娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

勝手な批判

2007年04月25日 12時43分00秒 | 最近の出来事
最近、見て見ぬ振りというタイトルの記事を多く見かけます。
その内容ですが、電車内の事件を指していて、犯罪が目の前で起こっていても
被害者を助けることが出来ないという内容です。

こういう事件が起きると必ず決まって、それを批評する輩が増えるのは
どういう事なのでしょうか、さっぱり判りません。

最も悪いのは勿論、加害者ですが、見てみぬ振りをしていた人と同じレベルの
人は結果だけを見てそれを批評する人だと思います。

「私だったら」とか、「なぜ彼らは?」とか、「恥ずかしい日本」とか
好きな書き込みが氾濫していて、1億総評論家国家となった日本の象徴を
ネット上で見ることが出来ます。

古人の教えから、犯罪者に学べ、被害者に学べ、第3者から学べという
ことがありますが、本当にこのことを言っていると改めて思います。

「私だったらとか」とか、「なぜ彼らは」と批判する前に、自分のこれまでの
行動の延長線上に助ける側に成りえた自分がいるか、考える必要があるのではないかと思います。

話は全く違って、入学式の帰り道で驚いたことがありました。
大人の行動についてです。

入学式が終わり、家族それぞれが家に向かう途中、私たちも真新しい
ランドセルを背負った娘と信号待ちをしていると、立ち止っている私たちを
後ろから抜いて、堂々と信号無視をしている大人がいました。

それも同じ学校の新入生の保護者であることはスーツを着て、手には娘と同じく
支給された教科書が入った紙袋を手に提げていることから明らかです。

その保護者は、子供を連れておらず一人でした。
私たちを抜いて赤信号を渡った時、娘が「あの人は、何で赤信号なのに渡っている
の?」と聞いてきました。

「たぶん、交通ルールを知らないまま大人になったんじゃないの」、
「赤は止まれだよね」、と娘に言うと「そうだよね、赤は止まだよね」と
大きい声で返事します。

遠ざかる、その保護者にわざと聞こえるように言ったのできっと聞こえていたはずです。

どんな顔をしているのか興味があったのですがその保護者は振り返りことなく
行ってしまいました。

私も偉そうなことは言えないようなことはしていますが、しかし、子供が
見ている前での信号無視は最低が100個位並ぶマナー違反だと思います。

学校で安全教育を学びながら、一歩学校を出るとそれを実践していない
大人を目にする、子供心に矛盾していると思いながら育っていく、子供にとって
現実はどのように映るのでしょうか、そんな保護者がいたことを思い出します。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