100分de名著 『二コマコス倫理学』アリストテレス
第2回 幸福とは何か
アリストテレスの倫理学は、「幸福」という古今東西の誰もが深く願うテーマを軸に展開している。
だからこそ、二千数百年の時を超えて現代においても深く影響を与え続けているのだ。
「幸福になりたい」という願望は誰もが抱くものだが、実際に「幸福」になるのは容易なことではない。
真に幸福になるための地道で手堅い道筋を示しているのが『ニコマコス倫理学』なのである。
第二回は、「義務」や「禁止」といった概念を軸にした堅苦しい倫理学(義務論的倫理学)ではなく、
幸福な人生の実現へと読者を導いてくれる実践的な指南の書として『ニコマコス倫理学』の全体像に迫りつつ、
「社会的生活」と「観想的生活」という、幸福な人生の二つの類型について明らかにしていく。
HAUSER - Intermezzo from Cavalleria Rusticana
「深い闇の中にいるのなら、光を見つけることに集中しなければならない」
アリストテレス
枢要徳すうようとく 賢慮(知恵) 勇気 節制 正義
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