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ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

どこまで耐えられるか・・・それも挑戦の一つです。

2012-10-10 10:51:28 | Weblog
今日も富良野にいます。

昨日は吹上温泉に行きました。山部から吹上温泉まで、約50キロ。・・・温泉のためだけに、往復100キロ。
距離はまだいいのです。問題はやはり・・・寒さです。
吹上温泉は山奥にあります。かなりの山奥です。もう、やめてくれ!っていうくらい山奥なんです。

吹上温泉で旭川に住んでるおじさんが言ってました。昨日の旭川の最低気温は3度、今日の最低気温は4度だと。
旭川と富良野、どっちが寒いのかは知らないが、旭川と山部、どっちが寒いのかは知らないが・・・距離にして60キロほど。廃バスの中が、どれほど寒かったか・・・想像できるというものです。

とにかく、身を切るような寒さの中、十勝岳温泉から一気に山を下り、上富良野、中富良野、富良野、山部。廃バスに帰って来たのは夜の10時。

薪ストーブに火をいれて、ご飯を炊いて・・・。
寝たのが何時なのか・・・覚えていない。
朝起きたら・・・10時でした。

星が綺麗でした。吹上温泉から見えた星空も、山部に帰って来てから見えた星空も。・・・流れ星がひゅるひゅるひゅる。

寒ければ寒いほど、星は輝きを増していきます。
眩暈がするほどに・・・輝きを増していきます。


山部の街が包まれています。

2012-10-09 09:19:31 | Weblog
廃バスの裏へ散歩に出かけると、素敵な風景に出会える。

ここは、山部の街からだいぶ上がった場所にある。・・・山だ。街が見下ろせるくらい高い場所にある。

山と山に挟まれた山部の街が雲に包まれている。ちょっとした雲海だ。雲は右から左にゆっくりと流れている。廃バスの上は快晴だ。
上空から世界を眺める、神様みたいな気分になる。

もう冬の陽射しが降り注ぐ季節なのに、可愛い花がいくつも咲いてる。
朝露に濡れて、キラキラと輝いている。凍える夜を越えて、勇ましく可憐に、野に立っている。

僕も、ここに咲く花のように、この場所に適応し始めているような気がする。
だって僕は今・・・こんなにも楽しい。
この寒さと、この陽射しを全身で受け止めながら・・・今、こんなにも楽しい。

富良野で気になるパティスリー。

2012-10-09 08:49:38 | Weblog

昨夜は寒かった。どのくらい寒かったかというと・・・裸で寝たら凍死するんじゃないか?っていうくらい寒かった。
いよいよ、富良野に冬がやって来た。

マイナス10度まで耐えられる寝袋が、マイナス10度まで耐えられることは絶対に無いのだけれど、この日のためにバッグにしまって運び続けてきた、モンベルのインナーダウンと、ダウンパンツ。・・・あぁ、持って来て良かった。

旭川から富良野へ向かう道。上富良野に、ちょっと気になるケーキ屋さんがあった。前々からちょっと気になっていた。
旭川から富良野へ向かう道、上富良野あたり。あまりの寒さに、避難の名目を借りて寄ってみた。

注文してからクリームを詰めます。のクッキーシュー、150円。
店内はカフェの様相。
店の中で食べてもいいですか?と聞いたら、どうぞと言われ、奥へ行くと・・・温かいコーヒーが煎れてあった。ご自由にどうぞ、の六花亭方式だ。

寒い寒い夜の話。外気温7度の午後7時前。
なんとも心が暖まる、優しいパティスリーメルシー、なのであった。

グッドモーニング富良野。今朝は・・・めちゃめちゃ、気持ちがいい。

北見周辺、アイス天国。

2012-10-08 22:46:12 | Weblog
遠軽を出て、一路留辺蘂へ。目指すは北の白い風船。
ジェラートを食べて、20キロ走って、またジェラート。・・・これは暴挙である。

以前食べた白い風船のコンパーナ。ジェラートタブルとソフトクリーム。
ノルディックファームとの比較のために、もう一度、今一度、この舌と脳に刻み込まねば。

キャラメルとココナッツとソフトクリーム。

ふむふむ・・・うーむ・・・ふむふむ・・・うーむ。

美味しいは美味しい。がしかし、ノルディックファームの幸せな味には敵わない。これは、ノルディックファームが凄すぎたという話なのだ。

どんだけ甘いものが好きなんだ?って想うかもしれないが・・・これは取材みたいなものなのだ。とっても大事なね。
こういう取材めいた挑戦が、あとあと生きてくるのだ・・・と、信じたいものなのである。

