娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

たまごっちその2

2006年07月19日 14時34分12秒 | 
とうとう、根負けしてしまいました。
例のたまごっちです。
この前の3連休最終日、雨が降っていて児童館へ行きましたが祝日ということで
休館していました。

公園で遊ぶわけにもいかず、仕方がないのでジャスコに遊びに行った際、うかつにも
おもちゃ屋の前を通ってしまいました。

ちょうどその時、娘がトイレに行きたいと言いだしたので連れて行き、
私は娘がトイレから出るまで、近くに陳列されているおもちゃを見ていました。

何分経ったでしょうか、トイレからすでに出ているはずの娘は、ちょうどトイレ前に
陳列されていた、たまごっちらしきおもちゃを手にとって見ています。

あーでもない、こーでもないとブツブツ言いながら。

「あーこれはまずい」と思いましたが時すでに遅し。

以前にも、こういうおもちゃは買わない事を、強く言っていましたので娘は
「かってー」とは言いません。

おもちゃを見たり、私の顔を見たりして物欲しそうな目をするばかりです。

その間5分位でしょうか、私も娘も無言です。
更にしばらく経って、娘は小さい声で「これ、いーなー」とぽつり。

その声は聞こえなかったふりをして、「あそこで遊ぼうよ」、
「一階で誰かが歌を歌ってるよ」と違うほうに気をそらせ(最近の娘には無意味)
一階に移動。

一階では、幼稚園で音楽教室を受け持っている先生が、踊りながら歌を歌ったりして
幼児向けのアトラクションを行っている真っ最中でした。

娘は「おんがくきょうしつのせんせいだよ」といって30分程見入っていましたが
それが終わると、さっきの売り場で手に取ったおもちゃがまた見たいと言い出しました。

「やれやれ」・・・・・・、「見るだけだよ」と言ってまたおもちゃ売り場へ。


娘はさっきと同じく、「かってー」とは言わずに小さい声で「これ、いーなー」を連発。

泣きもせず、だだをこねるでもなく、そのような姿を見ていると、このようなことが
これから何度続くのかなと思うと、いつかは私が根負けするだろうという気持ちが
ふと頭をよぎりました。

泣いたり、だだをこねたりするのであれば説得のしようもあるのに、ただただ黙って
見ているだけの娘の戦法は、心理戦のように感じます。
「この態度を崩さなければ、親もいずれはおれるだろう」という戦法みたいです。

何ヶ月も我慢させていることを考えると、ちょっと可哀想になり、「ちょっと貸して」と
手に持っていたおもちゃを見せてもらいました。

娘は急にニコニコし、期待度100%の顔になっています。
(勝ったー!!、と思ったのでしょう)

おもちゃをよく見ると、たまごっちではありません、車のレースをする小さいゲームです。
「これ、たまごっちじゃないよ」と言うと「いいんだもん」と返事します。

「たまごっちが欲しいんじゃないの?」と更に聞くと「かたちがにているからいいの」
と言っています。

結局、たまごっちがどういうものか判らず、何でもいいみたいです。

ここで違うものを買ったら、次に「ほんとうの、たまごっちがほしい」と言われるのが
おちですので「でも、たまごっちの方がいいよね」と聞くと「うん」と返ってきます。

あーあ、結局はこうなるんだなと、つくづく意志の弱さを我ながら感じます。

「わかった、ここでは売っていないから違う店に行こうね」といって家の近くの
おもちゃ屋に買いに行きました。

最新型と一緒に、昔流行ったものが復刻版として、一回り小さくなったたまごっちも
売られていました。

現代版はちょっと大きく2980円、復刻版は1050円、当然、娘に
「小さい方が可愛いよね?」と聞くと「うん」。
「何色がいい?」と聞くと「あお」。

かくして、何ヶ月越しの「かってー」、「だめーっ」、「かってー」、「今度ね」の会話に
終止符が打たれました。

娘は、家に帰り早速ピコピコやりだし、「こんなのどこが面白いのかな」と
思う親の意に反して、夜遅くまで楽しんでいました。

まー、1週間もすれば飽きて、おもちゃ箱の片隅に入れられるとは思いますが。

過去の記事でこういう電子おもちゃが、どうこうと偉そうな事を書きましたが
結局、根負けです。(威厳もポリシーもあったもんじゃない)

それでも、幼稚園に持っていかない、外ではやらない、食事中は禁止等の約束をさせ、
違反したら取り上げるつもりではいますが。


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