ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

理想と現実。

2021-08-14 01:56:00 | Weblog



翌日、蜂の巣箱の見回りにへ。もちろん大スズメバチのチェック。もちろん、今日も短パンとタンクトップで。

到着するなり蜂箱の巣門の前でホバリングする大スズメバチ一匹を発見。

最早、ここは、大スズメバチの餌場になってしまったようだ。まいった。

シャッシャッシャと虫取り網を振って、大スズメバチを捕獲。足でズリズリして半死半生状態に。これ、結構残酷だなぁ。半死半生の大スズメバチをペッタンにペッタン。
なぜだろう?昨日ペッタンにくっつけた四匹の大スズメバチが消えている。なぜだろう?半死半生な上に、ネバネバのノリがカラダにベッタリとくっついているのに。。。鳥が食べたのか?わからない。謎。

ミツバチは、一匹も巣の外へ出てこない。大スズメバチが巣門の前でホバリングをして、巣門から出てきたミツバチをパクりと捕らえる。だから、出てこないのだろうと思われる。怖いから。
中を覗くと、ミツバチの数は半分以下になっている。半分以下でも、まだ相当の数のミツバチがいる。女王蜂が殺されていなければ、また増えるはず。
でも、昨日の段階で、大スズメバチに巣の中に侵入されていたわけだから・・・。

最近知り合った、ニホンミツバチの権威みたいな人がいて。その人はなかなかすごい人なのだけれどね。その人が言っていた。
「大スズメバチを殺しちゃダメだよ。彼らも自然の一部なのだから」

わかるんだけどね。言っている意味は。「そうですよねぇ!」と言いたいところなんだけどね。
可愛いミツバチちゃんの巣箱の巣門をガリガリに齧られて穴を開けられて、巣箱の中へ侵入されて、成虫も幼虫も卵も食い尽くされて、全滅させられちゃうという現実を目の当たりにするとね・・・。なかなか難しいですよね。

ちなみに、今回被害に遭った蜂箱に入っているのは、ニホンミツバチではなくてセイヨウミツバチなんだよね。

では、次回はセイヨウミツバチの話を。じゃあ、また。

天敵現る。

2021-08-12 01:30:00 | Weblog



スズメバチってのがいてね。知ってる?スズメバチ。
スズメバチにも色々あって、最強なのがオオスズメバチ。

大スズメバチの前ではキイロスズメバチなんてのはチビ助に見えるくらいデカい。顔も怖い。

刺されたら、きっと、相当痛い。顔が怖い。
ミツバチのお尻にある針は、一度刺すと抜けてしまい、ミツバチは死んでしまう。つまり一撃必殺仕様。命がけで刺すわけである。
大スズメバチの針は刺しても抜けない。つまり、一匹が何度でも何箇所でも刺す。刺しまくる。だから被害が大きいということらしい。
大スズメバチは大きい。大人の男の親指くらいの大きさでブーンと飛んでくる。そして顔が怖い。

今日の昼間、瓦屋の親方から電話があった。
「蜂の巣箱にスズメバチが出入りしてるよ。」

大概、いや、僕が知る限り、ミツバチがスズメバチの被害に遭うのは秋である。

水着に着替えて、足をちっちゃなプールに浸けながら、本でも読もうと思っていたところだったのに・・・急遽出動するのである。スズメバチ退治に。

虫取り網を片手に蜂の巣箱を置いてある場所へ駆けつけた。

なんと、なんと、スズメバチの大群が・・・巣箱の周りに。いや、巣箱の中に・・・。「うそ?」と僕はつぶやく。

キイロスズメバチが数匹、巣箱の周りをウロウロしている、くらいに思って来たのだけれど、そこにいるのは大量の大スズメバチ。
キイロスズメバチが数匹、巣箱の周りをウロウロしている、くらいの気持ちで来たので、僕は短パンとタンクトップ。素足にサンダル。これ以上ないってくらいの夏仕様。

うへぇ!と叫びながら、虫取り網を振り回すのである。地上最強のハチ、大スズメバチの群れを相手に、短パンとタンクトップで虫取り網を振り回すのである。
一匹捕らえると、網ごと足でグリグリと踏み潰して大スズメバチをやっつける。捕らえては踏み潰してやっつける。

スズメバチってのは、瀕死になるとフェロモンを放出して仲間を呼ぶ習性がある。だから、とても危険なのである。一匹捕らえてグリグリと踏み潰している間の僕は無防備なのである。短パンだし、タンクトップだし、ほぼ裸足だし。でも、そんなことは気にしちゃいられないのである。
まずは巣箱の周りの大スズメバチを全部捕らえなければ。そして、巣箱の中に入っている大スズメバチを追い出して捕らえてグリグリとしなければ。

ミツバチちゃんたち、怖いだろうな。可哀想だな。だって、大スズメバチはミツバチの20倍くらいの大きさなんだもの。3センチほどの木を強靭なアゴでかじりまくって穴を開けて巣の中へ侵入して、成虫と幼虫も卵も全部、ハチダンゴにされて巣へ持ち去られてしまうんだもの。

虫取り網一本、短パンタンクトップで戦う僕を見て瓦屋の親方は言った。

「さすがだねぇ」

さすがなのか?

とりあえず、全部捕らえた。そして家へ戻った。

蜂の巣箱の修復に必要な道具を持って、また巣箱へと戻った。

また大スズメバチが群れを成して飛んでいた。

また捕らえた。
今度はグリグリした後で、ネズミトリペッタンに貼り付けた。フェロモンで集まった大スズメバチが根こそぎペッタンに付くという仕掛け。

大スズメバチのアゴで破られた蜂の巣門に金属の板を取り付けた。
秋になる前にやらなきゃな、と思っていたのだけれど、やる前に襲われてしまった。

明日も見回りに行かないとだなぁ。

それと、刺されなくてよかったなぁ。
意外と刺さらないもんだなぁ。
全然怖くなかったなぁ、大スズメバチ。