今日も明日も愛してる

私が見たものをあなたにも見せたい。月日が経って季節が変わっても、これは世界へのラブレター。

『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』

2008年06月15日 | 観たり、聴いたり、読んだり
すみません、短い映画なのに途中で寝ました。
つまらなかったのではなく、
白い画面で字幕が白、目が疲れて、淡々とした運びについつい眠くなったのです。
明るいところで、テレビなら
きっと食い入るように見たでしょう。



ダーガーの現世での幸福と引き換えのように現れた
この、物凄い世界!
孤独で不毛で豊かな世界!

あのダーガーの絵が、アニメというより紙芝居のように動く。
本人が見たら、これはきっと喜ぶと思う。
もっと動かしたいと思うだろうな。
目を背けたくなるようなむごたらしい描写が、
ショッキングなのにもかかわらず、一種美しくも思えるのは、
あっちの世界ではそれらが崇高な犠牲だからだろうか。




ライズXはきわめて渋谷的な小映画館。
ロフトのような二階から、スクリーンを見下ろすと、
21世紀のTOKYOじゃないみたい。
薄暗くて、階段や壁画に何か潜んでいるみたいで、いいかんじ。
コメント