庄内を離れて

この前の日曜日に町田市に引っ越してきました。
慌ただしく引越しをし、もうちょっと時間的に余裕を持てば良かったと思います。

先週の水曜日に娘の卒園式があり、それに合わせ、引越しの日程を組むと、
私の仕事の都合、引越し業者の都合から土日で終わらせなければならず、
慌ただしい日程となりました。

私は、昨年の１１月から東京に住んでいますが、娘にとっては始めての引越し、
妻にとっては１０年ぶりの都会暮らしです。

都会といっても町田市は、かろうじて東京に属しているだけで、回りは
神奈川県に囲まれている地域ですが、そんな町田市を新しい住居に選んだ
理由は、東京に属するものの田舎の要素がたっぷりあり私が気に入ったからです。

会社に行くのに１時間もかかり、決して便利な場所ではありませんが逆に自然は
意外と豊富です。

鶴岡ほどの自然はありませんが、家のまん前が公園になっていて、町並みは緑が
多く幹線道路から離れている住宅街ということもあり車の通りも殆どありません。

そして高台になっているので見晴らしがよく、同じ町の一部が見渡せる所が
気に入っています。

また、もっと大きな公園も近くにあり、遊園地、こどもの国なども車で
１５分足らずで行けますので週末、娘と出かけるのが楽しみです。

そんな、新しい環境でこれから住むことになりますが「住めば都」となるかは
これからのお楽しみです。

私にとって、鶴岡はその「住めば都」の最たる所でした。
今回、諸事情で東京へ移り住むことになりましたが、仕事上の個人的なことで
あり、それを除いては自然環境、友人関係のどれをとっても思い出深い、
第二の故郷となっています。

自然環境については、否が応でも四季を感じずにいられない程、季節の
移り変わりが激しく、春を待つ雪解けの時期のウキウキした気持ちは
都会にいては判らないものと思います。

春のピクニック、夏の海水浴、秋のキャンプや釣り、そのどれもが気が向けば
フラッと出かけることのできるロケーションはそれだけ自然が豊富ということでしょう。

週末、天気がよければ娘に「今日は何処に遊びにいく？」と聞いては必要な
遊び道具を車に積み出かけました。

都会のようにテーマパークやリゾート施設はありませんが、遊ぶ気になれば
何でも出来る環境でした。

また、娘が生まれ、幼稚園生活を親子ともども経験し、そこで知り合った
お父さん達とは事ある毎に酒を飲み、楽しく過ごさせてもらいました。

近所の人たちとも仲良くなれ、酒を飲んだりバーベキューなどを
楽しんでいたのは気さくでありながら、人柄の良い人と知り合いになったから
だと思います。

週末の殆どを娘と共に外で遊んでいた為、外で幼稚園の友だちにも会い、
公園友達や児童館友達も出来、子供の輪の広がりの速さを実感しました。

娘の仲良し友達のお母さんや、更におじいちゃんやおばあちゃんとも
仲良くなれたことも私にとっては思い出深いものになっています。

こちらに来てこれから新しい生活が始まります。
鶴岡はすばらしい所でしたが、それに負けないくらい、すばらしい町と
いえるほどの楽しい経験を積み重ねたいと思っています。

娘にとっては新しい土地ですが、自分自身で人の輪を作り、今後、引越しや旅行
を経験する毎にそれが広がっていくことを経験してほしいと思います。

日本、世界中の何処へ行っても歓迎してくれる人がいて、笑顔で迎えられる、
楽しいときは一緒に笑い、助けを求めたときは何処にいても飛んできてくれる、
そんな互いを大切に出来る友達を数え切れないくらい作ってほしいと思います。