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映画制作裏話ブログ

映画制作裏話をかき集め作品ごとに整理したブログです。mixi「独身社会人映画ファンコミニティ」のログ集!

脚本レビュー「HERO」

2015年07月04日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
HERO オープニング メインテーマ [フルバージョン高音質]

監督らは「映画のために特別なことはしないようにした」と言っています。
脚本に時間をかけたと言っていますが、中には直接、巨悪と戦う、
といったホン(脚本)もあったようです。
映画はあくまで“城西支部”が扱う“小さな事件”。
でもこれが政治家の疑惑に繋がり騒動になるという別の意味で巨悪に繋がるのは、
「容疑者 室井慎二」と同じ。
ただ敵が過去の作品でもいきさつのあった代議士に振られており、
中井貴一や綾瀬はるか等が思わせぶりに登場する。
シリーズの「決着編」というイメージがあります。
でも別に過去の特別編など見てなくてもなんとなく話は付いていけます。

キムタクという人は盲目の武士でも検事でもレーサーでも、
アイスホッケーの選手でも何をやっても、キムタク以外の何者でもないですね。
多少毛色が違うのは「華麗なる一族」の万俵家の長男くらい。
あれは珍しく死んでしまう役でした。
役を自分の方に引き寄せてしまうタレントです。
いまは若さと人気でぶいぶい言わしてますが、
演技者としての本当の評価はもう少し歳がいってからでないとわかんないです。
もっとも日本でカメレオンのように七変化する俳優さんというのはいませんから、
五年後もキムタクはキムタクなんでしょ。

ラストの松たかことの「あれ」は…


以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#japan
にて「HERO」の頁をご覧下さい。

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制作裏話アニメ「時をかける少女」

2015年07月03日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人

大林監督版は冬から春の尾道を舞台にしていますが、
今回は真夏の映画だし、主人公の性格も全然違う。どうしてこうなったのでしょうか?
監督は
「大林版を意識してその正反対にしたわけではなくて、
筒井先生の原作にまず向き合おうというところからスタートした」と語っています・
原作を改めて読むと、未来世界の描写が沢山あって、
後半の結構な分量をケン・ソゴルが語っている。
当時の少年少女たちが、こんなに未来を夢見てたんだなって。
で、今の10代の人たちが、同じような未来像を持ってるのかっていうと、
それは全く違う物になるだろうと。
今の人たちはどういう未来を考えるんだろう、そこから考え始めたんですね。

それで原作と違う、アクティブな女の子、
SF的な未来像ではなく未来に繋がる人物像を考えて、
こういったキャラクターになったんです、とのこと。
つまり今の時点では、未完成な子で良いということですね。

テーマ的には、若者みんなが共通して思っている未来観って、
20世紀的なんじゃないかと。21世紀ってのは、
みんなが共有できる未来像なんてなくて、
個人個人の未来像しかないんじゃないか。
つまり「未来世界」はもう未来じゃないと

ヒロイン像の変化について、
当初はヒロインは芳山和子を現代風に解釈しなおそうという
スタートだったようですが、
途中ある時点でヒロインの名前を変えたところで、
「芳山和子」も出してみたらどうかと思った。
和子を狂言回し的な位置に配することで物語が進めやすくなった。

タイムリープしているのに、
真琴とおばさんの会話が繋がっているように見えるのは?
推敲途中の脚本では、
真琴はタイムリープする度に、最初からこれこれこうとおばさんに
1から説明しているのですが、
演出上、それらの描写がなくなったというのが真相です。
しかしながら
作品的には、言わず語らずで共通の意識をもったふたりの主人公が
存在しているように見える。
それは本来、矛盾なのだけれども…

以下はネタバレになるので、この続きは
httphttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#comic
にて脚本レビューの頁をご覧下さい。


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メイキング「おおかみこどもの雨と雪」

2015年07月03日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画「おおかみこどもの雨と雪」予告2


細田監督インタビュー。

――今回、『おおかみこどもの雨と雪』では、13年間という月日を1本の映画の中で描かれていて、人生が凝縮されていてすごいな、と感じました。
細田守氏(以下、細田) あまりないですよね(笑)。映画としては、珍しい形ではないかと思います。たとえば、僕が前に作品を作らせてもらったときは、だいたい1週間ぐらいの話でした。『時をかける少女』は1週間ぐらいの期間を行ったり来たりして、『サマーウォーズ』はだいたい3日ぐらい。それが、今回13年ですからね。最初は“子育て”の話を作ろうと思ったんです。僕自身には子どもはいないんですけれど、子育てっておもしろいんじゃないかと思って。それでテーマを子育てにしてみたはいいものの、子育ての終わりっていつだろうということにぶち当たりまして。子育てのお話を“最初から最後まで”描こうと考えると、高校を出るまで? 大学を出るまで? 就職するまで? 結婚するまで? って、人によって違うんですよね(笑)。そういう区切りを考えると、長い期間の話になるだろうな、と思いました。そのうちに、親離れ、独立まで含めてというのが子育てなんじゃないかな、と考えまして。その結果、こんな長い映画を作ることになったんです(笑)。