幸せな気持ちになってしまったのです。

2012-10-08 12:56:28 | Weblog
遠軽町生田原には、ノルディックファームがある。
ダッチオーブン佐藤。通称ダッチ佐藤、お勧めのジェラート屋さん。

どれも美味しそうなので・・・トリプルを頼んだ。ストロベリーヨーグルト、栗とクルミの実、クリームチーズの三種類。

しかし、まいった。ホントにまいってしまった。・・・どうしよう?・・・美味しすぎる。美味しすぎるんだ。困った。もっと食べたい。ずっと食べていたい。ここに泊まりたい。いや、ここに住みたい。

なんとも・・・幸せな気持ちになるジェラートだ。優しい味のするジェラートなのだ。・・・驚いた。いや・・・参った。

お世話になりました。

2012-10-08 12:49:28 | Weblog
荷物を積んだまま、ダートを10キロ走ってサロマ湖の展望台へ。

無事に降り切って、一路湧別へ。

三連休のせいか、田舎のガソリンスタンドは大賑わい。次々と来るお客さんで、店員さんはみんな大忙し。所長さんは農耕車のパンク修理中。
田舎のガソリンスタンドの仕事は土方みたいなもんだ、と漏らしていた。
30分くらい待って、お礼を言って、チオビタを渡して、出発。一路遠軽町生田原。

ザンギは別売りだよ。

2012-10-08 10:53:57 | Weblog
今、湧別に向かっています。

夕べ、網走の街で、チオビタ2000を一箱買いました。
タイヤバースト事件の時にお世話になった、ホクレンのガソリンスタンドへ、チオビタを持ってお礼参りです。

チオビタじゃなくて、チオビタ2000を買ったため、今日は朝ごはんと昼ごはんを合わせて、カップ焼きそば。
計呂地の公園で食べています。

北海道限定、スープ付きカップ焼きそば、うまいっす。

風吹き止まぬキムアネップ。

2012-10-07 22:07:34 | Weblog
オホーツクの音って、どんなだか知ってますか?

ゴー!ゴー!ゴー!

風の音しかしません。風の音しかしないんです。

風に飛ばされそうになりながら走り、風に飛ばされそうになりながらテントを張り、泣きそうになることもなく、鼻歌を唄いながらペグを打つ。

だって、だって、今までもっと辛い目にたくさん遭ってきたんだもん。

テントを張り終わったら、地べたに座って、身体の片側にゴー!っという風を受けながら、満天の星空に身を委ねる。

オホーツクって、風が強いから嫌いだよ。いつだって飛ばされてしまいそうだ。

でも、地平線際に浮かぶオレンジ色の月は綺麗だから好きだ。

風が雲を吹き飛ばしてくれて、満天の星空を見せてくれるから好きだ。

きっと朝には、青い海と、海みたいに大きな湖が目の前に広がってる。

だから、僕は・・・いつもここに来てしまうんだな。

ウルトラスーパースペシャルグレート・・・なんちゃら。

2012-10-07 19:36:58 | Weblog
今女満別にいます。まだキャンプ場には着いていません。
寒さが尋常ではないので、温泉です。女満別温泉、山水の美肌の湯。

ここから一時間ちょっと。サロマ湖畔のキムアネップ岬まで走る予定。

僕のバイクにはいささか問題がある。夜に走ると危険な理由がある。
フロントフェンダーの上にテントを積んでいる。それはちょうどヘッドライトの下になる。
ヘッドライトの光の下半分をテントが隠してしまう。つまり、下を照らさない。
そして、積んだ荷物の重さで、リアが沈んでいる。必然的に、ライトは上を照らす。真っ暗闇の中、ハイビームにすると、道の向こう側のその上を照らしてしまう。

そして、ヘルメットのシールドが汚れている。そして、曇る。
だから、どんなに寒くても、暗い場所ではシールドを開けて走る。・・・凍る。

とにかく、危ないことこの上ないのです。

網走から女満別へ来る路。道を間違えて、農道を延々と走ることになってしまった。
あまりの見えなさに・・・びびった。びびってしまった。

なので、ちょっと仕様を変更。
今日から、夜に走る時はテントをサイドに移動することにした。

名付けて、ホンダVtwinマグナ、クレイジーホース北海道スペシャル、ナイト仕様!

・・・長い!

さぁ、頑張って走ろう。

三連休だったのね?

