未来を信じて

ダンナは私たちの太陽!

入院10日目

2009-08-08 23:19:37 | 退院~大阪の病院に入院

毎日片道2時間、電車で病院まで通っています。
最初は乗り換え等でドキドキしていましたが、もう慣れたものです。
毎日となると大変ですが、それでもこの移動の時間は私にとって一人になれる
唯一の時間です。
いろいろ考えたり、本を読んだり、大阪の景色を眺めたり。。。
いい時間になっています。
今日は大阪の淀川花火大会があって、ちょうど帰りに電車から見る事が出来ました。


ダンナの様子は、入院した最初の時に比べると、やはり反応が落ちてきたように
思います。
たとえばジュース2種類をどちらが飲みたいか聞いたら、指差して答えて
くれていたのに最近は返答がありません。
「おはよ!私わかる?」と言うとウンとうなずきはするけど、「名前言って!」と
言っても返答はなし。

食事をしていても、急にスイッチが切れるみたいでスッと寝てしまいます。
5~10分するとフッと起きて何もなかったかのように、口をモグモグ動かして
食べています。
座った状態で、首を支えている事も難しくなったようで、左へ傾きます。

飲み込みはしっかりしていて、今も普通のご飯におかずを食べてくれています。
しっかり起きている時は、車椅子に乗り病棟を回ったり、洗面所で髭剃りをしたり
しています。
ずっとベットの上はイヤだもんネ!

ボーッとしているダンナを見ると、かなり進行しているんだ…と思ったり、
しっかり起きている時は元気な時と変わらない感じで嬉しくなったり。。。
一喜一憂しています。


手術は来週火曜日の午後からになりました。
主に形成外科の手術になります。
膿んでいる部分の皮膚を切り取り、膿を洗浄し、皮膚を寄せて縫い、足りない
皮膚は太ももの皮膚を移植するそうです。
4時間ほどの手術になるとの事でした。

簡単な手術ではありません。
この手術で膿がキレイに無くなるのか、傷口はしっかりと塞がるのか、
やってみないとわかりません。
でもやるしかありません。

この手術を決めるにあたっても選択を迫られました。
脳外科の先生は、感染元である頭の骨をはずし、中をキレイに洗って骨を
除いたまま縫ってとじる。
数ヵ月後、細菌がいなくなってから骨を戻すと言っていました。
が、形成外科の先生は、骨をはずすなら脳を包んでいる硬膜もはずしてキレイに
するべき、と意見が割れたのです。
脳外科の先生は、硬膜をはずす事に反対でした。
その理由は、硬膜をはがす事によって、脳内に膿が入り込んでしまう可能性が
あるから。そうなれば脳内に膿を撒き散らす事になるから、何のために
手術するのかわらないと。
それに重要な静脈が走っている近くらしく、何回も手術で縫い直している硬膜を
はがす事がかなり困難だということでした。

すんなり事は進みません。

今回の手術をして、膿がキレイになくなって傷口が塞がる可能性が半分しかありません。
それでも手術しない事には先には進めないのです。
幸いな事に家族で意見が分かれることはありませんでした。

手術の翌日は姫の誕生日です。
みんな笑顔で姫のお祝いが出来ていますように。。。