――そもそもテーマを“子育て”にしようと思ったきっかけというのは?
細田 いままで僕は子育てにまったく興味がなかったんです。心のどこかで、「これだけ人口がいるんだから、子どもが生まれるなんて簡単な話なんじゃないかな」と思っていたところがあって。「じゃなきゃ、こんなに人口いないよ」と思っていたんです。ところがね、僕自身、結婚したあとに気づいたんです。結婚しただけじゃ子どもってできないんだなって。“結婚しただけじゃ”って変ですけど(笑)。いま、東京などの都会で子どもを育てている方々、とくにお母さん方のたいへんな話をよく聞くと、仕事をしたいけど預けるところがない。でも、仕事しないと食べていけない。子育てをしながら仕事ができる環境が整っていないとかね。そういうたいへんな問題がある中で、それでもがんばって子育てをしている人がすごくかっこいいなと感じたんですよ。そのかっこよさを映画にできないかなって。

――なるほど。それこそ、生活保護などといった話にもつながることですよね。
細田 たとえば、公的保護みたいな………………なんかこんな固い話でいいんですかね?(笑) 社会問題的な(笑)。




以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#day
にて「おおかみこどもの雨と雪」の頁をご覧下さい。

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メイキング「サマーウォーズ」

2015年07月02日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人

神木隆之介&桜庭ななみ&細田監督インタビュー
――まず細田監督にお伺いします。
プレスシートを拝見したところ、『時をかける少女』が終わって
すぐこの作品に取り掛かったそうですが、
具体的にいつごろから構想を練られていたんですか?
細田監督:(『時をかける少女』は)2006年の夏に公開されたんですけど、
それからずっとこの作品しかやってないですね。
――すぐまた同じスタッフで次の作品をやろう、ということになったんですか?
細田監督:そうですね。ありがたいことに、「また付き合ってやるよ」と言われ。
3年前の夏ですよね……。(2人は)3年前の夏って何やってた?
神木さん:3年前……中1でしたね。『遠くの空に消えた』の撮影をやっていました。
なので3年前の今ごろは、北海道に行っていましたね。
――ロケですよね?
神木さん:はい。2カ月ぐらい行っていました。
細田監督:桜庭さんは3年前の夏何やってた?
桜庭さん:私はずっと部活をやっていました。
細田監督:何部?
桜庭さん:テニス部です。
細田監督:じゃあ夏合宿とか行ってたんだ。
――劇中で“花札”が重要なアイテムとして登場しているのですが、
花札を題材に選ばれたのはどうしてですか?
細田監督:うーん……。桜庭さん、家で花札ってやった? 
おじいちゃんとかおばあちゃんから教えてもらってない?
桜庭さん:全然教えてもらってないです。
細田監督:神木くんは?
神木さん:僕は『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』というドラマで
花札をやっているシーンがあったので……。
細田監督:あったね! オカンがやってるんだよね。
神木さん:はい。それでルールを教えてもらったんです。なので遊べますね。
細田監督:なるほど。花札を選んだ理由なんですが、
花札って“家族でやるゲーム”というイメージがあると思うんですよ。
おじいちゃんやおばあちゃんが孫にこっそり教えるとかね。
花札って賭博(とばく)のイメージもあるので、
学校には持っていきづらいじゃないですか。
するとね、遊ぶ場所が家族の中だけになっちゃうんだよね。
それで、お盆やお正月の時に親戚で集まって花札をやるという感じが僕の中であって。
あとまぁ、もう1つあるのは、花札って言ったらやっぱりあれだよね。
僕の大好きな任天堂の元にあるものだから(笑)。
――任天堂がお好きなんですか?
細田監督:えぇ。任天堂のゲームがキライな人なんていないでしょう(笑)。
そんな人間がいたら見たいぐらいですよ。
花札があったからファミコンがあって、ファミコンがあったから今、
子どもたちもこうしてキャッキャ言える。その大元は花札なんですよ。
……って、こんな話でいいんですかね?(笑)
――ゲームの話は大歓迎です(笑)。
細田監督:神木くんって待ち時間とかゲームで遊ぶの?




以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#comic
にて「サマーウォーズ」の頁をご覧下さい。

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メイキンク゜『探偵はBARにいる2 ~ススキノ大交差点~』

2015年06月29日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画『探偵はBARにいる2 ~ススキノ大交差点~』予告編

