(1)きょう、変だと思ったことが3つあります。
1.一つは、石破首相が高額療養費制度の負担費ひき上げ問題で自らの判断間違いを認めたことです。
2.二つ目は、自民党が杉田水脈議員を今夏の参議院選の候補者に公認したことです。
3.三つめは、自民党の西田参院議員が「新たなリーダーを選び直さないといけない」と言い出したことです。
このうち、1.2はこれから注目されることですから今は措いて、3.について一言書いておきます。
(2)西田氏の発言の内容は、いわゆる「石破降ろし」です。
曰く:石破首相は昨年の衆院選で負けていて「国民の審判が出ている」、「その方を看板に参院選をやることはありえない」と。
う~ん!これは多分正論です。
(3)しかし、私が興味を引いたのは、この是非ではありません。
何かというと、自民党は3月9日に第92回党大会を東京都内で開催しています。その際、「立党70年記念大会」ということで、石破首相が今度の参院選を「天王山」と位置づけて先頭に立って奮闘すると述べたばかりだということです。
(4)西田氏の党大会での対応はいま措いて、総裁をどうするかは自民党内部の問題です。もちろん、与党の総裁は日本の首相に選出されますから、国民にとって無関係とはいえませんが、誰を総裁に選ぶかは自民党内部で議論すべきことです。
どんな会社でもサークルでも、社員やグループ員が、マスコミや部外者に社長や代表を辞めさせろなどと言い出すことが認められるのかどうか疑問です。どんなことでも仮に問題があるならば、しかるべき場で手続きを踏んで提起したうえでそれにもとづいて議論し、結果を公表する必要がある場合には、広報やその担当者を通じて発表(公開)するのではないでしょうか。
公党の組織の根幹に関わる事項について、議員とはいえ、所属政党の機関に諮らずに党外のマスコミの前で公然と発言するのは「個人プレー」です。個人プレーは勝手な行為、組織から逸脱した行為ですから、これは、内容や結果の是非に関わらず、信義に悖る〔もとる〕行為と考えるべきではないでしょうか?言論の自由ということとも違うはずです。
(5)さらに、西田発言を「首相へ党内で高まる不満 選挙への焦り?」というような捉え方だけで安易に報じるマスコミの姿勢も問われるべきでしょう。
どんな組織も、問題があれば、まず内部で熟議して自主的に解決を図るのが当然です。それを、西田議員が部外者に表明した個人意見を無批判に報じましたが、こういう報道の仕方は、速報性があるかもしれませんが、場合によっては「機密の拡散」につながりかねません。
(6)えっ!何かって?
確か、アネクドート〔ロシア語で一口ばなし・ジョーク〕に次の主旨のものがありました。
「ソ連の国家最高機密はなにか?」
「・・・」
「指導者がバカだということ」
どうです?
まず内部で「お前はバカだ」とやりあうのでは・・・?
(7)まあ、個人のブログじゃあないんだから・・・。しっかり議論してからにしてください。

27日の竹橋の寒緋桜:向こうに北桔橋門〔きたはねばしもん〕が見えます
【コレクション 189 『再建』】
若いころ、そう、もう50~60年前です。そのころ、「保守」とか「保守本流」なんていうのを聴いても、何を言っているのかわかりませんでした。
育った所の近所にO氏という市会議員がいました。その次の選挙で落選したあと、私が買い物に行くと、どてら姿・ヒゲ面で買い物に来ました。そのOさんの姿が私の保守像の原点です。
最近は、キックバックの下村君などがいますが、後輩ながらミジメと思うばかりです。
その、戦後の保守政治の出発点を知る資料の復刻として、きょうのパンフのものがあります。ご覧ください。読んでみたいものがけっこうあります。
大きさは、A4判6㌻です。A4判3枚分の用紙を、最初に左から3分の1を折り込み、ついで右から3分の1を折り込むとできます。下に、1・3・4㌻を載せました。
体裁は、
1㌻ 下に掲載
2㌻ 戦後保守政治の理念を探り 21世紀の政治を拓くために
3~4㌻ 下に掲載 「各巻の主な内容」
5㌻ 推薦 坂田道太 前衆議院議長 『再建』の復刻を喜ぶ
石川真澄 朝日新聞編集委員 『再建』復刻の意義
6㌻ 特色 組見本
刊行案内 全12巻・別巻1 総㌻数6500㌻ 各巻平均560㌻
A5判 定価12万円 アテネ書房 昭和61(1986)年刊
1㌻

3㌻

4㌻

以上です。
今日はここで。
先日見た多摩川の鳥さんをもうちょっと紹介しておきましょう。
1.

やあ!
2.

孤立するウ
3.

オオタカと見えましたが・・・少しボケてます。
4.

また遭おうね!
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