北陸地方で地象観測を行っています。 今回は2月1日と3月11日に発表した地震予測についてです。
【2月1日と3月11日に発表した地震予測ついて】
2月1日と3月11日に発表した地震予測では、いずれも最大震度の予測を震度3から震度4(やや強い揺れ)として発表しましたが、発生した地震は予測を大きく上回る非常に強い揺れの地震でした。
「2月1日と3月11日に発表した地震予測から発生した地震」
2月1日の予測発表後に発生した地震は、2月13日 午後11時7分 福島県沖を震源としたマグニチュード7.3 最大震度6強の地震が発生しました。
今回3月11日発表の地震予測からは、3月15日 午前0時26分 和歌山県北部を震源としたマグニチュード4.6 最大震度5弱の地震が発生、3月16日 午前4時56分 茨城県南部を震源としたマグニチュード4.8 最大震度4の地震が発生、3月17日 午後5時29分 福島県沖を震源としたマグニチュード5.3 最大震度4の地震が発生と、ここまでは予測がほぼ順調でしたが3月20日 午後6時9分 宮城県沖を震源としたマグニチュード6.9 最大震度5最大震度5強の地震が発生し、先月と同様に予測を外してしまいました。
「新たな雪の地象」
今回予測を見誤ってしまった原因は雪の地象を震度1から震度5までと、震度5強から震度7までの地象しか観測したことがなかったことが原因でした。
地象観測を2月13日の福島県沖マグニチュード7.3の地震の発生前と、3月20日の宮城県沖を震源としたマグニチュード6.9の地震の発生前に絞って雪の地象を見直したところ共通の地象が見られ、今回初めて震度6強と震度5強の雪の地象の観測となりました。
最大震度が震度3から震度4と思われる地象が際立ち、東日本大震災の前兆として現れた雪の地象がぐずったように現れ、そしてその後から現れる明確で井然とした地象。 それが2月13日福島県沖を震源としたマグニチュード7.3 最大震度6強と3月20日宮城県沖を震源としたマグニチュード6.9 最大震度5強に共通した雪の地象でした。
それぞれの揺れの強さに応じた井然とした雪の地象を比べることができ、今回新たな雪の地象の発見となりました。
東日本大震災の前兆として見た雪の地象とは全く別物でした。 東日本大震災の時見た雪の地象と日本全体が揺れた地震の前兆の地象を基本にして「最大震度は震度5強の強い揺れから、災害を伴う非常に強い揺れの地震の発生が予測される」という地震予測の発表を行う予定でしたが、その地象だけで予測を発表するにはまだまだ甘い地象観測であることが判明。
そのため2月と今回3月の地震の発生に伴う雪の地象の観測から「最大震度は震度5強の強い揺れから、災害を伴う非常に強い揺れの地震の発生が予測される」という予測の発表はできませんでした。
[地象状況]
!空の地象は、今のところ観測には至ってません。(空の地象は、地震雲と呼ばれるものです)
本日撮影。 さぁ、これからだ!
!雪の地象観測:現在観測中です。 地象に収束がまだ見られませんので引き続き注意ください。
!異常磁気の磁気変化の観測:コンパスの北方向は、右へ10度ずれた状態が安定して続いています。
!その他の地象
今のところ観測されてません。
以上、「地象情報・今日の空から」地象状況でした。
地象観測による地震予測は、すべての地震を予測するものではありません。 この地震予測は個人的見解であり、公のものではありません。 地象観測から予測する地震予測の発表は、このブログのみで行っています。 ツイッター、その他のSNS等で発表は行っていません。