娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

麻溝公園の思い出

2010年01月12日 12時04分09秒 | 公園、児童館で

この前の日曜日、久しぶりに娘と麻溝公園に行って来ました、昨年の10月
以来です。
その時は母もまだ元気で、車いすでしたが3時間ほど公園内を散歩しました。

娘に“ここでおばあちゃんの車いすを上手に押していたよね”と話すと娘は
“そうだね、車いす、押すの楽しかったよ”と答えました。

亡くなってから2ヶ月経ちますが、出かけた先のちょっとした光景が母と重なって
思い出されます。

母は娘に、春になって暖かくなったらお弁当を持ってきて一緒に食べようねと
話していました。
娘も楽しみにその言葉に頷いていたのを覚えています。

また、母が息を引き取った病院は、この公園から10分ほどの所にある有名な
大学病院でした。
その病院は、設備も良く専門の外来があることで様々な患者が集まってきて、
とても混雑する病院でした。

その病院に転院する前は、有明の癌専門病院にかかっていましたが昨年5月に
私の所に遊びに来た時、中には入りませんでしたが転院先のその大学病院を
見に行きました。

その大きさに母はビックリしていて“この病院大きいね、設備もしっかりして
いるんじゃないかしら”と言っていたのを思い出します。

ただ、私としては大きな病院では入院した時、患者の扱いが事務的に
なってしまうのではないかという心配と、看護士不足の昨今、いざというときに
ほったらかしにされるのではないかという心配がありました。

そして、11月の緊急入院。
入院してから息を引き取るまでの4日間、それまでの心配を全て
うち消してくれる程の頭が下がる対応をしていただきました。

医師もそうですが、それ以上に看護士の対応のどれもが素晴らしく、
患者の立場、その家族の状況を充分に理解しながら、そして誇りを持って
仕事している雰囲気が伝わってきました。

この時、本当に“名ばかりの病院ではないな”と改めて思いました。

その前の掛かり付けの病院も対応は素晴らしく、母はとても
気に入っていましたが、最後の病院はそれ以上の所でした。

思いやりや気配りがあり、単に教育だけでは身につかないこれらのことが自然に
表に出てくる行動、たぶん仕事に相当の誇りを持っているのでしょう。

このような看護士たちに世話されながら母は息を引き取りました、
きっと満足だったと思います。

麻溝公園からそんなことが思い出されます。



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