ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

スズメバチの女王を捕らえたよ。

2020-04-27 01:51:25 | Weblog



畑である。草をむしる。地べたに這いつくばって草をむしる。10年前の自分だったら考えられない。なぜ地べたに這いつくばる?それはね、そこに草が生えているから。

軽トラがやって来る。こーの爺である。ちょこちょこと僕の畑へやって来るコーノ爺である。
コーノ爺は、僕の願いをなんでも叶えてくれる。
耕運機が壊れたと僕が言うと、僕の耕運機をどこかへ持って行って直してきてくれる。
チェーンソーが壊れたと僕が言うとら僕のチェーンソーをどこかへ持って行って直して持ってきてくれる。もちろん、有料で。
肥料を作るために珈琲カスが欲しいと僕が言うと、知り合いの喫茶店から珈琲カスを貰ってきてくれる。
ウコンの苗や、パンダ豆の種や、ゼンマイの苗を持ってきてくれる。

軽トラに乗ってコーノジーがやって来た。久しぶりである。

コーノジーとよもやま話。雑談。世間話。

話がコロナウィルスの話になる。
やれ隣町でも感染者が出たとか、隣の隣の町でも感染者が出たとか・・・。

そこで、僕はハッとする。

あっ、コーノジーは一日中色んな人のところを回ってウロウロと過ごす人じゃん!もしかしたら、コロナウィルスに感染してるかもしれないじゃん。

そう思ってしまうともう怖い。
コーノジーとの距離を少し開ける。さりげなく少し開ける。

それからしばらく話していたのだがね、二人して同じことを思っていたのかもしれなくてね。
僕もコーノジーもジリジリと二人の距離を開けていくものだからね、最終的に5メートルくらいの距離が開いちゃってね。5メートル離れると、もう会話をしていることが不自然になってしまってね。

最終的に、コーノジーが「じゃ、お互いに気をつけましょう」なんて言っちゃってね、帰って行ったんだよ。

人と人との関係を、こんな風にしてしまうコロナウィルス。怖いよねぇ。

世界はどうなってしまうんだろう?

せめて、無能過ぎる政府に、救世主が現れてくれたりしたら・・・いいのになぁ。

とかね。

アスパラガスの芽が出たよ。

2020-04-22 18:22:00 | Weblog


熱があって、リンパ腺が腫れて、耳が腫れて痛いのに、総合病院は診てくれない。
総合病院でお勧めされたさらに大きな総合病院へは、車で1時間。巨大な病院なので、予約をしていても一日がかりになる。待たされて待たされて、ただただ待たされて・・・。このご時世である。待たされている間にコロナウィルスに感染する確率は低くはない。嫌なのである。

最初から決めてました。隣町の駅前にある耳鼻科。最初から調べていました。隣町の駅前にある小さな耳鼻科。

解熱剤を飲んで、熱が下がっている間に、車でビューン。15分。

受付で、症状を告げて問診票を書く。

このご時世である。診察室のドアも待ち合い室の窓も開け放たれている。
患者さんはほぼいない。待たされている間、少しだけ緊張した。

・・・診てもらえるかなぁ?

呼ばれた。座った。問診された。耳を診られた。先生は言った。

「耳、触った?」

触ってません。いや、耳くらい触るだろ?えっ?耳って触っちゃいけないの?
でも、言った。触ってません。

「触ったでしょ?」

えっ?だからぁ、触っちゃいけないの?耳?僕は言った。うーん・・・触ったかなぁ?

「触ってるよ。ほら、傷があるもん」

えっ?傷があるの?そうなの?ということは触ったってことだけど、耳って触っちゃいけないの?僕は言った。耳掻きとか、ちょっとしたかなぁ?

「ほら、触ってんじゃん。触らないでよ、耳」

えっ?そうなの?耳?耳掻きとか?ダメなの?ほんとに?知らなかったなぁ。僕は言った。耳掻きとかダメなんですか?

「ダメだよ」

みんな、僕は言っておくよ。金輪際、耳かきはしないようにね。先生からの伝言だからね。

そして、先生は言った。

「バイ菌が入ったんだね」

僕は言った。今は耳が腫れてるけど、最初は首のリンパ腺が腫れたんですよ。原因は耳の傷なんですか?

