運ばれた側です
ただ、一切の記憶がないのが残念で残念で。
どんなふうに救急車が来て、隊員の人と接して、ストレッチャーで運ばれて、
周りの景色がどうで…という思い出が作れなかったー!
後頭部から結構な出血をしたみたいですが(シュシュがまるまる血色に変わって
いたのと後ろ髪が全体的に血でぐしゃぐしゃになってた)、脳に異常なしという事で、
一日だけの入院で帰って来られました軽傷~?
自分の為に日記がてら綴ったので、お時間と興味ある方はどうぞ☆
退社して少し自転車で走った所までは覚えてるのですが、事故の前後の記憶が
すっぽり無くなってまして。目が覚めたら病院で、キツネにつままれた感じです。
きょっとーん
横断歩道を自転車で渡っていた所、曲ってきた車に跳ね飛ばされたそうです。
接触レベルじゃなくて、飛んだそうです。
警察や相手の運転手の話だと、通行人の人達も協力してくれたそうで。
自転車を歩道に移動して鍵かけて二重ロック用の輪っぱで盗られないように
ガードレールの柱につけて下さったり、救急車呼んだり、寝そべっていた私にも
呼び掛けて、私はそれに応対してたそうです←記憶ないけど、意識があったってことですね。
(その事を聞いて、じ~んとしました。通りすがりの人達が心配して介抱してくれて…
全く覚えてなくて申し訳ないですが、面倒見てくれた皆さんに感謝の気持ちがいっぱいです。)
私の方は、ずっと気持ちよ~く寝ている感じ。ふわふわしてとっても心地いいのですよ。
音はとっても遠くの方でさわさわ(ざわざわでなく)と聞こえていて、多分、持ち上げられたり
運ばれたりしていたんでしょうが、そんな身体の感覚も遠くて微かに揺られている感じ。
とにかく心地よく眠っていてる。
目蓋を通して、ひたすら回りは白い。日中にまどろんでる感覚と言いましょうか。
遠くに聞こえる音の中で、救急車のサイレンはさすがに大きめに聞こえて(それでも控え目の
音でしたが)
そこで「あ…救急車に乗ってるんだ~。事故したのか~。
そーだよな、こんな気持ちいい感覚は現実にないもんね。
ああ、でも、もしこんな心地いい状態であの世に行けるなら、なんて楽なんだろう。。。」
と、自分は死ぬわけ無いこと前提で考えてました。
で、また眠りの中へ(だけど受け答えしてたかもね)、途中一度だけ振動があって(ストレッチャー
だと思う)、また眠り続けて
「頭切れてますから」(救急隊員から医師への説明かな?)と聞こえて目を開けた。
天井が見えて、両手が動かせたので視界に入るように持ってきたら、両掌いっぱいに
血が渇いた状態でついていて。
場所はER。若い男の先生ののぞきこんでいる顔が見えた。
で、またうとうと眠る。
私が意思をもって声を発したのは、「一針だから縫っちゃうわ」って言葉に反応して
「麻酔無しですかっ!」と。痛いのが大の苦手なので(´Д`;)
一針と言えど、麻酔無しで縫われる恐怖に耐える心構えをしていたけど、「麻酔するね、
後の痛みもおさまるから」ってことでホっとした。
というのも、傷口洗ったり、髪切られている間中「イタタタタタタタタタ」と喚いていたからね(笑)
麻酔してもらえてよかったー(≧ω≦)
で、看護師さんが「お母様に電話しますね」って聞かれたのは覚えているけど、後で母から聞いたら、
電話代わってくれて『お母さんゴメン』『謝らなくていいから、すぐ行くから』って私と話してたそうな。
そこは全く記憶なし・笑。
処置中に今日は帰れないと言われ、入院をしぶった私に、「記憶障害も起きてるからね、
今日が何日か分からない人は帰れないよ」と言われた時は、「知らない内に質問されて、
それに答えられなかったんだ~」、で、その時もいくら思い出せども何日か何月か季節とかも
全くわからなくて。
う~む…記憶障害…。なっとく。
↑このERでの出来ごとの順序もテキトーです。憶えが無くて(´Д`;)
次に記憶が戻るのが、ER内の処置が終わった患者用に並んでいる簡易ベッドの上に運ばれた時。
横のカゴにバッグが置いてあって、ビニールに入ったシュシュが血で真っ茶色になっていたのを確認。
あと、靴とスカートとブラも置かれていた。
携帯の画面を見て、日にちを確認してようやく今日を思い出す。
と、前方から母の姿が見えて、「早っ!」っとビックリした。
さっき連絡したばっかなのに、もうか!って。
感覚としては10分くらいだったけど、実際は、電話受けて私と対面するまで1時間弱。
今思い出しても不思議。ほんとキツネにつままれてるよ。
