難関大学・数学の発想のしかた(さくら教育研究所)(SKREDU)

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普通のテストや全国模試の問題と、東大の入試問題とでは、出題の傾向がまったく違う

2020-07-23 | 日記

東大に行けるのは、
偏差値75の人ではない

 さまざまな予備校や教育機関などが、大学の「偏差値ランキング」を出しています。

 そのトップどころに名を連ねる東大や京大の偏差値は、だいたい「75」前後の数値が出ています。

 しかし、普通のテストや全国模試で偏差値75がとれれば東大に行けるのかというと、そういうわけでもありません。

 なぜなら、普通のテストや全国模試の問題と、東大の入試問題とでは、出題の傾向がまったく違うからです。

 普通のテストで高得点がとれる人(偏差値75がとれる人)が、必ずしも東大の入試問題を解くための得点力があるとは限りません。東大の入試問題が解けなければ、当然ながら東大には合格できません。

 この事実を逆に考えると、普通のテストや全国模試では偏差値50~60程度しかとれない人でも、東大の入試問題に対応できる得点力さえ身につけていれば、東大に合格することはじゅうぶん可能だということです。

 全国模試で偏差値50の人が東大を目指すなら、やるべきことは、偏差値を75に伸ばすことではなく、東大の入試問題を解けるようにすることです。

 そのため、高校や塾によっては、東大進学コースの学生には、「東大の入試問題さえ解ければいい」くらいに割り切ったカリキュラムを組んでいるところもあります。

 これは東大に限らず、他の大学の入試や、資格試験についてもまったく同じことがいえます。

 ただ漠然と学力や偏差値を上げるだけではあまり意味はなく、目指す試験で出題される問題を解くための知識やスキルを身につけることがすべてなのです。

 そこを念頭に置いたうえで、日々の勉強の中で注力すべきことは何で、やらなくてもいいことは何なのか、を考えていかなければならないのです。