不信任案を出すのはおかしい

民主・安住氏、不信任案に言及…維新に結束要請

閣僚の不祥事で交代があったならまだしも
国会運営に不満だからといって不信任案を出すのは無責任だし国会を混乱させる
だけで非常に有害である。

そもそも国会での質疑は野党側にも大きな責任がある筈だ。
本来、自衛隊は解釈改憲の上に成り立っているのに
そこの議論は素通りして安倍政権の解釈改憲は駄目だという論理は
絶対におかしいし通用しない論理だ。嫌ならば堂々と憲法改正を
主張すべきである。

そもそも憲法９条と前文を見ればあきらかに自衛隊と在日米軍の存在は
矛盾している事は誰でもわかる筈だ。

そういう矛盾した憲法下で作られた軍隊だからこそ、切れ目のない
防衛政策はなかなか難しく、ありえない恥ずかしい神学論争を
国会でやる羽目になってしまうのだ。

もっと言えば今の憲法があるからこそ米国追従の日本になってしまったのである。
これを少しでも改める為には憲法改正をして再軍備をし
きちんと日米で役割を分担できる体制が出来てこそ本当の同盟関係に
なれるのである。

そして今や世界や日本を取り巻く安全保障環境は日々変化している。
それに逐一対応するのが政治家の仕事だ。憲法を言い訳にして
何もしない、出来ないとするのは政治家の怠慢である。

とりあえず今は応急処置的な法案を通して現実的な脅威に対応するべきである。
そして最終的には長い議論を重ねて憲法改正を行い、日本の防衛政策の
方向性を決めるべきであろう。

だが今の国会を見ているとそれがなかなか進まないのが悲しい限りである。

「潘事務総長の“戦勝式典”出席は適切」米国務省(15/09/02)

国連事務総長の出席を容認する事でバランスを取っているつもりなんだろうが
このオバマ政権の中途半端さがロシアや中国、そしてテロリスト達に
付け入る隙を与えているのだと思うね。

オバマの態度を見て各国が結構勝手な動きをしている。
こういう時が一番危険。まぁ日本としては日々経済と防衛力向上に邁進するだけ
ですけど。