Dance×3!

~ひよこの武道館(仮)~

Mr.Children『miss you』

2023年10月05日 | Mr.Children~CD・うた~

先日リリースされました。

Mr.Children 2年10ヶ月ぶりのNEW ALBUMmiss you

ハマっておりますムフ。

 

すべて新曲の13曲。

感想としましては…

 

「挑戦的」

でも、通しで聴くと最終的には安心感が。

 

そんな感じです。

今回は歌詞カード必須。

だってさ。

しち面倒くさい桜井さん炸裂(笑)

難解な歌詞もたくさん。

もうあの方の言葉の組み立て方どんだけあんの?って感じです。

そして、ここへきて新たな作風まで。

もうね、ニヤニヤしちゃった。

 

コロナ禍で作ったものも結構あるんかな?

ちょっと滅入っている感じもあれば、内向的なエネルギーを感じるものも。

そして、

桜井さんがやってみたいこと、言ってみたかったことを出してる感が。

それを今できるのは、メンバーも一緒に楽しんでくれるから。

最後には優しい世界も。

なのでやっぱりMr.Childrenの作品だなぁと思えるアルバム。

 

『I MISS YOU』

若かった頃を思い、歳を重ねた今を憂いる曲。

最後のフレーズが

”それが僕らしくて 殺したいくらい嫌いです”

だもんねぇ。

でもなんだろう?

メロディは前を向いている感じなんだよなぁ。

「僕らしさ」を受け入れているのだと。

 

『Fifty's Map~おとなの地図』

楽しみにしていた曲。

フラゲ日の午前0時に先行配信&MVが解禁されて、チル界隈が騒然と。

Mr.Children 「Fifty's map ~おとなの地図」MV

そこには20年前の楽曲『くるみ』のMVが。

Mr.Children 「くるみ」 MUSIC VIDEO

そう。

この曲は「くるみ」へのアンサーソング的なものだった、というわけ。

で、まあ…このMVがよく出来ている…というか泣かせにかかっていて。

昨年の半エンでの「くるみ」然り、

50代になった桜井さんにとって「くるみ」の歌詞は半世紀へ向かうために必要なのかも。

で、そこにプラス要素的なものとして、若かった頃の「尾崎豊」の世界をリンクさせた、という感じかな。

私が想像していたより表立った尾崎味は少なくて。

”バイクで闇蹴散らし 窓ガラス叩き割って”

まあ、この歌詞があっただけで私自身は満足なんだけど。

"ティーンエイジャー"

"自由"

"ルール"

このあたりのワードは尾崎の象徴だからね。

で、気になる歌詞。

”求められるクオリティ 今日も必死で応えるだけ

「偶然」に助けられ なんとかやって来ただけのこと”

これは…桜井さん自身の言葉だろうなぁ…

こんなことを思うことがあるんだろうな…と思うとキュウ〜っとなる

 

『青いリンゴ』

ポップ感が強い曲。

だからこそ奥で響くナカケーベースの音がとてもイイ。

 

『Are you sleeping well without me?』

「jewelry」のような妖艶さを思い出させる曲。

そして女々しくて。

桜井さん、この雰囲気はお手のものだろな(笑)

 

『LOST』

今のところ私的第1位ソングです。

歌詞もメロディも好き。

そして「ライブで聴いてみたい」と。

三拍子そろっております。

これもどちらかと言えばマイナス感情が強い内容。

でも「I MISS YOU」と同じで、メロディは前を向いている感じ。

そこにぐっとくる。

あー生で聴きたい。

 

『アート=神の見えざる手』

ふふ、ふふふふ。

このアルバムの問題児(笑)

タイトルを見たときから興味を持たせていたけど。

まさかここまでとは。

いやもうこれはアレだよ。

桜井さんがさ、家でちょっとやってみたくてセルフ録音してさ、

それをメンバーに聞かせたら

「おもしろいじゃん。いれちゃおうよ」

ってなったんだよ(笑)

ほぼフィクションだろうけど、桜井さんの中にこんな思想面があるのもたしか。

それを久しぶりに見せてもらった感じがしてニヤニヤがとまりません。

ここ最近、ホトケ化していた桜井さんだったからね

私的には「僕にはトラウマがあるんです」からのトーンが好き。

 

『雨の日のパレード』

優しくて柔らかい世界。「アート」のあとにコレっていうのがズルイね(笑)

でもそんな優しいメロディに乗せて

”オッサン”

”子供の飛び蹴りが ミゾオチに決まって 体を屈める”

そんなフレーズをしれっと歌っちゃってるところが新しくて面白い。

きっとこれも桜井さんのちょっとした挑戦。

 

『Party is over』

アコギの弾き語り。

あの「キュ、キュ」というアコギ音が心地いい。

これは…桜井さんの一人弾き語りでもいいけど…

タハラさんのアコギで、桜井さんが椅子に座ってスタンドマイクで歌っててもいいな…

あ、妄想しちゃった。すんません(笑)

 

『We have no time』

これまたちょいと粗々しい始まり。「Door」的な?(*もっと違う楽曲あるかも)

これが続いたらしんどくなっちゃいそうな感じなんだけど、サビでとたんに軽くなる。

そして、デジタル音がふんだんに。

韻も踏みまくり。

「作り方うまいな~」と思わせる曲。

でも主人公の立ち位置が私には今のところよくワカリマセン(笑)

 

『ケモノミチ』

リリースまでに聴きすぎちゃったな。

今となればもったいなかったかも。

このアルバムの流れで聴くほうがきっとイイ。

 

『黄昏と積み木』

大人のラブソング。

桜井さんだなーって感じがする。

”一つずつ 丁寧に”

ってところとかね。

サビのセルフハモりのバランスが絶妙。

 

『deja-vu』

これまた優しい…

”僕なんかを見つけてくれてありがとう”

「僕なんか」ってね。

自己肯定感が低いって怒られそうなワードなんだけど(笑)

愛がしっかり見えるから、惚気ワードにすら見えちゃう。

 

『おはよう』

このアルバムでの私的第2位です。

おはようの4連発。

その響きがとても優しい。

日常の幸せを描いた曲。

まーね。

こういう曲は私の生活とかけ離れすぎていてちょっと切なくもなるんだけど。

疑似体験をさせてもらえる、といいますか(怖)笑

”ただそれだけの夕食 幸せすぎる食卓”

すごく耳に残るフレーズです

 

と、まあ。

勢いにまかせてこんなに長々と(全曲やんw)

まだ片手ほどしか聴いていないので、これからまだまだ印象は変わるだろうけど。

何って、やっぱりアルバム内でのバランスがいいよなぁ。

最後の3曲でそれまでの楽曲すべてを受け入れた上で穏やかな気持ちで終わる。

そこがとても優秀だと。

 

ま、そしてあれだね、

こりゃホール向きだわ。もー納得です。



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