１０月１４日の出来事。。。

なかなかブログに書く事が出来ずに今日になってしまいました。

１０月１４日の事を書いていきます。

いつもどおり東京での診察へ。
朝6時４０分の電車に乗るため、家を６時１０分頃に出発しました。
車中、くだらない話をしていると話がつながらない変なことを言ったので
「何言ってるん？」と言って運転中の私はチラッとダンナを見ました。

すぐ正面向いたけど何かおかしいと思い、もう一度見て見ると
顔は斜め後ろを向き、手は変な形で固まり、足は振動していました。
”けいれんや！”と思った瞬間、とても苦しそうに声にならない声を上げ始め
目の焦点は合わず、全身がけいれんしていました。

真っ暗になりました。すごい恐怖に襲われました。

運転している最中だった私は一瞬でいろんな事を考えました。
このまま横に寄せて車を止めたほうがいいのか？
でも電車に間に合わなくなる。
家に帰ったほうがいいのか？
でも先生に診てもらいたい！
このままどうにかなったらどうしよう…
初めての経験だったけど焦りながらも客観的にみている自分がいました。

とりあえず駅の近くの駐車場まで行こう。
そこで様子を見て判断しようと決め、駐車場へ向かいました。

全身の激しいけいれんは口から泡も吹き、少し血も混じっていました。
力が入り、口の中をかんだようでした。
５分ほどでけいれんはおさまったけど、意識がないのか寝ているようでした。
声をかけても反応はなかったけど、手を動かしたり冷や汗をかいて気持ち悪かった
のか帽子をかぶり直したり、生あくびをしたり、無意識の行動をしていました。

しばらくすると、血の気が引いて悪かった顔色もだんだん良くなり、私の言葉に
返事もしてくれてほっとし、少しずつ話していきました。
「ここどこかわかる？」　「駐車場？」
「うん。じゃあ今からどこ行くの？」　「東京？」
「うん。じゃあ今何があったかわかる？」　「……わかる…かな？」


ボーッとし頭がはっきりしないようでした。
順番に説明してだんだんとわかってきたようで、ダンナも驚いて不安な様子でした。
「どうしよう？」と聞く「なおさら行かなあかんやろ！行こう。」
と言って駅へ向かいました。
足を運ぶのがおぼつかずふらついていましたが、介助が必要なほどではなかったので
少し安心しましたが、いつどこでまたけいれんが起きるか不安でいっぱいでした。

幸い電車にも間に合い、予定どおり東京へ着き、昼食も食べて無事に病院へ着きました。

今日もとても混んでいた待合。電光掲示板を見ると張り紙がしてあり
「○○先生は１０時30分～12時30分まで学生講義のため診察が出来ません」
という内容がかかれてありました。

不安いっぱいの中、気分がまぎれるようにくだらない話をして待っていました。

ようやく呼ばれて診察室へ入ると、先生はとても忙しそうで、画像をパソコンに出していました。

先生が画像をチェックしている最中、ダンナが言いました。
ダンナ「今朝、初めてけいれんが起きたんです。」
先生「そう…どんなけいれんだった？」
ダンナ「全身で結構激しかったみたいです。」
先生「……ここ(画像を見ながら)できてるね。新しいの」

私達にもはっきり見えました。前回取った場所のきわ辺りに直径1、2ｃｍの
ものがありました。

先生「けいれんが起きやすいんだよね、この場所。ここは取れる。取ろう！」

そう言って、早ければ10月末に手術。術後にテモダールしていこうというお話でした。
再発という言葉は使わなかったけど、1年7ヶ月後に再手術という結果になりました。

けいれん止めの薬を増やして処方してもらい、入院の事務手続きをして帰りました。

　　　　　処方されている薬　　デパケンＲ錠……朝3錠　夜2錠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　アレビアチン錠100ｍｇ……朝夜1錠ずつ

とても長い1日でした。けいれん起きたのが今朝だとは思えないくらい…
不安でいっぱいです。
涙もながしました。ダンナも。
でも私達夫婦・家族は、不安もありながらも乗り越えていこうと決意しています。
子供達もよくわからなくても、肌で何かを学んでくれると思っています。

15日16日とけいれんも起きずに元気なダンナでした。
けいれんが起きませんように。
何事も起こらず手術へ挑めますように。
手術成功しますように。
無事に退院し家族で過ごせる幸せな時間をいつまでも持てますように。

これからの未来を信じて…