2012-10-07 12:50:55 | Weblog
今日は天気がいいから・・・めっちゃ天気がいいから、知床五湖でも観て行こうと想ったら・・・。

キタサンとダッチオーブン佐藤からアドバイス。
「一湖だけだったら無料だから、一湖だけにしたらいいよ。浮いたお金で美味しいものが食べられるし」

せっかくのアドバイスなので、一湖だけ見ることにした。

今日は三連休の中日のようで・・・世界遺産は大にぎわい。・・・一湖だけにして良かった。

それにしても、すごい人だ。駐車場待ちの車の列が道路にズラリ。北海道で、こんなに人がいるのを初めて見たよ。

朝の羅臼川。久しぶりの太陽。

2012-10-07 08:07:28 | Weblog

この二週間、気持ち良く晴れた日が無かったような気がする。霧、曇り、雨。なかなか気持ち良く走り出せる日が無かった。
それでも、気怠い気分に鞭を入れて走り出したのは、旅の終わりが近づいているからなのかもしれないな。

今朝は、温泉からスタート。キャンプ場から徒歩3分。熊の湯。
ここのお湯は、気持ちがいい。入れない人が続出するくらい熱いのだが、そこにジッと耐えながら長時間浸かるのが気持ちがいい。
昨日知り合ったダッチオーブン佐藤さん曰く、血が流れるほどの傷じゃなければ、熊の湯のお湯に浸せば一瞬で治るのだそうだ。
「嘘だね?」と聞くと・・・
まぁ、それはちょっと大袈裟だけど・・・ホントに治るんだよ・・・と言っていた。

まぁ、朝から温泉に入って気持ちがいいよっていう自慢話なんだけどね。

お風呂から戻って、キタサンのテントへ。
コップを差し出して・・・
「朝なんだから、コーヒーとか入れたらいいと思うよ」と言ったら、美味しい水がいいよね?と、ロックアイスの袋を開けてお湯を沸かしてくれた。

グッドモーニング羅臼。・・・なんともいい朝だ。

リアル野生の王国。

2012-10-07 00:56:47 | Weblog

今日は羅臼にいます。

3日前に、キタサンから連絡が来ました。
「今帯広にいるねん」
何で?
「羅臼のキャンプ場が13日で閉鎖されるから、明日羅臼に入って、ラストまでいるねん」
へぇ・・・で?
「羅臼に来れば?」

そういうわけで、今日は羅臼にいます。

それはいいとして・・・。
今日は衝撃的な事がありました。
お風呂セットを中標津の温泉に忘れて来たという事実に、さっき気付いたというのも衝撃的ではあるのだけれど、それよりももっと、遥かに衝撃的な事件なのです。

なんと、なんと、とうとう、とうとう・・・野生のヒグマと遭遇してしまったのです。
さすが知床!・・・これが知床!と言わざるを得ません。
ヒグマとの距離・・・15メートル。数秒間、見つめ合ってしまった。
行く手に現れたヒグマ。1メートル半ぐらいの小熊。
小熊と分かった時点で戦慄が走る・・・そばに母グマがいるはず。こっちはバイク。ダート。Uターンするほどの道幅が無い・・・母グマが出て来たら・・・終わりだ。逃げ場が無い。

息を呑み、小熊と見つめ合った数秒間。

小熊は道路脇の熊笹茂る森の中に駆け込んで行った。

写真!ヒグマの写真!と想いバイクを進める。だがしかし、間に合うはずもなく、駆けていく小熊の後ろ姿を見送ったのであった。

わぁ・・・熊に会っちゃった・・・わぁ。

何事も無くて良かったと、ホッと胸を撫で下ろしながら・・・熊に会っちゃったなぁ・・・俺も熊に出会っちゃった一人に加わったなぁ・・・と、感慨に耽りながらバイクを走らせるのであった。

写真は、カムイワッカの滝。流れている水は、全部、強酸性の温泉です。
温泉が流れる滝を、裸足になって、上流まで上って行けます。
カムイワッカまでの道のり・・・浮き砂利ダート11キロ。オンロードバイクには少々きついダート路。

転ばなかったし、ヒグマにも襲われなかったし・・・行って良かったなぁ。

今日は、そんな一日でした。

斜め牧場の夜。

2012-10-05 22:16:37 | Weblog
今日は標茶町にいます。しべちゃと読みます。
多和平。360度の地平線が見える牧場のレストハウスに併設されたキャンプ場です。
通称斜め牧場。キャンプ場のサイトの99パーセントが傾斜しています。傾斜の緩い箇所を見つけるのは、容易いことではありません。
安眠するには平地が必要。・・・このキャンプ場で、安眠するのは・・・とても難しい。

