とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

手を握る

2005-11-30 05:40:53 | ワーキングマザー
仕事関連の会合に出席し、帰宅したのが9時前。
子供たちは寝る時間なので、一人分残っていたスパゲッティ(料理人:亭主)を急いで食べ、
子供たちと一緒に寝室に行った。

最近子供たちにせがまれる子守歌は「からすの赤ちゃん」である。
哀調を帯びたメロディが子供の心を捉えているようだ。
ルル(末っ子、2歳4ヶ月男)はこの歌だけは一緒に歌い、3番に入ると
「ハトさん、こわいよー、ハトさん、こわいよー」と言う。
次に「くじらのとけい」を歌って、気づいたら、もう寝ていた。

リリ(2番目、4歳女)が「おかーさん、リリもねかしてー」と言うので、ルルが寝たのを確認してリリのベッドに移る。
そう、保育園の先生が書いた連絡帳を見て、リリに話したいことがあったのだ。
「ごめんね、今日、また水着がなかったって?スイミング行かないでどうしてたの?」
「このまえ、みずぎがなかったとき(忘れ物)、カマキリみつけたでしょう、きょうもカマキリみつけたんだよ!
だから、みずぎ忘れてもいいんだよ、おかーさん!」
・・・と言われてもなぁ。忘れていい訳がない。
今回はリリの水着だけ入れ忘れたので、一人で保育園に残ったはずだ。
毎週火曜日のスイミングは楽しんでいるようだし、年少児と保育園に残るのは楽しくないだろうと思うのだが。
親を気遣って、気にしていないようなフリをしているのか。
それとも本当に、気にしていないのか。リリの性格なら、どっちもあり得る。

そういう話をしながら、リリのベッドで私も寝てしまった。
目を覚ましたのは午前4時。
しまった、寝るつもりじゃなかったんだ。
化粧も落としてなかったし、持ち帰った仕事もあったので、静かに寝室を出る。

台所に残っていた皿を洗っていると、ルルが泣いて起きてきた。
お漏らしをした上、ひどく咳き込んでいる。
うわあ、まだ顔も洗ってないし仕事もあるんだが・・・と思いつつ、着替えさせ、
ルルのベッドの濡れた布団はそのままにして私の布団に連れて行った。

ひどい咳は、喘息の発作なんだろうか。
添い寝しながら呼吸音を聞いていたら、子供の寝室のドアが開いた音がして、足音が。
慌てて見に行ったら、ララ(1番上、6歳女)だった。
「リリが泣いてるんだよー、おかーさん、って。」
はぁ。仕方ないので、また子供の寝室へ行った。

リリは泣いてはいなかったが、ベッドでお腹を出してかきむしっていた。
ちょっと可愛そうだが、仕方ない。説得にかかる。
「リリごめんねー、ルルが喘息だからお母さんルルのところにいてあげないといけないんだよー、
ルルはおねしょしちゃって布団がぬれてるからお母さんの布団に寝かしてるし、
ルルのお世話が終わったらお母さん、リリのところに来るから、寝て待っといてね」
リリは「おかーさん、ぜったいきてね」と言って毛布をかぶった。

ルルの様子を見に戻る。
寝てはいたが、まだ咳き込むし、呼吸音が一定ではない。
熟睡できていないようだし、これはもう喘息発作と判断し、吸入器を取りに行く。
薬液を吸入器にセットしている間に、ルルが目をさまして出てきた。
連れ戻して寝かし、吸入器のマスクを口にあてがうと、ルルも自分の両手でマスクをしっかり持った。

吸入は、魔法のような効果がある。
乱れていたルルの呼吸が安定し、深く、静かな寝息に変わる。
これでまぁ、喘息発作は一段落だが・・・あーあ。
明日はポリオの予防接種の予定で、職場に休みも申請していたんだけど、この体調
じゃまた延期だなぁ。
生後3ヶ月から受けられるポリオの予防接種、こいつはまだ一回も受けてないぞ。
ま、いいか、持ち帰った仕事をやる時間ができたと思えば。
吸入が終わったら吸入器を洗って、ついでに顔も洗って、朝まで寝よう。

ルルをはさんで川の字で寝ていた亭主が、寝返りをうってこちらを向いた。
目の前に片方の手が開かれていたので、こちらも手を出して握ったら、握り返してきた。
暖かく、力強い、大きな手。
明日もまた頑張ろう、と思った。
コメント
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