fu-tenのへび

そう、ゴルフ好き,ラグビー好き、スポーツ大好き。音楽も好き

旅のはじまり。

2008-01-03 | ラグビー
 元日に国学院久我山高校、そして今日、流通経済大学付属柏高校の試合を
JSPORTSで見終えて、とりあえず平成元年生まれの千葉県ジュニアラグビーの同期たちの
3年間の戦いぶりを見届けた。

 この目にしかと焼き付けました。特に久我山では、東京の決勝ではメンバーにも入って
いなかった同期のFL⑥柳くんのがんばり、ハーフで5人も入れ替える中で、あきらめずアタックを試みていたWTB大口くんの鬼気迫る表情、ハーフで替えられた2年プロップ卓郎の
想い、独協中から花園出場を求めて久我山の門戸を叩いた⑮本島くん、みなのプレーを
心に刻みました。
 
 そして、今日は流経の試合で高校代表にまで上り詰めたPR小野くん、HOとして驚くほど
体の大きくなった石橋くん、捌きだけでなくキックにも磨きのかかったSH湯原くん、
そしてケガさえなければ不動のSOだったはずの松浦くん、最後に駿平のプレーを見る
ことができてよかった。試合後の涙にはもらい泣きしました。

 本当に彼らは千葉県中学の最強メンバーだったと思っています。それゆえ、一言だけ
言いたいのです。桐蔭を最後まで苦しめた流経にたいして、
久我山のゲームは何だったのでしょうか?
解説者にあからさまに批判されていたように、
疑問は深まる
ばかり。

 わかり易い例でいくと、茗渓はほとんどのメンバーが持ち上がり。
3年生の人数は15人に満たない。一方久我山は、中学の経験者に加え
スポーツ推薦で生徒を集め3年生は20名以上。両チームは中学校では
東日本の覇権を争うライバル、しかも今年の3年の代は、久我山が
東日本チャンプ。しかも、千葉のジュニアで考えても、
久我山にいった子はチームのエース級。

 そんな才能豊かな生徒がたくさんいる久我山。聞けばグランドは狭く、
練習時間も短いとか。そんな中に70名を超える部員がウジャウジャと
練習しているのか?グランドが狭いなら、それに見合った人数を取れば
いいんじゃないかい?

 天理戦の後半の最初から5,6人入れ替えたのには「信じられない」
の一言。キャプテンまで引っ込めてしまい「部員を信頼してないのかな?」
と素直に思う。グランドにいたメンバーは最後まで戦い抜いていただけに、
本気でやれば強い久我山、「さすがだな」と言いたかっただけに、
悔しくてたまらない。

 強い東京代表復活のためにも、「もはや怖くない久我山」を
倒してあげなくてはならない。実は本郷にも当てはまる。中学からの
メンバーがたくさんいる中で、なぜあんなに茗渓とハンドリングスキルに
差があるのか?ボールキャリアーのBKは行けるとこまで行ってしまい、
ボールを放すことができない。ほかのチームの悪口の前に、まずやることが
あるはずだ。


 と言いながら、僕は無責任にもラグビーとは、ほぼ無関係な立場に戻る。
日曜の楽しみがなくなった2008年、新たな生きがい探しの旅に出る。
今回、花園で高校ラグビーの試合をたくさん観て、家に帰ってもスカパーで
さらに10試合観て思った結論は、「ラグビーは知れば知るほど難しすぎて
僕にはとても教えられない」ということだった。理論と経験、そのどちらが
欠けてもだめだということが、はっきり判ってしまった。

 中途半端な人に教えてもらうことは、プレーヤーにとってマイナスである。
だからもうキッパリとラグビーのことをとやかく言わない。なので、
最後に久我山高校の批判をさせてもらった。これが最初で最後ご勘弁を。