孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

違憲訴訟?

2015-09-19 17:51:43 | 政治
違憲訴訟、年内にも=原告1万人目指す―安保法制、法廷闘争へ

自衛隊の存在や日米同盟という軍事同盟の存在を抜きにして
集団的自衛権は違憲だという判決が出るとは思えないけどね。

そもそも個別的自衛権も政府の作った憲法解釈であり、
今度の集団的自衛権一部行使容認も政府の作った憲法解釈だ。

まともに憲法9条を読めば自衛隊は本来持てない筈なのである。
だから仮に違憲判断が出るとなると両方駄目でしょうという話になる。

まぁそれはそれで憲法改正しやすくなるから非常にありがたい話だ。

まぁ実際は高度な政治判断には口を挟めないので
門前払いするのだろうけどね。

個別的自衛権だけでは日本は守れない

2015-09-19 05:46:11 | 政治
集団的自衛権反対派の中には個別的自衛権だけで日本を守れると
思っている人達が多い。
実際に民主党の半分くらいはそう考えている人達だと思う。

しかしそれは間違いだと言っておこう。
個別的自衛権だけで日本が守れるというのならそもそも日米同盟
いらないのだ。

ではなぜ日米同盟が今日まであるかと言えば、日米同盟が
あるからこそ少ない防衛費で日本の安全を守れたからである。
(一方で拉致事件など工作活動には対処できなかった。)
断じて憲法9条があるから日本が守れたという事ではない。
9条は日本から侵略戦争をおこさなかったくらいにしか効果はない。

もし日本が中立国で今の防衛体制を単独で維持する事になると
防衛予算は今の5倍はかかる。

個人的には今の日本の防衛予算は少ないと思ってるしもっと増やすべきだとは
思っているがさすがに5倍は無理である。日本の財政が破綻する。
それに核抑止力がなければいくら正面装備を充実させても
侵略されるリスクは低下しない。

今まで日本は核保有国であるアメリカの核の傘と日米両軍の連携によって
平和でやってこれたのだ。

しかし現在はアメリカの国力が低下した事でこの平和が少しずつ
崩れてきた。中国は離島を奪うだけならアメリカは手出しをしないと
考えるようになった事も非常に事態は深刻になってきているのだ。

さらにいえば周辺国のミサイル技術、情報技術、航空技術の
飛躍的な進歩が日本の安全を脅かす事態になっている。

昔はそれ程でもなかったが今は日本の領海外から多角的な攻撃をする事が容易に
なってしまっている。最初からわざわざ大艦隊をひきつれて侵略するというスタイル
はとうの昔に終わったのである。

現代は音速で飛んでくるミサイルとステルス戦闘機だけでもかなりの脅威だ。
これに対処するだけでも日本単独での対処は難しい。リスクが非常に高いし
領海外の敵を排除するだけでも一苦労である。

しかも日本は憲法の制約で撃たれてからじゃないと反撃できない上に
敵基地攻撃能力が低いので、とてもじゃないが個別的自衛権だけでは
対処は難しいのである。

仮に敵基地攻撃能力を大幅に向上させても、空爆だけでは相手の基地は破壊できないので
必ず地上部隊が必要になる。そうなると同盟国や友好国の援助や共同作戦は必ず必要なのだ。
それはもはや個別的自衛権ではなく集団的自衛権である。

敵基地攻撃能力があって、地上部隊を派遣できて、集団的自衛権が使える国だと相手がわかれば
侵略国家は日本を侵略する事はない。

これが抑止力だ。

もちろん集団的自衛権だけを妄信すればそれこそアメリカの戦争にただ巻き込まれる
だけである。本当にその武力行使は必要なのか?そうしないと地域の安定が保てない
のか?そういう事をきちんと考えなければいけないのである。自衛権はあくまでも自衛権なので
本当によく考えてから決断しなければいけない。そういう決断がきちんとできない国家は
国民を外国勢力から守る事は無理だ。
今の北朝鮮との交渉みたいに交渉だけしかできないのである。

その上でPKOや自衛権の行使で直接海外派兵される自衛隊が
きちんと自分達の身の安全を確保できるようにしなければいけない。これは政治の役目なのだ。

アメリカだって何でも日本に期待している訳ではないし日本だって
何でもアメリカに頼る訳にはいかないのだ。

きちんとやるべき事をやってこそアメリカに意見を言える関係になれるのである。

安保関連法が成立

2015-09-19 03:17:04 | 政治
安保関連法が成立=戦後政策、歴史的転換―集団的自衛権行使容認―野党抵抗未明まで

ようやく安保法案が可決成立した。

何度もこのブログで書いているように内容を考えれば全面的に賛成する事は
できない。一番の理由はまだまだこの法案でも切れ目
あるからだ。安全保障に本来切れ目があってはならない。

自衛隊はやってはいけない事だけを決めて動けるようにしないと
今のままではきちんとした行動がとれない可能性もある。

しかしそれでも集団的自衛権の行使を認めた事。駆けつけ警護が出来るように
なった事は評価したい。

今後は憲法改正も見据え、きちんとした安全保障の議論を望みます。

とりあえず安保法案が成立した事は良かったと思います。今の議論のまま
廃案になったらそれこそ日本の領土を攻撃する意図がある
中国やロシア、北朝鮮などの独裁国家に対して
誤ったメッセージを送る事になるからだ。

その事を反対派は理解していない。