大泉洋(以下、大泉):龍平くんは、久しぶりに会っても全然変わっていなかったですね。どこか助けたくなっちゃう人なんです。一度現場で龍平くんが体調を崩したことがあったんですけど、そのときの僕の仕切りっぷりはわれながらすごかったですね。札幌の病院も東京のはりもどっちも僕が手配して……龍平くんのことは、俺に任せろ! って感じです。撮影の2か月間は、なんとも言えない龍平くんの独特な空気感を感じているのがとても楽しいんです。
松田龍平(以下、松田):大泉さんとの共演は、安心感がありますね。今回久しぶりにお会いしたときも、ほっとするというか。僕は東京生まれ、東京育ちなのですが、どこか帰ってきた感があって。そう思えるのは、大泉さんのおかげだろうなと思っています。
Q:アクションも満載でしたね!
大泉:皆さんにはぜひとも、前回にも増してさらにパワーアップした高田の強さに注目してもらいたいですね。彼の蹴りの威力には毎回びっくりさせられるんですが、今回は本当にすごすぎるんで(笑)。電車での乱闘シーンは怖かったですね。電車ってバックができないので、一度撮影すると何駅も先まで行ってから切り替えして帰ってくるんです。撮影の時間も限られていたのでテストができず、ぶっつけ本番になることもありました。そして電車から落とされそうになるシーンでは近づいてくる駅にぶつかったら死ぬのに、駅との距離感がわからなくて本当に怖かったです。
松田:前作より探偵が走っているのですが、大泉さんは足がすごく速いんですよ。僕、結構足には自信があったのですが、本気で走っても追い付けない。10歳も上なのにすさまじい速さなんです。
大泉:龍平くん、バカですよ~。しまいには僕を抜こうとしますからね! 僕を抜いちゃうと話がおかしくなるから「抜くな!」って言っているのに抜くんですよ(笑)。だから何回も走らされて、最後には足が死にそうになりましたから! それなのにこの人、「仕方がないから今日は引き分けということで」とか言っちゃってね。意味がまったくわからないです(笑)。



以下はネタバレとなるので

http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#day

にて「探偵はBARにいる2」の頁をご覧下さい。



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メイキング「トイ・ストーリー3」

2015年06月27日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人

「トイ・ストーリー3」の製作において、アート・ディレクターを務めたのが日本人の
堤大介氏。インタビュアーの小西未来氏の幼なじみでもある堤氏に、「トイ・ストーリー3」
製作の裏側を語ってもらった。

――どういうきっかけで、ピクサーで働くことになったんですか?
「もともと『アイス・エイジ』などを製作しているブルースカイというスタジオで7年ほ
どコンセプトアートを担当していたんです。実はピクサーから3度ほどお誘いがあったん
ですが、ブルースカイでやらせてもらっている役職より下の立場だったので、お断りして
いました。ピクサーが素晴らしいアニメーション会社であることは知っていましたけれど、
自分にとってはやり甲斐のある仕事のほうが大事でして。でも、ある日、ぼくのウェブサ
イトを通じて、リー・アンクリッチ監督が声をかけてくれたんです。“『トイ・ストーリー3』
の照明を君に任せたい”と」
――監督から直接アプローチされたんですね。「トイ・ストーリー3」においてアート・デ
ィレクターを担当されていますが、他にアート・ディレクターは何人いるのですか?
「プロダクション・デザイナーの下に、4人のアート・ディレクターがいます。キャラクタ
ー担当とシェーディング担当、セット担当がいて、ぼくは色彩と照明の担当です。ぼくの
仕事は、主にカラースクリプトです。光と色を使って、どうやって物語を伝えるかという
ロードマップ作りですね」
――最大の挑戦はなんでしたか?
「『トイ・ストーリー』らしさを維持したまま、いかにルックを向上させられるかという点
ですね。前2作には関わっていないので、雰囲気を壊さないように気を使いました。
その一方で、ありきたりの映像表現ではなくて、コントラストを大きくつけようとしまし
た。楽しいところはこれまで通りハッピーにしつつ、怖いところは思いっきり怖く、とい
うように。これまでは子供向けということでこうした表現は抑えられていたようなのです
が、リーが支援してくれたおかげで、かなりコントラストがついていると思います」
――とくにクライマックスの絶望的な恐怖と、エンディングの暖かな雰囲気との対比が素
晴らしいですよね。
「ええ。気づいてもらえたかどうかは分からないのですが、ボニーという女の子が登場す
る場面では、必ず木漏れ日を使っているんですよ。彼女が木々に守られているかのような
雰囲気を出したくて。だから、おもちゃたちも彼女の近くにいると安心するんです。これ
は、ぼくから提案させてもらったアイデアなんです」
――それにしても、ストーリーが…



以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#day
にてメイキング「トイ・ストーリー3」の頁をご覧下さい。

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原作と映画比較「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

2015年06月11日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画も原作もともに「リドルの館」から始まります。
過去のシリーズ作品を知らない人は、
この廃屋は単にハリー・ポッターの敵の隠れ家にしが見えないかもしれません。
まあ、それでも十分作品は楽しめますが、
アップになるトム・リドルの墓は、敵ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)
の父のものです。
リドル親子の不幸な葛藤が、魔法界の魔人ヴォルデモート卿誕生の
もととなるのは、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に出てくる通りです。

映画では、窓辺にともった明かりを見て、
庭番のフランクがいたずら小僧が入り込んだと思って、
明かりを手にして駆けつけるところからドラマがスタートしますが、
原作では、そこが「リドルの館」と呼ばれ、
五十年前に三人の家族が変死を遂げた場所であるという村人の噂話から
始まっています。
「秘密の部屋」のクライマックスでヴォルデモート卿本人が語っている通り、
この変死はヴォルデモート卿の魔法による殺害であることは疑いの余地もありません。
フランクは殺人事件の容疑者として村人にうわさされますが、
なにせ外傷の無い突然死の為、そもそも警察も殺人事件として立件できず、
フランクは屋敷の所有者が代替わりしても、
そのまま敷地内の庭番の小屋に住み続けている、といった事情が語られてから、
フランクが母屋の明かりを認めて様子を見に行くところに繋がっています。

