Skier's High-High
サンタバーバラから帰ってきました!
しばらくはリハビリ中・・・。
人気の高かった過去の記事へのリンク集を作りました!


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おまたせS氏のケニアレポート第4弾です!
今週末は三連休。
S氏もどうやらまたどこかに出かけているようです。
来週もどんなレポートが届くのか楽しみですね。

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もしかすると,このシリーズを続けていると
「nobu氏のサイエンスネタがないぞ!」
とか,
「n嫁さんのファンなのに,Sの書いたネタばっかりに
なっちゃってるぞ!」
とかのお怒りを受けているかも知れません.

…でも,今のところ怒りのコメントは投稿されてないような
ので,「反対意見がないようなら,賛成と取り扱います」の
精神で,今回もレポートは続けます….

さて.
ケニア2日目の朝(レポートその4まできてまだ2日目か!!).

7時にロッジ出発なので,朝5時半に起きて6時から朝食.
標高1700mを越えるため,朝晩はかなり寒く,気温17度前後.
トレーナーの上にフリースを着てちょうど良いくらい.

朝日がきれいにキリマンジャロを照らしています.
山頂付近にわずかばかりに雪が.
うーん.そんなに険しくない山だから,スキー持って行ったら
滑れそうだなぁ….などと馬鹿なことを考える.

後で聞いたところによると,キリマンジャロが写真の
ようにふもとからてっぺんまできれいに見えることは
珍しいそうです….
あと,てっぺんの万年雪は年々減っており,いずれは
無くなるのでは,と考えられているとのこと.
地球温暖化の影響でしょうか.

さて.今日は7時に車に乗り込むと,動物を眺めつつ
国立公園を突っ切り,そのまま4時間かけてナイロビへ
戻り,さらに2時間半かけてナイロビの向こう側に位置する
次の目的地,「ナクル湖」へ向かいます.
昼食を含めて移動時間は8時間半.
さらにナクル湖から宿泊地のナイバシャまでは1時間半.
ドライバーは「今日は1日,long dayだぞ~」と
笑ってます.
…いえ,われわれは乗ってるだけだから良いんですけどね.
運転するあなたにとってこそlong dayでは….

さて.国立公園内は,動物を見かけると時たま止まったものの,
基本的にはほとんど突っ切るだけだったので,シマウマや
ヌー,ブチハイエナなどを見かけた程度で,あとはひたすら
草原を40分ほど走って突っ切ってしまいました.

結局アンボセリ国立公園でのゲームドライブは,昨日の夕方の1回だけ.
この2時間半だけのために,ナイロビから片道4時間,往復8時間
かけて来たのか….
三つの国立公園を回ると決めた時点で,かなり忙しいツアー
であることを覚悟していましたが,実際体験してみると予想以上.
昨日は日本から36時間移動して到着,今日も朝7時から
夜7時までほぼ車に乗り続け,ということになります.

国立公園を抜け,また「これが道か!」
という,マサイの集落を縫って行く道を走っていきます.
国立公園外とはいえ,このあたりでも時々ゲレヌクなどの
動物を見かけます.
2時間半ほどオフロード走行をするとトイレ休憩.
お土産やさんで怪しげな日本語の「安い!○○ドル!」攻撃を
避けつつトイレに寄って,さらに2時間走り続けます.
ここからの2時間は舗装道路になったので,客のわれわれは
気持ちよく睡眠タイム….
起きたころには,ナイロビ市街.
あまりもの雑然さに,これまでの国立公園との落差を感じます.
市街といっても決してきれいに整備された市街でなく,なんと
いうか,「雑然」という言葉がふさわしい町です.

この街中のレストランで昼食休憩.
昼食はケニア料理を,ケニア風に手で食べる!というもの.
基本的に,「ウガリ」というとうもろこしの粉を練った
パン生地みたいなものを粘土のように手の上に広げ,
それでお皿の上の食事を取って食べます.
ケニア料理とはいえ,外国人向けにつくってあり,
今回のケニア旅行で一番美味い食事でした.

ナイロビでの食事の後は,ナクル湖までさらに2時間半.
前半1時間は道も良く,またまたお休みタイムだったの
ですが…
1時間たったころ,異常な振動で目が覚めます.
車が跳ねる,跳ねる!さらに傾く,ゆれる!
ナンじゃこりゃ,と飛び起きると,周りは煙幕を
張ったように真っ白.
ナンなんだこれは!?


「道路が悪い」
言葉で表現すればそれだけだったのですが…
多分,日本人が「道路が悪い」といって想像できる
ものには限度があると思います.
いやいや.想像力を超えました.
走っているのは平原に伸びる真っ直ぐな舗装道路なんです.
それなのに,真っ直ぐ走れないんです.
どういう状況か想像がつきますか?

写真にあるように,舗装道路がひび割れまくって,表面の
アスファルトが3割くらいはがれてるんですねぇ.
はがれたところが20cmくらいの段差になって掘れてます.
で,そこを走ると車のサスペンションが折れそうになるので,
(実際に穴に突っ込んでタイロッドをおっていた車もあった…)
ほとんどの車はアスファルトのない路肩を傾きながら走る.
当然そこは砂利なので,かなりのがたがただけど,
アスファルトがはがれまくった舗装面よりまし,と
砂埃を上げながらがたがたと路肩を走る.
(砂埃で回りは真っ白になり,前に車が走っていると
何も見えない!)

