サンフランシスコの路上で物乞いをする男性を、続けざまに数人目撃した長男。
「Starving(餓えています)」と書いたダンボールを持って信号待ちの車に近寄って来る。
「あの人たちはどうしたの?」
「お腹がすいているから、少しでもお金くださいって言ってるんだよ」
ぼろぼろの服を着て、髪も髭も伸び放題の人たち。
食べるものがなくてお腹をすかせた人たち。
息子にとっては初めて見る光景。
「、、、かわいそう、、、」
そう言って顔をゆがめた息子の目から、みるみる涙がこぼれ落ちてきた。
それからしばらく、悲しそうな怒ったような顔をして、黙ったまま外を見ていた。
あのね、世の中って不公平なんだよ。
ものすごいお金持ちもいれば、ああやって食べるものがなくて困っている人もいるの。
でも、それっておかしいでしょう?
だからそんなことがないように、みんなが幸せに暮らせるように変えていかないとダメなんだよ。
そのために勉強するんだよ。
なんでこんなふうに不公平なことがあるのかな、どうやったらよくしていけるのかなって、勉強して考えるんだよ。
そうでないと、困っている人を助けてあげる方法もわからないでしょう?
10歳の息子の心にどうなふうに届いただろう。
できることなら子供たちには、きれいなものや楽しいものだけを見せていたい。
けれど、実際の世界はとてもゆがんでいる。
それもやっぱり、いつかは知らないといけない。
「ぼく、大人になったら総理大臣になろうかとちょっと思った」
夜になって息子が言った。
世の中なんて変わらないとあきらめてしまう大人じゃなくて、もしかしたら変えることができるかもしれないと、信じて行動できる大人になってほしいと母は願うよ。
☆☆・・・☆☆・・・☆☆・・・☆☆・・・☆☆・・・☆☆・・・☆☆・・・☆☆
2週間滞在したバークリーヒルのバケーションハウス近くで鹿に遭遇!
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「あの人たちはどうしたの?」
「お腹がすいているから、少しでもお金くださいって言ってるんだよ」
ぼろぼろの服を着て、髪も髭も伸び放題の人たち。
食べるものがなくてお腹をすかせた人たち。
息子にとっては初めて見る光景。
「、、、かわいそう、、、」
そう言って顔をゆがめた息子の目から、みるみる涙がこぼれ落ちてきた。
それからしばらく、悲しそうな怒ったような顔をして、黙ったまま外を見ていた。
あのね、世の中って不公平なんだよ。
ものすごいお金持ちもいれば、ああやって食べるものがなくて困っている人もいるの。
でも、それっておかしいでしょう?
だからそんなことがないように、みんなが幸せに暮らせるように変えていかないとダメなんだよ。
そのために勉強するんだよ。
なんでこんなふうに不公平なことがあるのかな、どうやったらよくしていけるのかなって、勉強して考えるんだよ。
そうでないと、困っている人を助けてあげる方法もわからないでしょう?
10歳の息子の心にどうなふうに届いただろう。
できることなら子供たちには、きれいなものや楽しいものだけを見せていたい。
けれど、実際の世界はとてもゆがんでいる。
それもやっぱり、いつかは知らないといけない。
「ぼく、大人になったら総理大臣になろうかとちょっと思った」
夜になって息子が言った。
世の中なんて変わらないとあきらめてしまう大人じゃなくて、もしかしたら変えることができるかもしれないと、信じて行動できる大人になってほしいと母は願うよ。
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総理大臣になってくれとHirokoが言っていると伝えておいてね♪
うちは糸満のヤンキーみて泣いてるよ。
いまだに剃りこみ入れてるのがいるから (爆)