを際立たせながらも、じつに自然。
智に棹さすのでもなければ、情に流されることもない。
ここでは、そんなリヒテルの變奏曲演奏の良さが味はへる。
ベートーヴェンのピアノソナタ第27番もいい。
26番「告別」と29番「ハンマークラヴィーア」に挾まれた27番と28番は比較的演奏される機會は少ないと思ふ。
28番のはうはホロヴィッツが來日公演で彈いたりしてゐたが、27番をコンサートで取り上げるピアニストは少ないだらう。
でも、さうは云つてもベートーヴェンが中期の作風から離れて後期の作風へと遷る過渡期の作品だけあつて、2樂章構成とはいへども充實してゐる。
第2樂章の旋律の美しさは特筆すべきものだ。
リヒテルの演奏は、第1樂章と第2樂章の對比が素晴らしく、短い曲であるにも關はらず、スケール豐かな世界が描きだされてゐる。
![]() | ベートーヴェン;ピアノ・ソナタ第27番/シューマン;交響的練習曲@リヒテル(p) |
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【1983年】(4囘生)
スト解除
MにTel
麻雀 (ハラダ、ヨコタ、キタガワ、ナカバヤシ) -27
5月20日に無期限ストに突入した 文學部だつたのだが、この日、早くもストは解除された。
「無期限」と云ひながら、これでは例年のストとほとんど變らない。
何を要求して何が實現されたのだらう。
ノンポリ學生だつた私にはさつぱりわからなかつた。
Mて、誰?
わざわざイニシャルで手帳に書いてゐるところを見ると、おそらく女性だと思ふのだが・・・
22日に奈良女との合コン で知合つたエダモトさんかなあ。
でも、私から電話をするとは思へないのだけど・・・
麻雀。
ハラダさんはアパートの1Fの住人で、同志社の4囘生か5囘生。
ヨコタは同じく1Fの住人で、産大の4囘生。
キタガワははつきりと覺えてゐないのだが、確か毎日新聞の配達をしてゐた産大生で、集金に來る度に麻雀をしてゐたやうな・・・
ナカバヤシ・・・誰だつたつけ?思ひだせない・・・
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