そこでフランクは不幸にも、隠れ住んでいたヴォルデモート卿としもべの
ワームテールの密談を聞いてしまいます。
映画ではここにバーティ・クラウチ・ジュニアもいます。
原作では彼の登場は下巻のお仕舞い近くです。
ミステリーの約束事に、事件の重要人物は冒頭近くに登場する人物に限られるというのが、
あります。
未知の人物が種明かしでいきなり登場し、犯人であったり、犯人を助ける人物であったりすることは、
読者に対してフェアでないからです。
「炎のゴブレット」はミステリー仕立てですので、
重要人物のバーティ・クラウチが終盤近くまでその存在を読者に知られていないことは、
本来約束に反します。
が、ミステリー仕立てとはいえ、ミステリーそのものではないので、
ドラマ全体が新しい人物の紹介編として機能している場合、
非難されるほどの約束破りということにはなりません。
「炎のゴブレット」の最後を見る限り、
差し迫ってバーティ・クラウチの再登場はなさそうですが、
デス・イーターと呼ばれるヴォルデモート卿のしもべである
戦闘集団の一員という設定ですので、デス・イーター紹介編とみれば、
これもルールの範疇以内と解釈できます。

映画では、早めにキャスト全員を紹介し、
注意してみますと裏設定なども、
あちらこちらの小さなセリフなどに織り込まれています。
複雑なストーリーを少しでも判りやすくするよう構成されています。

映画ではヴォルデモート卿らはハリーを手に入れる陰謀の相談をしているのですが、
大蛇のナギニはドアの外で聞き耳を立てていたフランクのことを、
部屋の中の人々に教える以外、特に何もしていないように見えます。
原作では蛇のエキスをワームテールが絞ってヴォルデモート卿に差し出しています。
それがこの時点でのヴォルデモート卿の命を支える唯一の栄養補給方法であることが
説明されています。

フランクの絶叫とともに、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)がベッドで目を覚まします。
リドルの館の出来事はハリーの悪夢の中の記憶です。
ハリーのトレードマークの額の傷がズキズキと痛みます。
映画では、ハリーが目を覚ましたのは親友ロンの家ですが、
原作では、人間界のおじバーノン氏の家のハリーの部屋です。
毎回冒頭に登場するダーズリー一家は、今回は映画には登場していません。

例によってハリーは虐待の日々を送っていますが、
義兄弟のダドリーが学校から肥満を指摘され、
一家はみんなでダイエットの真っ最中。
ハリーも巻き添えを食って、ただでさえ貧弱な彼の食生活は、
ダドリーのご機嫌をなだめる為に更に細められ、
毎日すきっ腹を抱える羽目になっています。

ロン(ルパート・グリント)の父ウィーズリー氏が
クディッチのワールドカップ決勝戦のチケットを手に入れ、
ハリーを誘う知らせが届きます。
ロンの母モリーは、要らぬトラブルを避ける為、
おじにハリーを招待したい旨の手紙を送ります。
ハリーはおじにこの招待を飲ませる為に、人間界でも凶悪犯として知られる
ハリーのなづけ親シリウスの名をちらつかせます。
恐怖に駆られたおじはしぶしぶ承知。
が、約束の日時に、煙突から姿を見せようとしたウィーズリー氏と息子たちは、
おじの家が煙突を塞いでいた為に、中に閉じ込められてしまいます。
レンガを爆破して家の中に姿を見せるウィーズリー親子に、
おじ一家は…

以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#kにて原作と映画比較レビューの頁をご覧下さい。

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映画と原作比較「「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

2015年06月05日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人

 映画も原作も前作と同じく、ダーズリー一家でのハリー(ダニエル・ラドクリフ)の受難の日々から始まっています。
自分の部屋でベッドにもぐりこみ、バーノンおじさんの目を盗んで魔法学校の宿題をしているハリー。
原作では、魔女の火あぶりの刑の無意味さについて論ぜよ、
というレポートを書いていますが、映画ではまず、ダーズリー家の外からハリーの部屋の
窓が明るくなったり暗くなったりする様子がカメラに捕らえられ、
カメラが窓から室内に入ると、ベッドの中でハリーが魔法の杖に向かって、「もっと強く光れ」「もっと強く」と明るい光を放立たせています。
 視覚的に分かりやすく訴えるのが映画の常套手段ですが、闇を光で照らすというのが作品テーマを端的に示す良いシーンでもあります。ちょっとした映画独自の演出ですが、ハリーが光をほとばしらせる毎におじのバーノンおじさんが部屋を覗いてはいらいらとドアを閉めています。
 