で,時たま遅い車が(時速10kmくらいで走っている,30年
くらい前の壊れかけのトラックとかが多数いるんだなぁ.これが)
路肩にいると,舗装路にでて追い越しをかけるのですが,
そうすると舗装のはがれた穴でジャンプしまくる,という.

…このような道路が,1時間続きます.
車にとっても耐久試験のような道ですが,乗ってる人間が
振動耐久試験を受けている気分です.
船から下りたときに,まだ地面が揺れている,という経験は
よくしますが,車から降りて地面が揺れてるように感じた,
という,人生2度と味わえないような経験が出来ました.
まぁ,これもいい経験です(ポジティブ思考でごまかす).

さて.そのような苦労をして,3時半にはナクル湖国立公園へ
到着.
湖が見えてくると…
おおおお!なんか湖面がピンクだぞっ!!
なに?あれがみんなフラミンゴ??
信じられーーーーーーん!!!!

…いや,すごいフラミンゴの数だ,とは聞いていたんですよ.
フラミンゴがすごい湖だ,とどのガイドブック見ても書いてます.
でも,せいぜい数100羽,多くて1000羽とかそのくらいだろう.
とタカをくくっていたのですが…
予想の10^3のオーダーで数が違いました.
ゼロが3個多いです.3桁見積もりミスってます.
水平線まで,フラミンゴ,フラミンゴ,フラミンゴ!
満員の東京ドームの比ではありません.
朝の新宿駅のプラットホームも真っ青なフラミンゴ密度.
おそらく水平線まで,km単位の視界があると思うのですが,
そこまでぎっしりピンクに染まってます.

車は湖岸ぎりぎりに止まりました.
ここでは車を降りることが出来ます.
しかし,ちょうど車を降りるポイントの20mほど離れた
所にバッファローが1頭いたので,ドライバーから
「バッファローに注意して,時々振り返って確認
しながら湖を見てね…」と注意を受けてから下車.
われわれが車を降りている間,ドライバーはバッファローの
方をひたすら監視し続けてくれました.

湖岸まで歩いていくと,目の前で自分が見ているものが
とても信じられません.
同じ動物が一箇所にこれだけ集まっている姿は,多分人生
これまで見たことは無かったでしょう.
アホのように,30分以上その場に突っ立ってました.

さて.ナクル湖国立公園はフラミンゴが目玉だけど,
これ以外の見ものもあるので,とりあえず後ろ髪を
引かれつつ車に乗り込み,国立公園内を移動します.
水辺なので,バッファローの群れやウォーターバックといった
水辺の動物がいっぱいいます.

さらにしばらく走ると…
お!サイだ!サイだ!野生のサイだ!
うわー.サイって,ホントに恐竜みたいなんだなぁ….
体重2トンくらいあるらしい.

またちょっと行くと,今度はキリンが木の上の葉っぱを
食べてます.アンボセリで見たアミメキリンとは違う
マサイキリン.ちょっと模様が違います.

こうして動物を見た後,ナクル湖が一望に見渡せる
高台に出ました.
…あら.ナクル湖全面を完全にフラミンゴが覆ってる
わけじゃないのね.ここからだと,湖の反対側に
かすかにピンクのエリアが見えるだけ.
まぁ,あの密度で50平方kmある湖面すべて覆ってたら
ちょっとこわいですけど.

高台を最後に,ナクル湖国立公園を後にします.
すでに6時近く….

ここからホテルまで1時間半,またあの人間耐久試験
道路を走ります.
90分の試験時間が終了すると,今日止まる宿の
「レイクナイバシャリゾート」到着.時間は7時半.
朝7時から午後7時半まで,長い一日だった….

もう夜遅いので,到着してすぐに夕食.
この宿は,国立公園内ではないので,ちゃんと電気も
シャワーも24時間使えました.
部屋もバスルームも十分広く,夕食後には久しぶりにあったかい
お湯を張ったバスに浸かり,耐久試験道路で浴びた砂
ぼこりを落としてから,9時過ぎには泥のように眠った
のでした….

明日は,マサイ・マラ国立公園に向かいます
(ここでBGM:世界の車窓からのテーマ)

朝日を浴びるキリマンジャロ


今日の昼食_手に持ってるのがウガリ


ナクル湖へ_舗装道路は穴だらけ_周りに車がいなくて視界がよくなった一瞬_車が路肩を斜めになって走る


ナクル湖.


ナクル湖_写真だとすごさの100分の1も伝わらない


バッファローの群れ


ナクル湖にて_バブーン


ナクル粉にて_サイの一家_写真だと小さく見えるなぁ


ナクル湖にて_サイ


高台よりナクル湖を見下ろす


赤ちゃんグランドガゼル


インパラ群れ


ナイバシャのホテルはきれいで広かった


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