公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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医師国家試験前日

2017年02月10日 | 日記
大学病院の産科に異動した研修医名取です。
初日から途切れない仕事に、やっぱり産科は忙しいですねとコメントをしたら、
常にこんな感じなら俺は産科を辞める(笑)と指導医の先生がおっしゃっていました。
というわけで呼び込む体質は大学病院でも健在です。
今日流れがやっと止まりましたが正直疲れました。
そのような日々のなか相馬で培った手技が活きていることを感じます。
相馬の先生方に感謝です。

さて明日から3日間、医師国家試験が始まります。
総計25分野、500問、15時間にわたる試験になります。
合格基準は複雑……
必修問題80%以上
一般問題例年だいたい65%以上
臨床問題例年だいたい65%以上
禁忌問題の誤答3問以下
そして相対基準として受験生全体の約90%以内
全てを満たさないといけません。

学力がほぼ合格圏内に達した受験生を苦しめるのが、必修80%と禁忌3問。
最後はこの2つが不確定要素となります。
どんな試験でも8割をコンスタントに取ることは難しく、私は必修問題のときは頭のギヤが一段上がりました。
禁忌肢はどれが禁忌肢か分からないので対策の立てようがありませんが、それっぽい問題のときは時間をかけて一択一択細かく吟味しました。
といっても歴代禁忌肢で落ちた人はいないとの噂もありますが。
医師国家試験とはそのような試験になります。

受験生の方々は緊張がピークだと思います。
最後は3日間持ちこたえる体調が大事です。
復習も大切ですが、早めの良い睡眠を取って明日から万全の体調に整えてくださいね。
まずは試験会場に遅刻せずに行き、マークシートをなんとか塗り潰すだけでも合格はグッと近くなります。
それだけの力はつけてきたはずです。
我々も陰ながら応援しています!