100分de名著 ジーン・シャープ(1918- 2018)
第4回 新たな独裁者を生まないために
「アラブの春」、セルビアの「オトポール!」等、数々の民主化運動にヒントを与え、
実際の民主化実現へと導く力を与えたという「独裁体制から民主主義へ」。
しかしその後、独裁権力側も非暴力による市民運動について研究を重ね、
初期段階からその芽が出ないように機先を制する動きも出ている。
大多数の人に対し抑圧が巧妙に隠蔽される先進国、自発的に隷従を求めてしまう人類の本能的性向、
圧倒的な威嚇によって生み出される恐怖心といった問題に対して、シャープの方法論は課題を残している。
このような問題をどう克服していったらよいのか?
第四回は、シャープ以降の思想動向なども交えて、非暴力闘争の課題と可能性を見つめる。
Dinner/Nocturne - Yo Yo Ma plays Ennio Morricone
100分de名著 ジーシ・シャープ 第1回 独裁体制は見かけほど強くない 「79」
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