 原作ではこのあと同級生の親友ロンから電話がかかり、あろうことかバーノンおじさんが出てしまい、ハリーは取り次いでもらえないどころか雷を落とされたりしています。
ふくろう便がハリーのバースディに届き、ロンが一家こぞってエジプトへ旅行に、もうひとりの親友ハーマイオニーは両親とともにフランスに滞在している等の消息が分かります。ロンは かくれん防止機スニースコープを、ハーマイオニーは空飛ぶ箒のお手入れセットをプレゼントしています。
 かくれん防止機は実はハリーに身辺に迫る危険を知らせる小道具のひとつとなりますが、あとでロンの双子の兄より入手する忍びの地図とドラマ上結果的に役回りが同じとなりますので映画ではカットされています。
 森の番人ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) 』『 フロム・ヘル (2001)
』)が新しくホグワーツ魔法学校の先生に任命されたことも本人が送ってきたふくろう便からハリーは知ることになりますが、同封された「怪物的な怪物の本」というぶっそうな教科書ともども映画での登場はもう少し後になります。

 原作ではシリウス・ブラック逃亡のニュースがダーズリー家のテレビから流されています。彼はハリーの親の敵、ヴォルデモート卿の手先として悪事をなし、
人間界で追い詰められて魔法を炸裂、居合わせた12人の人間と1人の魔法使いを殺して逮捕されています。魔法省はガス爆発として人間たちの記憶を改ざん、ブラックをアズガバンの監獄に収容したのですが、厳しい看守の目をかいくぐって逃亡しています。
人間界に凶悪犯逃亡のニュースとして流し、魔法省の役人たちは魔法界以外にも捜索の手を広げているのでした。

映画ではテレビの場面は無くて、ブラックの逃亡劇は魔法界の中だけの話となっています。
ハリーの天敵マージおばさんが現れるのはこの後です。ブルドックのブリーダーをしているマージおばさんはバーノンおじさんの姉でハリーとは血のつながりが無く、バーノンおじさんに輪をかけた魔法使い嫌いです。映画では展開が早いので分かりにくいのですが、
ダーズリー一家がハリーを嫌って出来るだけ口を利かないようにしているのに反して、
マージおばさんはハリーを常に監視下においてねちねちといじめます。
バーノンおじさんはマージに対してハリーがホグワーツ魔法学校の生徒であることを隠し、不良少年厚生院の生徒だなどととんでもない説明をしています。
ハリーは歯を食いしばって屈辱に耐えますが、調子に乗ったマージおばさんがハリーの死んだ両親を罵倒するにいたってキレてしまいます。
マージおばさんの身体は風船のように膨らんで空のかなたへ飛んでいってしまいます。

映画ではオープニングからここまで3分から5分の展開ですが、
原作ではマージおばさんは一週間滞在しており、最後の晩に騒動になります。
今回幸いにして筆者は日本語版と字幕版の両方を鑑賞できたのですが、
日本語版の上映では多くの家族連れと一緒でした。「ハリー・ポッター」は本来児童小説として執筆され、映画もファミリー映画として製作されています。
映画のすばやい展開は、単に小気味よい演出のためというだけでなく、
じっと椅子に座ってスクリーンを見つめていることの苦手な幼い子供たちに対して、
映画のなるたけ早い時点でアクションを見せようという配慮でもあることに
今回初めて気が付きました。
「ハリー・ポッター」はもともと子供たちのものであって
私たち大人は、ご相伴させてもらっているに過ぎないことを忘れてはいけません。
脚本に深みが無いなどという大人の映画ファンの評論は映画興業ビジネスシステムを
批判しているようで当人がエンターテイメント文化の基本を理解していない証拠です。

バーノンおじさんは「元に戻せ」とわめきますが、ハリーは断固拒否、スーツケースを引っさげ家を飛び出してしまいます。
映画では公園でしゃがみこんでいるハリーの前に死の魔犬、グリム(死神犬)がすぐ姿を見せていますが、原作ではその前にハリーは自分の無分別を後悔しています。
ハリーのような修行中の学生魔法使いは人間界での魔法の行使を禁止されています。
それを破れば学校退学で魔法界を追放されるか、逮捕されて監獄行きか。
いっそ逃亡してしまうかとも考えますが、
現金の持ち合わせが無いことと、人間界でも宿無しになってしまったこと等が脳裏をぐるぐる回ってハリーは街角に立ち尽くします。
これは映画でも押さえておいた方の良かった場面です。いえ、筆者が見落としただけでフィルムにはあったのかもしれませんが、グリムの方がインパクトがありすぎ、ハリーの感情の迷いが飛んでいるような印象を受けてしまいます。

