公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
http://www.bb.soma.or.jp/~psghjim1/

当直じゃー

2017年11月28日 | 日記
更新をサボることに定評のある研修医阿部です☆
⊂彡☆))Д´)
前回9月ってお前・・・。

今夜は楽しい楽しい当直ですぞ。
当直っていうと絶望にたたき落とされる学生さん多いと思いますが、実はすごく勉強になるのが当直です。
限られた時間と装備でいかに診療するかというのがキーになるので、普段の研修でやっていることを存分に発揮する必要がありますよ!

当院は常勤医の数は少ないですが、当直は東北大学 第二外科の先生に応援に来ていただいていたり、夜間の一部を地元の開業医の先生に支援していただき回しております。本当に有難いお話です。夜間支援に入っていただけるので、その間夕食やお風呂などに入ってゆっくり休憩できます。♨
但し緊急時は除く。
当直室もしっかりしているので、休憩はゆっくりできるぞい。

その夜の忙しさはその日の運次第になります。こればっかりは如何ともしようがない。
ただ患者さんは時間を問わず困っていますので、張り切るしかないですね!ただ眠そうな顔をしていたら勘弁して下さい。
大きい病院の研修医さんから見たら、何甘えたこと言ってんじゃオラアン!!って感じですが。

ちなみに緊急時の検査はもちろん可能ですが、画像やら血液検査(ガス除く)はできるまでタイムラグがあるので、まず身体診察及び救急室にある設備での対応が求められます。
見て聞いて触って、患者さんの状態を把握しましょう。
そも検査系はいずれにしろ患者さんの体に何らかの侵襲的操作をしますからね、それをするだけの根拠は必要と思います。学生時代に耳が痛いほど言われることでしょうけど、それが一番大事なことだと現在進行形で学習中です。

いまだに多方面に迷惑をかけっぱなしですが、はやく恩返しできるように頑張るぞい。

最近当直に当たると忙しくなると言われる 阿部
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福島県臨床研修病院ネットワークガイダンス

2017年11月25日 | 日記
お疲れ様です。鈴木です。

昨日は福島市のウエディングエルティにて県内18の臨床研修病院が集まり福島医大の5年生向けに合同ガイダンスが開催されました。
当院からも研修医として私と阿部先生の2人で参加させて頂きました。当院は研修病院となってからまだ歴史は浅く、福島医大の学生にも知名度が高いとは言えないのが現状ですが少しでも興味を持って頂けるように努力してきました。各研修病院のプレゼンも見させて頂き参考になりましたが、どの研修病院も「経験できる手技や症例数が豊富である」とか「設備が新しくて充実している」などといった点は共通してアピールしており各研修病院ごとの大きな差はあまりないような印象を受けました。

ガイダンスは研修病院について知るきっかけにはなるとは思いますが、実際に見学してみないことには自分に合った環境なのかはわからないと思います。交流会で学生さんと話をしましたが、研修病院をまだどこも見学していないという方も少なくなく、見学に行ったとしても1、2施設程度という方が多かったような気がしました。冬休みや春休みの機会を利用して当院を含め積極的に病院見学に行くといいのかなと思います。
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宇多川と鮭

2017年11月18日 | 日記
先月まで地域医療研修をしていた研修医の名取です。

その地域医療研修中の在宅診療の際に、相馬市の真ん中を流れる宇多川を見て驚きました!
何十匹という鮭が川を遡上していたのです。
もっと間近で見たい!と思ったのですが日が沈むのが早く、その後仕事帰りに見に行く機会がありませんでした。

そして1ヶ月後、なんとなく相馬の街に漂う生臭さを日々感じていました。
今日ランニングをしながら川を見て驚きました!

川中鮭の死骸だらけ!


産卵を終え亡くなったのでしょうか。
生臭さの原因はこれでした。
あまりの数に街中が生臭くなっております。
昨年は気がつかなかったな。


鳥達は嬉しそう。
食べ放題。


生きている鮭がいた。
と思ったら鯉でした。


そんな現在の相馬市でした。
ちなみに福島県で鮭を捕獲すると密漁になるようです。
勿体無いな〜。



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インフルエンザワクチン

2017年11月11日 | 日記
御無沙汰しております。鈴木です。
当院での研修を開始してから半年が経過しました。現在は小児科で研修中です。インフルエンザのワクチン接種の時期なので予防接種目的の受診が多くなっており、私も担当させて頂いております。子供達に接種するたびに大泣きされ、睨みつけられる毎日です。まだ相馬ではインフルエンザの流行は始まっていないようです。
米疾病対策センターの推計では昨シーズンのインフルエンザをワクチン接種で予防できた確率は42%でした。その原因としてはインフルエンザA型(H3N2)の突然変異であることが米科学アカデミー紀要に発表された論文で記されました。昨年はH3N2型の変異型インフルエンザが流行しましたが鶏卵を利用して大量に生産されたインフルエンザワクチンはこの変異型に対応しておらず予防効果が低下してしまったようです。

インフルエンザワクチンは効果がないわけではないですが、必ずしも感染を防げるようなものではないので手指衛生やうがいなどの標準予防策をしっかり行っていく必要があります。皆様、くれぐれも体調管理に気をつけて下さい。
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