世の終わりの為の四重奏

2009年01月03日 00時15分10秒 | 岩溪寛司


岩溪寛司

皆様、あけましておめでとうございます。

大晦日も元旦も良く晴れて、人の心理と言うものはこうも天気に左右されるかと思うと雲一つない空を見上げてほほ笑まざるをえないのです。

ましてや今回の年末年始はSIPAのメンバーは全員個別に過ごしていたといった事も多様性の現れかと嬉しくもあるのです。

それにしても旧年中は睡眠時間を如何にして捻出するかという事に集中力の大半を費やしてきたかと思われるのです。

そして音楽的にはSIPA BALED CLONEにとって岩溪寛司にとって進化の年でした。ある兆しは新しい僕の可能性の存在を示唆するものでした。
またある兆しは僕の古びた価値観の衰退を思わせるものでした。
そして2008年も黄昏時を迎えようとするころ僕はそれらが意味、示唆する事をなんとなく風景を眺める様に認識できる様になった気がするのです。
その事は2009年のSIPA BALED CLONEに岩溪寛司に引き継がれるでしょうし彼らはさらにその認識を高める事を期待しているのです。

大晦日から元旦にかけて僕は気の許せる極親しい仲間と過ごせたことがとても嬉しく思えました。
そしてお正月らしさを渇望する僕にその内の一人は「トランプも無いし人生ゲームもないわ」と言うのです。果たして「正月らしさ」の定義の中にトランプはまだしも「人生ゲーム」が含まれるのかが僕には疑問でした。この事は「お腹がすいた」と言っている人に対して「パンも無いしバーベキューセットも無いわ」と真顔で言っているほどナンセンスに響いたのです。そう思うのは僕だけなのでしょうか。
この場合の正しい答えを導くなら、前者の場合。

「トランプも無いしカルタも無いわ」60点

「カルタも無いしトランプも無いわ」100点


後者の場合。

「パンも無いしスープも無いわ」100点


となるのではないでしょうか。

あまりこの話しを引き伸ばすと当人に怒られそうなのでこの辺にしておきますが、なるほど元旦に人生ゲームで新しい年を占うと言う意味では正しいのかもしれません。

そうそう新年一つ目のお知らせ。
1月10日に発行される「Veggy Steady Go!』という雑誌に僕のコラムが掲載されます。
大きな書店やコンビニだとナチュラルローソンに売ってます。宜しくお願いします。

http://www.veggy.jp/

最後に僕はこの新しい年を迎えて幾つか自分へのメッセージを添えて新年の挨拶を終えたいと思います。

「去年より 1時間でも 早くねろ」

「金銭は あればあるだけ 使うなよ」

「笑顔より 大切なものは ありません」

「スタバでは トールにするの? それは無理でしょう! グランデでお願いします!」


新年を迎えようとする僕の耳にに聞こえてきたのはテレビから流れるメシアンの「世の終わりの為の四重奏」でした。

今年もよろしくお願いします。