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思い出深いエピソード

2017年07月04日 20時27分05秒 | 日記
ペルソナ4で思い出深いエピソードがありまして。

刑死者のアルカナ「小西尚紀」のエピソードなんですが。

彼、物語の冒頭で犯罪者に姉を殺されてしまって、周囲を拒絶するようになったキャラでして。

その理由がね、理解できるというか。
理不尽だというか。

姉が殺されて悲しくて、犯人が憎いから周囲を拒絶してるんじゃ無いんですよね。

いや、無論ね、姉が殺されて悲しくて、犯人も憎いはずなんだけど。
周囲がそれを強制する。

それが原因で、心を閉ざすようになった。

とんでもないことが起きて、とても悲しくても。
面白い話を聞かされれば笑うし、リラックスしているときはフツーにしている。

でも、それを見た周囲が「姉が殺されたのに笑うなんて」「姉さんのことは好きじゃ無かったの?」

そんな陰口をコソコソ叩くわけですわ。
なので、心を閉ざすようになった。

何か?
悲しい目や酷い目に遭った人間は、笑ったらイカンのかい?
俯いてなきゃイカンのかい?

自分の中の世界観を、他人に押し付けてるんじゃねーよ。

そんな小西少年の境遇を知った主人公が、陰口叩いてる連中に「一言言ってやる」と立ち上がりかけるんですが。
そんな主人公に「気持ちだけで十分ですから」とそれを止める。

良識派を装った加害者と、そんな理不尽を理解し、共感して共に怒る主人公。
黒さと白さが思い出深い、そんなエピソードですね。


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