「だって、耳に傷があるんだもん」

まあなぁ。

「抗生剤、出しておくから。四日分。なくなる頃に、また来て」

そう。抗生剤。それが欲しかったんです、先生。自力で直せないので、仕方ないから抗生剤。極力飲みたくはないが、ここぞという時の抗生剤。色々な細胞を殺してしまいそうな気がするけれど、悪いウィルスやバイ菌をやっつけてくれる抗生剤。

実のところ、首のリンパ腺から始まった腫れは、左耳の後ろへ回って、そのあとで右耳の後ろのリンパ腺へ回って、最終的に左耳が赤くなって腫れたという経緯がある。つまり、どう考えても左耳の傷が原因だとは思えない。つまり、ちょっと腑に落ちないところはある。だがしかし、そんなことはいい。大した問題ではない。今、大事なのは抗生剤。原因が何であろうと抗生剤。

その日から四日間、抗生剤をきちんと飲んだ。きちんと飲んだ以上に飲んだ。四日分を三日で飲んだ。6時間ごとにね。

二日目に完全に熱が下がって、三日目には耳の腫れが治まった。四日目に完治。

四日目。完治はしたのだが、いざという時に抗生剤があると助かるような気がしたので、再び耳鼻科へ行った。臨時休診だった。その後耳鼻科へは行っていない。

そんなわけで、コロナ疑い、のち、耳の傷からバイ菌。つまり、コロナくん疑い、のち、耳からバイキンマンの話はお終いなのである。

心配してくださったみなさん。ご安心を。
心配して、電話をくれたぎょいにー、ありがとう。

僕は元気です。

電話代千二百円。

2020-04-18 22:03:00 | Weblog


隣町に日赤がある。日本赤十字病院。

コロナくんじゃないとしても、発熱の原因がわからずにたらい回しにされても困るので、大きな病院の方がいい気がする。総合病院。紹介状がないと余計にお金を取られるけどね。

狙いは耳鼻科。内科よりも耳鼻科。だって、リンパ腺と耳が腫れてるから。

ちょっと考える。総合病院の中でたらい回しにされたらどうしよう?
このご時世、たらい回しにされている間にコロナに感染しないとも限らない。

まぁ、このご時世だ。コロナ蔓延パンデミックのご時世だ。診てもらてるとも限らない。

電話してみよう。そうしよう。なんといったも、こっちには「あなたはコロナではありません」のお墨付きがあるのである。

電話。トゥルルル。どうしました?

ことの次第を話す。症状を話す。もちろん、熱が四日間出たことも話す。コロナではないというお墨付きをもらったということも話す。

受付の人が言う。

「内科に聞いてみますので、お待ちを」

結構待たされた。保留音7ターンくらい。

「内科に聞いたら、内科ではなさそうだということなんで、耳鼻科に聞いてみますね。少々お待ちを」

すごく待たされた。全部で30分くらい。保留音を聴くのが辛くなるくらい。

受付の人が申し訳なさそうに言う。

「あのぉ、うちの病院では・・・ちょっと・・・無理」

えっ?なんて?

「内科も耳鼻科もうちではわからないと・・・」

えっ?なんで?リンパ腺が腫れただけなのに?えっ?なんで診てくれないの?うそ?

僕は言う。

いや、あの、リンパ腺が腫れたんで、ちょこっと診てもらって、抗生剤を出してもらえば済むような話だと思うんですけど・・・僕はそう思ってるんですけど。

受付の人は言う。

「いや、先生がうちでは診られないと言っているので・・・埼玉医大辺りに行ってみてはどつですか?」

えっ?なんでなんでなんで?まぢで言ってんの?まぢで?

そんなわけで、僕は診てもらえなかった。病院内でたらい回しにされるのではなくて・・・受け付けてももらえなかった。

これが、このご時世の現実か。

熱が下がらない。
左耳が真っ赤に腫れて痛い。
どうすればいいんだ?

