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白いネズミの話(新年あけましておめでとうございます。)

2020年01月01日 09時33分24秒 | 日記
シロネズミって家畜だったのか。
元日の新聞のコラムで「ドブネズミから白い個体を選別し、繁殖させた種」ということが書かれていて。
ちょっと驚いた。

まぁ、考えてみれば当たり前かもしれないんですけども。

何故か?

一般にネズミと呼ばれている生物って、体格小さいですわな。
中にはヌートリアみたいな、ネズミでありながら小型犬くらいの体格を備えているのもいるにはいますが。
普通のイメージだと、手のひらに収まるサイズを想像しますやね。

そうするとですね。
寒さに弱くなるはずなのよ。

何故って、体の体積あたりの表面積の比率が、体が小さければ小さいほど大きくなるので。

つまり、体の熱を確保するのには都合悪いんですね。

私、だいぶ前にネズミをペットで飼ってた時期ありましたけど。
気温で警戒したのは夏の暑さより冬の寒さでしたからな。
だから巣材を多めに入れて乗り切らせた思い出。

そんな生物が、冬場を乗り越えるには冬の間は温度変化に強い地中に引き篭もる。
身を寄せ合って実質的な総体積を増やし、体温を保持し合う。

この2択しかないと思うんですが。

その場合、体色が白って有利に働くか?

むしろマイナスだと思うんですが。
白い色が有利に働くのは、雪の積もった外界を駆け回る際の保護色。
これ以外無いと思うんですけども。

で、ネズミにはそれをすることに耐えられる生物的強さが備わっていなさそう。
じゃあ、そっち方面での進化はおそらく有利には働かない。

そうすると、白いネズミが生き残って種として確立する要素、自然界に無いのではないですかね?

一般に、家畜の牛や馬は人間の都合に合わせて種として改変され過ぎてて、人間が滅ぶと一緒に滅ぶ運命共同体だと言いますけどさ。
実験動物として大活躍のシロネズミも多分そうなのね。