暗号名 チューブ・アロイズ ②
原爆はアメリカが単独で開発したと思っていましたが、実は違っていてそもそもは、チャーチルが、ナチスドイツからイギリスを守るために
強い兵器を開発する必要に迫られて研究したのが始まりだったというのです。当時、ナチスは、フランスとポーランドを手中に収め
その矛先はイギリスに向けられていました。
ナチスドイツと戦うためにはイギリスにとって破壊力の強い戦闘兵器の開発は必須だったのです。
ウランの核分裂によってものすごい破壊力を持った兵器が作れるという理論は出来上がったものの当時、イギリスはドイツから集中的に攻撃されていたため
その兵器開発の実験場を作る場所を確保することができませんでした。
困ったチャーチルは、アメリカにこの話を持ち掛け、共同で開発することを持ち掛け時の大統領ルーズベルトと協定を結ぶんです。
これにより、英米二国間での核兵器開発が進められていくのです。
とはいえ、2国間の協定はいろいろすったもんだあり、いろいろな駆け引きがあり、この辺も、まあ複雑なんだけれど
本来、絶対漏れてはいけない核開発の秘密情報がスパイによって、ロシアにもドイツにも漏れていき
ロシアは、あっという間に核兵器を作ってしまうんです。
そして、ヒトラーの自殺により、ナチスの支配は終わったものの新たな脅威として核を保有しているロシアが浮上するのです。
ルーズベルトは、核の情報はオープンにすることでどこの国でも核開発をできるようにしそのことで逆に核使用に対する抑止力になると考えていたようです
けれど、そのルーズベルトがなくなってしまう。
チャーチルは、原爆を使う気満々。
そこへもってきて日本軍の無茶苦茶な戦略によって日本は世界の嫌われ者になる。
もしも、どこかに原爆を落とすとしたらそれはもう日本だということになる。
この辺の時代の流れは、やり切れません。
この時代、日本は軍国主義という狂気の中にいました。
何度も何度も、日本は立ち止まって、流れを変えるチャンスはあったのに
暴走を止められなかったのはひとえに、日本政府に軍隊を抑え込むだけの力がなかったということに尽きます。
日本の核兵器研究は、かなり高レベルだったようです。
もしも、何かがちょっと違っていて日本の核開発が、もっと早くに完成していたら
どうなっていたんだろう。世界は、破滅していたのかもしれないと思うと、恐ろしいです。
あの当時に日本の軍隊が核兵器を使えなくて本当に良かった。
Yo-Yo Ma plays Ennio Morricone # The Good,
暗号名 チューブ・アロイズ ① 2019.2.20 「17」
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