1月9日22:45分、読了。
主人公は57才の建築家で、成功した会社の社長である。
ある日クレーンに潰されて右腕を失い、腰を砕き、頭に損傷を受け、
性格も身体能力も家庭も、一挙に失う。
それまでの人生とは一線が引かれてしまう。
経済的余裕だけは残されていた彼は、デュマキーと呼ばれるカリフォルニア沿岸の小島に移り住む。
そこで絵を描き始める。残された左腕だけで。
それがとんでもない特異な才能で、
絵は素晴らしい出来で絶賛されながらも
あまりにも本質を描いていたために、島にまつわる恐ろしいことを呼び覚ましてしまう。
心の繋がった人たちは素晴らしい。チームは自然にできあがる。
なるべくしてチームに召還される。
キーワードは「自分はできる」
この小説はは確かにホラーだけど、
芸術といったら意味が狭いだろうか、またはかっこよすぎだろうか。
何かを「創作」することについての深い思索が含まれている。
感受性とは備わったものだけでない、育てるものでもある。
だがそれには、よほどの覚悟がいる。
随所に覚書のように「絵の描き方」という創作論が出てくる。
その最後はこうだ。
「描きおわりを見きわめること。絵を描き終わったら、鉛筆なり絵筆なりを置くこと。
その先に残っているのは、ただ人生だけだ。」 訳:白石朗
現在60才を越えたスティーブン・キング自身も
10年くらい前に生きているのが不思議なくらいの悲惨な交通事故にあった。
苦しみの年月を過ごし、結局のところ私達のところに帰ってきてくれた。
本が読めなかった私だけど、なんとか読み終わることができた。
主人公は57才の建築家で、成功した会社の社長である。
ある日クレーンに潰されて右腕を失い、腰を砕き、頭に損傷を受け、
性格も身体能力も家庭も、一挙に失う。
それまでの人生とは一線が引かれてしまう。
経済的余裕だけは残されていた彼は、デュマキーと呼ばれるカリフォルニア沿岸の小島に移り住む。
そこで絵を描き始める。残された左腕だけで。
それがとんでもない特異な才能で、
絵は素晴らしい出来で絶賛されながらも
あまりにも本質を描いていたために、島にまつわる恐ろしいことを呼び覚ましてしまう。
心の繋がった人たちは素晴らしい。チームは自然にできあがる。
なるべくしてチームに召還される。
キーワードは「自分はできる」
この小説はは確かにホラーだけど、
芸術といったら意味が狭いだろうか、またはかっこよすぎだろうか。
何かを「創作」することについての深い思索が含まれている。
感受性とは備わったものだけでない、育てるものでもある。
だがそれには、よほどの覚悟がいる。
随所に覚書のように「絵の描き方」という創作論が出てくる。
その最後はこうだ。
「描きおわりを見きわめること。絵を描き終わったら、鉛筆なり絵筆なりを置くこと。
その先に残っているのは、ただ人生だけだ。」 訳:白石朗
現在60才を越えたスティーブン・キング自身も
10年くらい前に生きているのが不思議なくらいの悲惨な交通事故にあった。
苦しみの年月を過ごし、結局のところ私達のところに帰ってきてくれた。
本が読めなかった私だけど、なんとか読み終わることができた。