迫るグリムに恐怖するハリーの横顔をバスのヘッドライトが照らします。
振り返ればグリムの姿は無く、目前に迫ったバスに慌てて飛びのきます。

迷子の魔法使いを望みの場所に送り届ける緊急お助けバス「ナイト・バス」です。

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原作と映画比較「ハリー・ポッターと秘密の部屋」

2015年06月05日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のオープニングは雲のした、 
ブリペット通りのハリーの叔父、 
ダーズリー氏(リチャード・グリフィス「スリーピィホロウ」)の家の二階の窓辺で 
ハグリッド(ロビー・コルトレイーン「ゴールデン・アイ」)から貰った魔法のアルバムをめくり、 
ホグワーツの思い出に浸っているハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)の姿から始まります。 
原作ではこの部分は無くて、 
ダーズリー氏がハリーのペットの白ふくろうヘドヴィクの事で 
ハリーを怒鳴りつけるところから始まっています。 
ハリーはヘドヴィクがかごに閉じ込められ通しで、うんざりして鳴いているのだと抗弁しています。 
ダーズリー氏はヘドヴィクがハリーのホグワーツの魔法使いの友人達と連絡を取らせぬために、 
表に出すことを許そうとしません。 
同じセリフは映画にもあるのですが、実はダーズリー家の人たちはハリー達がホグワーツ魔法魔術学校 
以外で呪文を唱えることを禁止されているということを知らないでいます。 
原作では意地悪な従兄弟、ダドリーを追い払うのにハリーが呪文を唱えるふりをする場面が 
この第一章で出てきますが、 
ハリーが呪文を使えないのを知らぬまま、昔と変わらずダーズリー親子がハリーを虐待するのは 
本来原作の流れは不自然で説明が欲しいところです。 
映画ではそこいら辺を飛ばして、 
逆に原作ではきちんと文章にされていない、 
ハリーがダドリーの二つの部屋のうちの片方をせしめたことをダーズリー氏に言わせています。 
前作「賢者の石」では階段下の物置が彼の部屋でしたから。(^^ゞ 
 
ダーズリー氏が得意先夫妻を自宅に招いた晩に、 
ハリーの部屋に屋敷しもべのトビーが現れます。 
「ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはなりません。恐ろしいことが起きようとしています。 
『秘密の部屋』が開かれてしまいました…。」 
トビーは警告に現れたのですが、何か事情があって危機の全貌を語る事が出来ないらしく、 
ハリーがあれこれ質問しようとすると、答えかけては 
「トビーは悪い子!」と自ら脳天をドアや壁に打ち付け…

以下はネタバレになるので、この続きは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#k
にて映画原作、映画脚本対比レビューの頁をご覧下さい。

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原作と映画比較「ハリーポッターと賢者の石」

2015年06月05日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
原作は、ハリーの叔父、ダーズリー氏の登場から始まっています。
映画はその晩、
ブリペット通りにダンブルドア校長(リチャード・ハリス「グラディエーター」の皇帝役。
「許されざるもの」)が、アクゴナガル先生(マギー・スミス「ミス・ブロンディの青春」
「カリフォルニア・スイート」女性ナイトの称号を持つ)と共に姿を現すところから始まります。
空飛ぶオートバイにのって現れたハグリッド(ロビー・コルトレイーン「ゴールデン・アイ」)が
赤ん坊とともに到着し、
2人の先生の判断で赤ん坊はダーズリー家の玄関に手紙を添えて置き去りにされます。
赤ん坊、ハリー・ポッターの額には稲妻形の傷跡が。
ここでメーンタイトル、「ハリーポッターと賢者の石」。

話は11年後に飛びます。
ダーズリー家のバカ息子、ダドリーの誕生日、一家は動物園に出かけていきます。
ハリーは階段下の物置が部屋としてあてがわれています。
朝食の場面では彼が家族のベーコンを焼いています。
冷遇されている様子は、
映画の原作も同じなのですが、
映画ではあまり正面に出てきませんが、
ハリーはダドリーに連日いじめられています。

大ニシキ蛇のガラス張りの飼育小屋の前で、
ハリーは蛇に語りかけると、蛇がウインクをすると言うくだりが出てきます。
ハリーは独り言を言い、蛇が返事をしたように感じた、
というのが原作の描写だと思うのですが、
映画では蛇の反応にハリーは明確に驚いています。
ガラスが消えて蛇は小屋から逃げ出すのですが、
映画では、ガラスが消えた途端にダドリーが飼育小屋の中の池に落ちるというおまけ付きです。
よく見れば、ハリーが無意識に魔法を使っている様子が分かります。

映画はハリー宛ての手紙が届く場面に。
原作では宛先が「階段下の物置内 ハリーポッター様」となっていることに
ダーズリー夫妻は驚き、暮らしを監視している奴がいると警戒し、
慌ててハリーの部屋をダドリーの2番目の部屋に代えますが、
映画ではむしろ夫婦は、差出人が「ホグワーツ」となっていることに驚いているようです。
ダーズリー氏(リチャード・グリフィス「スリーピィホロウ」)は、
手紙をハリーに渡そうとはしません。
手紙が毎日届き、その数はどんどん増えていきます。
ダーズリー氏は手紙を焼き、郵便ポストを釘で打ち付けてしまいますが、
暖炉から数百という手紙が雨あられと吹き出し、
一家はハリーを連れて逃げ出します。
原作では船で海の上にまで逃げ、映画では灯台小屋に逃げてます。
時計が午前0時を告げ、毛むくじゃらの大男、ハクリッドが現れます。
ハクリッドはハリーが有名な魔法使いポッター夫婦の息子で、
ホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届いていると告げます。
両親は交通事故で死んだと聞かされていたとハリーは叫びます。
「知っていたの、おじさん?」「知っていましたとも」
と答えたのは、叔母ペチュニア(フィオナ・ショー「マイ・レフト・フット」)。
魔女の素質のあった姉にホグワーツから入学許可証が届き、
両親は大喜びして送り出したこと。
学校でポッターと知り合い結婚し、ハリーが生まれたこと。
ある日2人が「吹っ飛んで」しまい、子供を押しつけられたと告白する。
「手紙が来る前から、姉さんは化け物だ、と云うことはと判っていた」といいます。
映画と原作では姉と妹が入れ替わっていますが、
どうやら…


以下はネタバレになるので、この続きは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#kにて映画原作、映画脚本対比レビューの頁をご覧下さい。

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メイキング「テルマエ・ロマエ」

2015年04月05日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画「テルマエ・ロマエ」予告編

阿部寛と上戸彩のインタビューを再録します。

Q:チネチッタというイタリアで最大級の由緒あるスタジオのオープンセットで撮影された本作ですが、
現地での撮影はいかがでしたか?