意識が完全に戻ったところで、急いで派遣会社の担当者に、とりあえず週末まで仕事に行けないことを連絡。
警察が待っているのでと、車いすに乗っけられて移動。
入院部屋に入り、警察の聴取を受けるも、まったく記憶がないので、逆にこっちが状況を聞くという・笑。
ただ、「横断歩道が青になって、歩行者が歩きだしたのが見えたので、私もそこを渡ろうと向かっていた」
のが覚えている最後で、まさにその交差点が事故現場。
事故に関してはたった1シーン、「『あ、自転車の車体が抜けきれない』と一瞬思った」と警察に話したけど、
それも記憶の断片か想像か実感なし。
(退院後、保険会社の担当から、事故状況:自転車の後方にぶつかって私がはずみで飛ばされた
と聞いた。やっぱり記憶の一部だったんだ…映像としての記憶がまったくないからスッキリしない。)
次いで運転手と挨拶したけど、礼儀正しい大人しい人で安心した。業務中の事故だったとのこと。
一通り終わったら消灯時間を越えてたので、皆帰って行った。
頭ぐらんぐらんして体中痛くて、さらに隣の人の鼾がとんでもなくて、蚊も飛んできたり、
うとうとして腕曲げて点滴の針が曲って警告音が出たりで、過酷な夜…。
「CTスキャンの結果、今のところ異常は無いけど、一晩の間に急変するといけないから」
と言われたのを思い出した。
(後から母に聞いたら、これはER処置室に母が来た時に、入院病棟の外科の先生が来て
説明した際の言葉。そういえば、ここでも私が入院を嫌がって「もし自宅で具合が悪くなったら
救急車呼んでまた来なければいけないですよ?」「それでいいです」躊躇なく答える私(どんだけ
病院嫌いだ…)だけど母に一喝されて入院決定したのを退院後思い出した・笑)
脳は恐いもんね…。
周りが寝ている暗闇の中、ちょっと頭を動かすだけで世界の回り方が尋常じゃなかったので、
自分の脳がどうかなってるのか、このまま寝たら目覚めない場合もあるかも?と懸念が。
日付変わる前だったので、まだいいかな…と創作系の長年の友人にメールした。もし万が一のことがあったら
ディノヒバブログに書き込んでおいてほしいって。
途中で活動が尻切れトンボなんて、ディノヒバファンの片隅にもおけないので、これで安心安心。
ナースコールで呼んで車いす押してもらってトイレ行ったり、丑三つ時にオーダーしていた湿布が
ようやく届いて、右半身打撲のうち、腰とお尻が尋常でない腫れだったのでそこに貼ってもらって、
鼾の人と少しでも遠くなるように足の方に枕移動して方向変えてたりして、その後眠れたようで夜が明けた。
翌日再検査して脳には異常なしとのことで、先生にお願いして退院させてもらいました。
荷物もって頭にネットして歩いていたら、患者のおばちゃまが「退院?」と声をかけて来たので
事情話したらその人も交通事故で。
「交通事故で一日だけで帰って行く人なんて初めて」と驚かれた。
入院は不自由極まりないもんね。避けられるもんなら避けたい。
幸いなのか、不思議なことに身体に擦過傷がほとんどない。
服も白のスカートなのに少しだけ右側面にうっすら汚れがあった程度。破れも擦れもしてない。
まさに飛ばされてドンと落ちた感じ。スライドはいっさい無しということだと思う。
どんなふうに事故ったか、ホント、知りたいよね~。
記憶がなかったり、意識があいまいなのは脳震盪を起こしたからだそうで。
大きく脳が揺れると起こるヤツです。
なくなった記憶が蘇ることは無いんだって。めっちゃ残念><
救急車の経験も…無いと同じじゃん。←しつこい
一回乗りたかったんだよ、救急車…。
帰宅後、打ち身に効く入浴剤をストックの中から探して、ぬるめのお湯でゆ~っくり入りました。
血でガビガビのままだった髪を洗うのが手間どった。
カチカチに固まった髪の筋を、ひと束ひと束シャワーかけてほぐして、傷口を避けて、
とても完全には落とせなかったのでまた次に。
一晩明けて、お風呂の効果かよく眠れたおかげか、身体が軽くなりました。
ただ、痛みは次から次へと出て来ているので、動きがロボット以下に(´・ω・`)
首から下、湿布だらけ…(-.-)
でも、命あってのこと。
打ちどころ一つ違えば、あの世行きの交通事故。
こっちがどれだけ気をつけていても、避けられない事故も多いです。
皆さんも十分に気をつけて下さいね。
私がただただ気がかりなのが、膝上丈のボックスフレアースカートをはいていたので、
吹っ飛ばされて横たわっていた際、パンツが見えてなかったかってことだけです。。。