霊長類学者 河合雅雄
令和3年5月に亡くなった霊長類学者・河合雅雄さん。
徹底したフィールドワークでサルの群れの中に飛び込み、サルたちの社会と文化を調査。
「サル学」に新境地を開いた。河合さんは大正13年、兵庫県丹波篠山市生まれ。
男ばかり6人兄弟の三男。自然と動物が大好きで京都大学理学部動物学科に進学。
日本の「サル学」の創始者・今西錦司に師事し、宮崎県・幸島の野生のニホンザルを研究。
すべてのサルの顔を覚え、名前を付けて2年にわたり観察し、サルに文化があることを立証して世界的な注目を集めた。
霊長類の研究を通して「人間とは何か」という問いに向き合い続けた、97年の生涯だった。
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今西錦司いまにしきんじ
カゲロウの研究を通して「棲(す)みわけ理論」を提唱した生物学者。
日本の霊長類学の創始者でもあり、京都大学霊長類研究所を立ち上げた人類学者としても知られるほか、ヒマラヤの探検家としても活躍した。
いくつもの分野で未知の領域を切り開き、後継者を育ててきたその行動の源を、京都北山という身近な山の登山に解き明かしていく。
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