阿部: 震災の直後に撮影が始まったので、とても複雑な気持ちだったのですが、
現地のエキストラの方々が、温かい言葉を掛けてくれ、励まされました。
それに、映画のオープニングでは、このスタジオで撮影した古代ローマの映像が映し出されるのですが、
迫力のある映像に仕上がっていたので、それを初めてスクリーンで観たときには驚きましたね。

上戸: わたしはローマロケには途中からの参加で、現地に到着した日に、ちょっと現場にお邪魔させていただいたんです。
そうしたら、たくさんのエキストラさんに囲まれていると、阿部さんがどこにいるのかわからなくて(笑)。

阿部: あー、そう言っていたね! 撮影には本当にたくさんの現地のイタリア人が参加してくれたからね。

上戸: 本当に、“濃い顔族”の皆さんは、全員がすごくなじんでいました。まったく違和感はなかったですね。
「一番濃いのは誰か」っていうお話で盛り上がっているのを聞きながら、「みんな濃いよ」って心の中で思っていました。

Q:ローマでは、完成披露プレミアも行われました。現地の方と一緒に鑑賞された感想を聞かせてください。

阿部: 日本人が古代ローマ人を演じることに対する評価よりも、
日本人とイタリア人で笑いのツボは共通しているのかということの方が気になっていたんです。
実際に上映が始まると、皆さん大笑いしていて、とてもうれしかったですね。

上戸: すごくびっくりしたのが、「北斗の拳」をネタに使ったシーンで笑いが起こったことです。
絶対にわからないだろうなと思っていたので、あのシーンで笑いが起きたのは、うれしかったですね。
それから、プレミアでは上映前と上映後の2回にわたって舞台あいさつをしたんですが、
イタリアの方々の上映後の表情がすごく和んでいて。その皆さんの表情に、なんだか感動してしまいました。


以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#day
にて「テルマエ・ロマエ」の頁をご覧下さい。

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メイキング「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」

2015年04月03日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
【チャンネル桜】超映画批評 ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

戸田恵梨香のインタビューを採録します。

Q:ついにファン待望のファイナルステージの幕開けですが、
長く続けてこられた作品だけに、感慨深いものがあるのでは?

シーズン1、シーズン2、映画と経験させていただき、
キャストの皆さんやスタッフの方々に、いつの間にか大きな愛情を感じていたんですよね。
だから、ファイナルを迎えることが寂しくもありますけど、卒業と同時に出発でもあるの
で、また新しい代表作と巡り合えたらいいなと前向きな気持ちでいます。

Q:今回、映画ならではといったスケールを感じる演出や撮影はありましたか?

スケールの大きさはすごく感じましたが、基本的に世界観は変わっていないです。
それに、映画だからといって変わってしまったら「ライアーゲーム」シリーズでは
なくなってしまうので、最後まで同じ演出を貫き通してよかったと思います。
ストーリー的には、登場人物の感情の揺らぎがより丁寧に描かれていると思います。

Q:ライアーゲームで鍛えられて、どんどん成長してきた直ですが、
映画版の直はこれまでと違う顔を見せてくれましたね。

そうですね。「うそをつくことも大切なんだ」ということを学んだのが一番の違いです。
それまでは自分がうそをつくなんてありえなかった直が、みんなを助けるためにあえて
うそをつく。そして、一人でも戦えるようになるんです。
初めのころと比べると、ずいぶん強くなりましたよね(笑)。

Q:直と秋山との関係も気になるところですが、映画版で二人の仲に進展は
あったのでしょうか?

あります! シーズン1のときは、直にとって秋山はただの他人で、
冷徹な彼に腹の立つこともあった。でも、秋山はお母さんが詐欺師に追い込まれて
自殺してしまった過去があり、だからこそ、参加者たちを遊び道具にしているライアーゲ
ーム事務局が許せなかったんです。そして、お母さんと直が似ているところがあったから、
メンドクサイと思いつつも、秋山は直を助けてきた。
今回のファイナルステージでは、…




以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#comic
にて「ライアーゲーム/ファイナルステージ」の頁をご覧下さい。

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メイキンク゜『メン・イン・ブラック3』

2015年04月03日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
『メン・イン・ブラック3』予告編


缶コーヒーのCMでもおなじみのトミー・リー・ジョーンズと、シリーズ初登板で40年前の若きエージェントKを演じたジョシュ・ブローリンの“二人のK”が対談。通算12回以上も来日しているという日本通のトミー・リーは、アジアに初上陸したジョシュに日本の楽しみ方を伝授した。


Q:トミーさんにとっては10年ぶりの『メン・イン・ブラック』シリーズとなりましたが、久しぶりにキャスト、スタッフと再会し、すぐにペースをつかめたのでしょうか。

トミー・リー・ジョーンズ(以下トミー):難しいことは何もなかったね。前作と同じように集まって撮影するのみさ。どんな映画でもそうだが、いい脚本ができていること、そしてスケジュール通りに撮影が進むっていうのが大切なんだ。『メン・イン・ブラック3』に関しては、俺の出番はそんなに多くなかったから、毎日セットにいなくちゃいけないっていうこともなかったんだが。俺が知らないだけで、ひょっとしたらトラブル続出でスケジュールも押していたかもしれないがね(笑)。

Q:ジョシュさんは、すでに15年の歴史があるチームに参加するにあたって、プレッシャーはありませんでしたか?