今日選んだ場所は、比較的傾斜が緩やか。・・・でも、実際寝てみると、横にコロリンと転がってしまいそうな、微妙な傾斜がついている。それくらいの傾きは、我慢するしかないのです。

それでも、ここでキャンプをする価値はあるのです。
地平線が見える場所の空は広い。完全半球体の天空の幕がここにはある。この全部に星を散りばめたら、どうなってしまうのだろう?・・・そんな想像を巡らせるだけで、ワクワクしてくるのです。

実際に星は見えたのか?

今日は月が明るい。空も若干ガスっている。雲も多い。時折星が少し見えるものの・・・満天の星空、とはならない。
うまくはいかないものです。

それでも、薄曇りの星空を眺めていると・・・空の半分を渡って行くような流れ星が見えたりします。

曇っていても流れ星は見えるんだなぁ・・・
そんなことを想いながら、寒さに襟を立てる、多和平の夜なのです。

湖ばかりが何故モテる?

2012-10-04 22:16:19 | Weblog
今日は屈斜路湖。弟子屈の和琴半島湖畔キャンプ場にいます。

いつもは、水を打ったように静かなこのキャンプ場。今日は・・・風が強い。風の音と波の音が混ざって、賑やかというか・・・うるさい。

今日は、よく歩いた。朝6時半に出発したのに、230キロしか走っていない。つまり、歩いている時間が長かったということになる。

オンネトー湖。エメラルド色の湖。太陽の光の加減で色を変える。
以前行ったことがあるのだが、通り道だったので、再び立ち寄ってみた。
エメラルドグリーン・・・の湖だ。

北海道では、湖がやたらともてはやされているような気がする・・・。
とりあえず湖を見ておけば間違いない・・・的な風潮がある。気がする。
まぁ、なんとなく行っちゃうんだけど、見ちゃうんだけどね。

僕は、湖にはそれほど興味をそそられないみたいで・・・湖の看板の所で写真を一枚撮って、はい次!という気分になってしまうようだ。

オンネトー湖もしかり。
写真を何枚か撮って、はい次は何処へ行くかな?と地図を見た。

気になる文字を発見。

「湯の滝」。

オンネトー湖の先から徒歩で森に入り、30分ほどで着くと書いてある、。
オンネトーまで上ってきて、これだけで帰るのも・・・。
湯の滝ってのがどんなものなのか、ちょっと確かめてやろうではないか。



知らない場所は山ほどあるな。

2012-10-03 20:04:13 | Weblog

いやしかし・・・秘湯っていうのは、いいもんですな。
やっぱり、秘湯っていうのは、無料だと尚更秘湯感が増しますな。

多分、人が秘湯って言うのは、行くのが大変だったり、あまり知られていなかったり・・・まぁ、きちっとした定義なんて無くて、人それぞれの解釈と感覚で語られるんどけど・・・。
たまに教えてもらう秘湯ってのが、温泉宿のお湯だったりして、泊まらないと入れなかったりすると・・・なんとなく秘湯感が薄れるっていうか、なんというか。

然別峡、鹿の湯。
秘湯感満載でした。

小道を進んでいくと、河原に出る。向こうに見えるのは・・・湯船。岩で作った湯船。ワオ。川の流れは急である。急流のすぐ脇に、湯船。ワオ。

キャンプ場が閉鎖されて、管理者がいなくなったため、お湯に入ると苔が舞う。でも・・・そんなのは気にならない。
寒い中、一時間バイクを走らせ。人影のない林の中をトコトコと進み、誰もいない河原の湯船、熱いお湯に浸かる。・・・なんともいい気分だ。そして、上流下流共に、絶景である。

鹿の湯、地図にも載ってるし、キャンプ場のすぐ奥にあるし、先に言った秘湯感とは少しずれているような気もするが・・・。

来た時期が良かったのか、なんなのか・・・秘湯感は満載なのだ。
然別峡に、何も無いこと。然別峡で道が行き止まりになること。つまり、何かのついでに来られる場所ではないこと。秘湯が好きな人しか来ないこと。・・・そんな感じかな。

心身共に温まるまでお湯に浸かり、景色に浸り・・・結局半日、こんな山奥で過ごしてしまった・・・というわけでした。