つづく。

このお墨付きが目に入らぬか

2020-04-11 12:26:00 | Weblog





6時間ごとに解熱剤を飲む。熱さえ下がれば・・・。

次第に解熱剤が聞いてくる。37度台まで下がる。解熱剤の効果が消える。38度5分まで上がる。

時々36度台まで下がる。38度まで上がる。

これを繰り返し続け、とうとう四日が経過した。

コロナの条件クリアなのである。発熱が四日続く場合なんちゃら・・・。

うへぇ!おれ、コロナかも。コロナかも。やべぇじゃん。コロナじゃん。うへぇ・・・。

とは思わない。だって、咳、出ないし。コーラ、美味しいし。どこも痛くないし。

しかし、コロナを疑われることは間違いない。だって、四日間の発熱。時々高熱。

とりあえず、全然熱が下がらないわけだから、身体に問題があるのは間違いない。自分でできる事はやった。でもダメだった。そうなると、病院で診てもらわねばならない。

五日目。左耳が真っ赤になった。腫れている。リンパから毒が回ったのかもしれない。左耳が痛い。相当痛い。

発熱したからな・・・一応、手順を踏むか・・・となる。

埼玉県のなんちゃらサポートセンター。コロナの相談をするところ。

電話した。

ひどいと思う。相当酷い。
電話、有料。しかも、0570のやつ。「・・・秒毎に・・・円かかります」ってアナウンスされるやつ。

プルルルルっと鳴って、「たまいま混雑しております」となる。

すげぇ待たされる。10分とか。どんどん課金されていくやつじゃん。

そういうの、いいのか?と思う。

まぁ、仕方がないので待つ。ずっと待つ。

で、繋がる。

どうしました?と聞かれたので、事の次第を話す。

即答される。

「君はコロナじゃないよ。検査は要らないよ。普通の病院へ行きなさい」

即答よ。

コロナじゃないと言われて安心する反面、「こんなんで大丈夫なのか?」と思う。

やはり、決めてはこの質問だった。
「最近、海外は行きましたか?」
「行ってません」
「じゃあ、コロナじゃないです」

市中感染バリバリのこの状況下、まだそんな事だけで判断してしまうのか?そんなんでいいのか?

という事だよね。

ダメだな・・・と思った。こりゃあ、感染は止まらないな・・・と思った。

それはそうとして、とりあえず、お墨付きはもらった。コロナではないというお墨付き。手順は踏んだ。

さぁ、病院へ行こう。僕はコロナくんじゃない。

つづく。

これは何の花?

2020-04-07 00:49:50 | Weblog



先週の日曜日の午後、少し怠くてね、眠った。
夜、目が覚めたら、熱があった。

この時期に熱はヤバい。このタイミングで熱はヤバい。

コロナ?コロナなのか?おれ、コロナくん?

がしかし、コロナをどこかから貰ってくるような生活はしていない。コロナのわけがない。ははは。がしかし、コロナはとこに潜んでいるかわからない。なぜならば、コロナはウィルスだから。布マスクの網目なんぞ容易に潜り抜けてしまうウィルスだからね。

熱がドンドン上がっていく。39度まで上がった。

自分の中のコロナ感が、熱とともに上昇していく。

首のリンパ腺が腫れている。耳の後ろの方まで腫れている。

コロナの症状に「リンパ腺が腫れる」というのがあるのかないのかはわからないが、どちらにせよ、コロナにかかれば「そういう症状のコロナもある」と言われてしまうに違いない。

去年の一月に熱を出した。「インフルエンザじゃない?」と言われた。
いや、インフルエンザではない。だって、高熱は出ていない。すると、「最近は熱の出ないインフルエンザもある」と言われた。
いや、インフルエンザではないと思う。だって節々も痛くないし、インフルエンザの症状はない。すると、「最近はそういう症状のないインフルエンザもある」と言われた。
もう、何がなんだかわからない。もはや、何がなんだかわからない。そういうのが一番怖い。そんなことを言われたら、ただの風邪なのに、心はインフル。ただの風邪なのに、心の中にはインフル蔓延。
治るものも治らないっつーの。

話はコロナに戻る。

翌日。熱は下がらない。
不思議なことに、リンパ腺が腫れて熱があるということ以外に、身体の不調はない。
つまり、喉もいたくないし鼻水も出ない。あるのは発熱の怠さだけ。

冷蔵庫にしまってあるとっておきの解熱剤を飲むことにした。普通は一錠のところを特別に二錠。熱が下がれば、こっちのものだ。とにかく熱を下げたい。

数時間後・・・そろそろ薬が効いたかな?

やっばー!
全然熱が下がらないじゃーん。
39度。

続く。