ジョシュ・ブローリン(以下ジョシュ):出演を決めたってことが、僕のキャリアを大きく左右することになるわけだからね。トミーとウィルのコンビは完璧だからそこに入り込むのは不可能に近いよ。

Q:このシリーズをどのようにご覧になっていたんですか?

ジョシュ:プロモーション中だから言うわけじゃないけど、



以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#day
にて「メン・イン・ブラック3」の頁をご覧下さい。

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制作裏話「アイランド」

2015年03月25日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
アメリカに在住の邦人が発行しているメールマガジンでは、
アメリカ国内の「アイランド」の予告では、その「アイランド」の正体は伏せられたまま
とのことです。
ところが日本版予告では正体はあっさり出てきてしまいます。

『アルマゲドン』で世紀末の“現在”を描き、
『パールハーバー』で歴史の“過去”を刻んだマイケル・ベイ監督が、
その無尽のイマジネーションを、ついに“未来”へと突入させた! 
――宣伝コピーではそんな風に宣伝されていますが、
アンチ・ユートピアもの、というのは昔からあったし、
ネタばれしても、あっと驚くほどのものではないし、
だから日本版では、アイランドというインチキユートピアがあって、
そこに送り込まれそうになった主人公たちがどう抵抗するか、を直接問う
作戦になってます。

この作品は公開前から、
79年にアメリカで劇場公開された低予算のインディペンデント映画
「クローン・シティ/悪夢の無性生殖」と類似点が多いと話題になってました。
主人公が人間の移植手術のために作られたクローン人間である点や、
未来のロサンゼルスを舞台にしていることなど主要な設定がほぼ同じす。
現在「クローン・シティ」のロバート・フィブソン監督が、
「アイランド」を製作したドリームワークスとワーナー・ブラザースを
著作権侵害で起訴してます。
当然ドリームワークスは、独自に開発したオリジナル作品であると主張してます。
この話はネットでは複数のメディアから報道済みで、
「クローン映画が実はクローンとは、きついジョーク」という
コメントつきです。

クローンの管理者メリックに『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』『トロイ』のショーン・ビーン、
追跡隊を率いるローレントに『トゥームレイダー2』『コンスタンティン』のジャイモン・フンスー、
二人の脱出を助ける研究員マッコ-ドに『ファーゴ』『ビッグ・フィッシュ』のスティーブ・ブシェミ、
臓器をとられそうになって泣き喚くスタークにマイケル・クラーク・ダンカン。
なんかこう、意味不明で傑作なキャストです。
キャラがいくらか出ているのはブシェミですね。
おたくっぽい衣裳部屋の場面には笑わしていただきました。

スカーレット・ヨハンソンは
1984/11/22 生まれのまだ20歳(当作品制作時点)だというのに、
しっとりした役も出来る魅力的な女優で、
ユアン・マクレガー同様、本作品ではほとんど吹き替えなしでアクションに挑んでます。
デンマーク系とポーランド系の血で、ハリウッドにその色白で欧州系のマスクが重宝がられている。
 彼女の両親は離婚したので、スカーレット・ヨハンソンは父のいるニューヨークと母のいるロサンゼルスを…

以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#dvdにて制作裏話「アイランド」の頁をご覧下さい。

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脚本レビュー「ナイトミュージアム」

2015年03月20日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
ナイトミュージアム

 物語の舞台となったアメリカ自然史博物館
(American Museum of Natural History)は、
ニューヨーク市マンハッタンのセントラルパークの西端に位置する、
1869年設立の自然科学・博物学に関する世界最大の博物館です。
ここは、ノア・ボーンバッハ監督の「イカとクジラ」で
海洋ホールにあるダイオウイカとマッコウクジラの実物大模型が使われているように、
「マンハッタン」「素晴らしき日」「小説家を見つけたら」
といったニューヨークが舞台の映画にちょくちょく登場しています。
ニューヨーク市民になくてはならない人気スポットです。
ナショナル・ジオグラフィック誌が世界のあちこちで取材している
自然科学・博物学に関することすべてがジオラマ・実物大模型・標本などで
展示されています。
で、「ナイト・ミュージアム」のヒットをうけて、
本当に夜のアメリカ自然史博物館内をツアーするというイベントを
博物館が企画して、えらい大当たりをとり、
いまや数ヶ月先まで予約で一杯…


以下はネタバレになるので、この続きは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#dvd
にて「ナイトミュージアム」の頁をご覧下さい。


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