「まあ、あんた、ねえ!さっきまでそりゃあもうひどい雨だったのよ。雨粒が大きくはっきり見えるくらい。あなたラッキーねー。ほんとラッキー。ついてる人はどこまでもついてるのねー」背中をパンパンと叩かれた。そうか、そうだったのか。私はラッキーなのか。だから自分ひとりの考えだけで決めつけちゃならんわい。
RICOH CX6で撮影
コメント利用規約に同意する
私はその時、遠くの黒い雲と雷がゴロゴロいうなか、どうしてもどうしても香菜が食べたくて八百屋に走って行きました。
玄関の鏡には、香菜をかかえて服を着たまま風呂に入ったみたいな私がうつっていて、笑えました。
お料理はおいしかったでしょう。
私は自分のラッキーに気づけてラッキーでした。